バイクの慣らし運転がぜんぶわかる!失敗しないやり方と手順【簡単】

バイクの慣らし運転がぜんぶわかる!失敗しないやり方と手順【簡単】

新車のバイクは慣らし運転が必要って聞くけど、実際どうすればいいの? 間違えて大切な愛車を傷つけたくないし、正しいやり方を知りたい! 初心者でも絶対に失敗しないやり方と注意点を教えてほしい!

こんなお悩みを解決します。

本記事の内容

  • 慣らし運転とは?意味・理由・効果・期間
  • バイクの慣らし運転の正しいやり方と手順
  • 間違えるとこわい!慣らし運転の注意点4つ

本記事の信頼性

ふるけん
ふるけん

この記事を書いている僕は、2019年夏に新車でバイク(MT-07)を買って慣らし運転を行いました。実際に、本記事で紹介する方法で慣らし運転をして、エンジン性能を100%引き出せるベストな状態に仕上げました! 2021年春時点で総走行距離3万キロを超えましたが、何のトラブルもありません。

注意点を守って正しく慣らし運転することで、誰でも簡単に、大切な愛車の寿命を延ばし長く乗り続けられるようになりますよ。

簡単に読めるので、慣らし運転で失敗したくない人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

慣らし運転とは?意味・理由・効果・期間

本題に入る前に、慣らし運転の概要について、少し説明しますね。

意味・理由・効果・期間について、簡単にまとめます。

  • 意味:新車購入直後の高負荷走行を避けること
  • 理由:エンジン内の部品をよくなじませるため
  • 効果:バイクの寿命を延ばすことができる
  • 期間:1000km走行時までか納車後1か月まで

意味:新車購入直後の高負荷走行を避けること

バイクの慣らし運転とは、新車購入直後の高負荷走行を避けることです。

具体的には、エンジン回転数を高回転まで回さずに抑えながら、車両に高負荷をかけずにやさしく乗ってあげます


購入したバイクの取扱説明書を見ればわかりますが、そこには慣らし運転について必ず記載があるはずです。つまり、メーカーが「新車には慣らし運転が必要」と言っているのです。

最近のバイクに慣らし運転が必要ないはウソ?その効果とメリット・デメリットを紹介

では、なぜ慣らし運転が必要なのでしょうか?意外と知られていない、その理由についても触れます。

理由:エンジン内の部品をよくなじませるため

慣らし運転が必要な理由は、エンジン内部等の各部品を互いによくなじませるためです。

エンジンは金属部品のかたまりで、無数のパーツが組み合わさっています。

しかし、高精度に組まれている部品同士も、製造直後はまだよくなじんでいないものです。また、各部品にはバリ(加工後にできる突起やギザギザ)が発生しています。

そのため、最初のうちは穏やかにエンジンを動かすことで、各部品の角を取りながら徐々になじませていく必要があります。

こうすることで「あたり」がついたエンジンになり、本来の性能を十分に引き出すことができるようになります。

もし慣らし運転をせずにいきなり高回転まで回してしまうと、金属がエンジン内部を傷つけてしまうことになるので注意してください。

大切な愛車のエンジンに傷をつけるようなことは、絶対に避けたいですよね。

ふるけん

効果:バイクの寿命を延ばすことができる

慣らし運転をするよい効果として、バイクの寿命を延ばすことができます。

各部に「あたり」がついてしっかりとなじんだエンジンは、本来の性能を引き出せ、高回転や長期使用にも耐えることができます。

バイクの心臓部であるエンジンが長持ちすれば、当然バイクの寿命も延びます

慣らし運転をちゃんとやることで、5万キロも10万キロも走るような元気なエンジンを手に入れ、愛車の寿命を延ばしましょう!

ふるけん

期間:1000km走行時までか納車後1か月まで

そんな慣らし運転ですが、いつまで続ける必要があるかというと、一般的に「走行距離1000キロまで」か「納車後1か月」です。

なぜかというと、新車購入後には必ず初回点検というものがあり、このどちらかのタイミングで初回点検をすることになっているからです。

この期間を長いと感じるか短いと感じるかは人それぞれでしょうが、大切な愛車をじっくりと育てていく期間と考えれば、楽しい時間になりますよ。

実際、僕は初めての慣らし運転だったので、ある種の儀式のようなものだと考え、「慣らしの儀」と呼びながら日々楽しんでいました(笑)

ふるけん

バイクの慣らし運転の正しいやり方と手順

いよいよ、慣らし運転のやり方について解説していきます。

  • 手順①:「急」のつく運転を避ける
  • 手順②:指定回転数以下で走行する
  • 手順③:不要な空ぶかしはしない

手順①:「急」のつく運転を避ける

まず大原則として、急のつく運転をするのは避けましょう。

具体的には、以下の3つの急を避けてください

  1. 急加速しない
  2. 急ブレーキしない
  3. 急旋回しない

このような急のつく運転は、バイクに高負荷を与えてしまいます。スロットルをじわっと開ける、ブレーキをじわっとかける、バイクを寝かさずにゆっくり曲がるなど、丁寧な操作を心がけましょう。

難しく考える必要はなく、教習所で習ったような基本の操作を実践すればいいのです。

ちなみに、慣らし運転はエンジンだけでなく、その他のパーツも対象としています。

タイヤとホイール、チェーンとスプロケット、ブレーキパッドとディスクローター、サスペンションなど様々なパーツも、慣らし運転中に徐々に部品同士が馴染んであたりがついていきます

そうした全体のパーツ一つひとつに意識を向けていけば、運転も自然と丁寧なものになるはずです。

バイクタイヤの皮むきの方法は?失敗なく誰でもできる簡単な手順を解説 バイクタイヤの皮むきの方法は?失敗なく誰でもできる簡単な手順を解説

タイヤの皮むきと慣らしについては、上記の関連記事が参考になります。

負荷のかかる運転は控え、3つの急=「三急」を避けた運転を心がけましょう。

ふるけん

手順②:指定回転数以下で走行する

慣らし運転中は一般的に、レッドゾーンの半分程度の回転数に抑えることとされています。

例えば、レッドゾーンが10000rpmだとしたら、5000rpm以下に抑えて走るということですね。

具体的には、購入した車両の取扱説明書に、慣らし運転中の回転数について記載されています。その数値を確認したうえで、メーカー指定の回転数以下で走行するようにしましょう

瞬間的に、指定回転数を多少超えてしまっても問題はないので、あまり神経質になりすぎる必要はありませんよ。

ふるけん

手順③:不要な空ぶかしはしない

ギアがニュートラル時にアクセルを開けるなど、不要な空ぶかしは避けましょう。

慣らし運転では、エンジンに高負荷をかける走行を避ける必要がある一方で、適切な負荷をかけてあげる必要もあります。


空ぶかし=ギアが空転している状態ですから、エンジン各部に適切な負荷がかかりません。また、スプロケットもチェーンも回っていないので、駆動系にも適切な負荷がかかりません。

マフラーを社外品に変更した場合など、空ぶかしして排気音を楽しみたい気持ちもわかりますが、慣らし運転中は不要な空ぶかしはしないほうがいいです。

以上、慣らし運転の正しい手順3つについて解説しました。

まずはこの手順を守って走行することが基本となりますが、実はその他にも知っておくべき注意点があります。

ふるけん

間違えるとこわい!慣らし運転の注意点4つ

慣らし運転で間違えると怖い注意点とは、以下の4つです。

  • ①じっくりと時間をかけること
  • ②極端な短距離走行は避ける
  • ③各ギアをまんべんなく使うこと
  • ④回転数を段階的に変化させる

この注意点を知らないと、「ちゃんと手順を守っていたつもりが、慣らし運転に失敗してしまった…」ということになりかねません

誰だって、慣らし運転に失敗して愛車の寿命を縮めるようなことはしたくないですよね。

以下で一つずつ解説していくので、確認してみてください。

①じっくりと時間をかけること

慣らし運転には、じっくりと時間をかけましょう。エンジンの各部品がなじむのは、一朝一夕にはいきません。

バイクは、乗って降りる度にエンジンが温まったり冷えたりします。

エンジン内部はこうした温度変化も想定して設計されているので、温→冷→温→冷を繰り返すことで各部がなじんでいきます

そのため、1回で長距離を走るのではなく、何日もじっくりと時間をかけたほうが、慣らしの効果は高まります

1日の走行距離を100km以内に抑えることを目安に、数週間~1か月程度かけて慣らしていきましょう

SNS等で「2日間で1000km走ったから慣らし終了!」などの投稿を見かけますが、こうした極端な乗り方は避けたほうがいいですね。

ふるけん

②極端な短距離走行は避ける

前述のとおり、エンジンの温冷によっても各部がなじんでいきます。

5分程度のチョイ乗りしかしないなど、極端な短距離走行では、エンジンが温まらず冷えた状態のままになってしまいます

極端な長距離走行もよくないですが、街乗りであれば1回あたりの運転で15km程度以上は走るようにしましょう。

③各ギアをまんべんなく使うこと

慣らし運転中は、各ギアをまんべんなく使って1000km走りましょう

エンジンにはトランスミッションと呼ばれるパーツがついていて、その中にはギア(歯車)がたくさん入っています。例えば、6速MT車であれば、1速~6速分までの歯車が入っています。

すべてのギアを平均的に使えるように、回転数と走行スピードを意識しながら、適切にシフトチェンジする必要があります。

排気量の小さなバイクであれば、街乗りですべてのギアを使いきれるかもしれません。しかし、パワーのある大型バイクなどは、街乗りで6速まで入れるシーンなど皆無です

そのような場合には、街乗りでは1速~3速、高速道路では4速~6速」のような乗り方でうまくギアを使ってあげましょう。ツーリングの行きは下道を、帰りは高速を使えば簡単にこうした走りができますよ

「慣らし運転中に5速や6速をほとんど使わなかった…」などとならないように気を付けましょう。

ふるけん

④回転数や加速感を段階的に変化させる

指定回転数以下で漫然と走るのではなく、段階的に回転数や加速感をあげていくなどメリハリをつけて走りましょう

例えば、指定回転数が5000rpm以下だとしたら、最初の100kmまでは3000rpm以下、次の100kmまでは4000rpm以下…などです。

このように、使用する回転数を変化させていき、エンジンへの負荷を徐々に上げていくことで、慣らしの効果は高まります

また、急のつく運転を避けながら、加速感を徐々に強めていくことでも負荷を上げることができます。具体的には、スロットルの開け方を「じわーーっと」→「じわーっと」→「じわっと」という風に、段階的に変化させます。

繰り返しますが、くれぐれも急加速はしないでくださいね。アクセルを「ガバっと」開ける、いわゆるガバ開けは厳禁です

これらの他に、メーカー・車種別の注意点等もありますよ。こちらは発展的内容になりますが、気になる人はチェックしてみてくださいね。YZF-R1の特殊な慣らしについても紹介してます。

ふるけん

4大バイクメーカーでこんなに違う!?人気車種別に見る慣らし運転のやり方【取説紹介】

まとめ:正しいやり方で愛車の寿命を延ばそう!

今回は、バイクの慣らし運転の正しい手順と注意点について、解説してきました。

初めてバイクを買った初心者でも、本記事で紹介した手順と注意点を守って慣らし運転をすることで、あなたの大切な愛車の寿命を延ばし、長く乗り続けられるようになりますよ。

また、エンジン本来の性能を十分に引き出せ、よりライディングを楽しめるようにもなりますよ。

最初はいろいろと意識するのは大変だと思いますが、愛車との対話を楽しむ時間だと思って、じっくり取り組んでいきましょう。

まとめ
  • 慣らし運転とは新車購入直後の高負荷走行を避けることで、1000kmまたは1か月の間行う
  • 慣らし運転をすればエンジン内の部品がよくなじみ、車体の寿命を延ばすことができる
  • 慣らし運転は次の3つの手順で正しく行う
    • 急のつく運転を避ける
    • 指定回転数以下で走行する
    • 不要な空ぶかしはしない
  • 次の4つに注意しながら失敗を避ける
    • 短期間で終わらせずじっくりと時間をかける
    • 極端な短距離走行は避ける
    • 各ギアをまんべんなく使う
    • 回転数や加速感を段階的に変化させる

この手順に沿って、ぜひ慣らし運転を成功させてくださいね。


慣らしが終わる頃には、ホイールなど車体各部の汚れが少し気になってくるはずです。せっかくの新車をキレイに保つために、次の「フクピカ」のような洗車シートで愛車をキレイに拭いてあげましょう

ツーリング先でのちょっとした汚れも、これ1枚でサッと拭き取れます。

水なし洗車「フクピカ」12枚入り
いつでもどこでもサッと拭くだけ。特殊なシート素材を使っているので車体を傷つけず、ボディ・ガラス・金属面までこれ一つで、水無し洗車とWAXができます。1枚でバイク全体の汚れをふき取れますよ。

慣らし運転が終わった後にやるべきことについては、以下の記事で詳しく解説しています。慣らしが終わる頃にぜひチェックしてみてくださいね

バイクの慣らし運転が終わったらやるべきこと4つと失敗パターン3選【必見】 バイクの慣らし運転が終わったらやるべきこと5つと失敗パターン3選【必見】

また、首都圏在住ライダー限定ですが、おすすめ慣らし運転ルートを以下の記事で紹介していますよ。それ以外の地域にお住まいの人でも、東京遠征時に普通に楽しめるツーリングルートになっているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

東京都内で慣らし運転もできるツーリング・ドライブルート紹介 東京都内で慣らし運転もできるツーリング・ドライブルート紹介【マップ・写真あり】

2 COMMENTS

ミクマリ

取扱説明書にかかれているような内容で初心者向きでした。
実際に何台も自分で慣らしをされた経験等が知りたかったです。

返信する
ふるけん

>>ミクマリ様
コメントいただきありがとうございました。ご参考になったようで嬉しいかぎりです。確かにそうですね。次に新車を買ったときは慣らしの記録を取って、実践レポート記事としてアップしてみようと思います。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です