2022年GW、6日間のツーリングで関西一周を達成。ライダーなら一度は走りたい、絶景ロードをたくさん巡りました。そんな一生忘れられない感動の連続を、デジタル一眼で撮影した高精細な写真とともにレポート。モデルルートとしてツーリング企画に役立ててくださいね。
旅の3日目は、パワースポットとして名高い「若草山」と「高野龍神」エリアを走ります。
関西のバイク・クルマ好きが集まる絶景ロード「奈良奥山ドライブウェイ」、「高野龍神スカイライン」の走行レポートをお届けしていきます。地元で人気の絶品グルメも紹介。
それでは、関西を周遊する絶景ツーリング紀行のはじまりです。
(前回 Day2のレポート)
絶景ロード「奈良奥山ドライブウェイ」を走る
まずやって来たのは、観光有料道路の「奈良奥山ドライブウェイ」。桜や紅葉など、四季折々の美しさを楽しめる絶景ツーリングスポットです。
料金所~若草山頂に至る「新若草山コース」を走行
奈良奥山ドライブウェイは、新若草山コース、奈良奥山コース、高円山コースの3つのコースから成ります。
今回は、若草山頂を往復する新若草山コースを走ります。
青モミジのトンネルと新緑のシャワーで気分爽快
料金所から走り出すと、早速絶景ポイントを発見。青モミジのトンネルです。
新緑のシャワーを浴びて気分爽快!
しばらく進むと、新若草山コースの見どころポイント、「大仏殿ビュースポット」に到着。
国宝の東大寺大仏殿を展望する絶景ポイント。
ここは、春は桜でピンクに染まります。しばらく景色を楽しんだら、山頂に向かってさらに進みます。
道はヘアピンが連続するつづら折りになっていて、スピードはあまり出ません。
景色を楽しみながら山頂までのんびりと走る道です。
若草山頂から古都・奈良の絶景を一望
片道3.7kmの道のりの先に、若草山頂があります。
シカを発見!
タイミングがよければ、こんな感じで鹿(シカ)がいます。写真以外にも結構いて、10頭ぐらいはいましたね。
鹿を見るのもいいですが、本命は山頂からの景色。
こんな風に、奈良盆地を見渡せる素晴らしい眺望を楽しめます。
「おぉー!」と思わず声をあげてしまったほどの絶景。
この日は雲一つない快晴。古都・奈良の街並みを見下ろしながら、鹿もくつろぐのどかな絶景を満喫します。
遠くには、奈良と大阪を隔てる生駒山や金剛山などが見えます。若草山は標高342mと高くないですが、視界を遮るものがないので眺めがいいですね。
夜景もきれいなようで、新日本三大夜景の一つになってます。
山頂からの景色を堪能した後は、明日香村にあるパワースポットに向かいます。
とその前に、ちょっと休憩。
道の駅「針テラス」で小休止
国道369号を南下していくと、道の駅「針T・R・S(テラス)」があります。
ライダーに人気で、SNSでもよく見かけますよね。
レストランや土産物など、かなり充実している大型の施設。
バイク好きには、クシタニのショップがあることでも知られていますね。
この日も多くのライダーで賑わってました。
国道369号を進み、明日香村に到着。
古都のパワースポット「石舞台古墳」を観光
続いてやって来たのは、明日香村随一のパワスポ「石舞台古墳」。観光がてら、古代の神秘を感じます。
奈良観光といえばやはり古墳!
飛鳥時代を代表する日本最大級の方墳
奈良県明日香村には、「高松塚古墳」や「キトラ古墳」など、教科書に載っているような有名古墳が集中しています。
その中でも、石舞台古墳は筆頭格で、謎の巨大古墳として知られています。
この日も観光客でいっぱいです。
総重量2300トンの巨石を積み上げた謎の巨大古墳
巨大な石が積み上げられた石舞台古墳の総重量は、なんと2300トン!
方墳としては日本最大級のサイズを誇ります。7世紀はじめに築造されたと見られていて、当時力を奮っていた蘇我馬子の墓ではないかと言われています。
芝生でゆっくり休憩した後は、次なる目的地へと向かいます。
お昼時になってきたので、昼食タイム。
昼食:奈良県吉野郡の人気中華店で名物料理
明日香村からさらに南に下っていくと、国道169号沿いに美味しそうな中華料理店を発見。
「中華料理 萬盛 大淀店」です。
奈良・京都で複数店舗を展開している、人気中華店。
オーダーしたのは、酢豚定食。税込み980円とリーズナブルながら、ボリューム大です。
ここの名物は、なんといっても「ジャンボ唐揚げ」。全定食についてくる付け合わせです。
大きな唐揚げは2個あって、これだけでメインのおかずになりそう。巨大ながらも味は抜群で、揚げたて熱々とってもジューシー。
もちろん、メインの酢豚も本格中華の味わいで、かなり総合力の高い定食でした。
奈良っぽさは全くないですが、かなりおすすめです。
ちなみに、さらに安い800円未満のランチセットもありました。
お腹が満たされたところで、再び南へと進みだします。次なる目的地は、和歌山県。
国道168号を南下しながら、南紀の奥深い山々を進んでいきます。
途中で見つけた雲海景勝地。
絶景ロード「高野龍神スカイライン」を走る
やって来たのは、関西の代表的なツーリングスポット「高野龍神スカイライン」。
標高1000m級の尾根を行く絶景スカイライン。
関西屈指の絶景ツーリングスポット
高野龍神スカイラインは、高野山と龍神温泉を結ぶ全長約43kmの山岳道路で、関西屈指のツーリングスポットとして人気があります。
ブナなどの原生林が広がっていて、春には新緑、秋には紅葉の絶景を楽しめます。
まぶしいぐらいの新緑が美しい。
南紀の奥深い山並みを縦走する山岳ルート
もとは観光有料道路として開通したため、完全2車線の走りやすい道です。
「紀州の屋根」と呼ばれる南紀の奥深い山々を見渡す、展望のよいルート。比較的速度域の高い、中高速ワインディングを楽しめます。
ライダーが多く集まる、関西ツーリングの定番スポット。
名物「ごまさんスカイタワー」から大パノラマを展望
この道の最高標高は、ごまさんスカイタワーのある付近で約1300m。天空に向かって伸びる塔が、一際目立ちます。
名物となっているスカイタワーにのぼると、素晴らしい展望を楽しめます。
こんな感じで、深い山々を一望できます。
展望室にガラス窓がなければもっとよかったけど…。
タワーは、道の駅「ごまさんスカイタワー」の施設内にあって、売店やトイレなどもあります。
道の峠にあたるので、休日にはたくさんのバイク好きが訪れます。
この日もたくさんのバイク。
だいぶ日が暮れかかってきたところで、高野龍神スカイラインを走り抜け、今夜の宿を目指します。
海の近くにある御坊市のホテルに到着。
奈良から和歌山まで一気に走り抜けました。
3日目の走行距離: 310km
つづく