【図解】関西・近畿一周ツーリング費用を全公開!節約ポイントや予算内訳も紹介

【図解】関西・近畿ツーリング費用を全公開!節約ポイントや予算内訳も紹介

関西・近畿エリアの一周ツーリング、どれぐらいお金がかかるの? 実際の体験談や金額、節約テクニックも知りたい!

関西に初めてロングツーリングする場合、どれぐらいの費用が必要なのか悩みますよね。

この記事では、誰もが気になる旅の予算に関する情報を、実体験に基づきまるっと全て公開します。

ずばり僕の場合、首都圏を出発する6泊7日の旅に、91,851円の費用が必要でした

なぜこうなるのかについては、グラフや表を使いながら、徹底的にわかりやすく解説していきますよ。

ふるけん
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2022年のGWに関西一周を達成しました。その時に使ったお金を細かく公開します。旅中の出費は家計簿アプリで正確に記録したので、100%リアルな情報です。これから旅を企画する人には、必ず参考になりますよ。

この記事を読むだけで、関西・近畿ツーリングに必要な費用のことがぜんぶわかりますよ

6泊7日のツーリングにかかった費用をすべて公開

ふるけん
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ここでは、首都圏(東京)から出発した僕のケースで解説していきますね。

2022年最新実例:総額で9.2万円!

6泊7日の関西一周ツーリングにかかった全額費用は…

合計 91,851円

この費用を高いと感じるか安いと感じるかは、人それぞれだと思いますが、総額だけを見てそれを判断するには早すぎるので注意してください

ふるけん
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急いては事を仕損じます。これにはちゃんと理由があるので、最後まで確認してみてくださいね。

ポイントは後で解説していきますが、大事なことは…

費用の内訳を踏まえたうえで、自分の場合はどれぐらいお金がかかりそうか?

これを意識したうえで、実際にシミュレーションすることです。

ふるけん
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シミュレーションについては、以下の関連記事で詳しく解説しています。出発地がどこでも、これで予算を立てられますよ。

関連記事:ただいま準備中

それでは、僕のケースを使って実際に内訳を見ていきましょう。

費用の算出にあたっては、マネーフォワード家計簿アプリで正確に記録した金額をデータで一覧化し、Excelで一つひとつ丁寧に検証しました

家計簿アプリのデータをExcelで正確に集計
ふるけん
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例えばこんな感じです。大変でしたが、手作業でしっかりと確認しましたよ。

このように、憶測やウソ偽りのない「事実に基づく100%リアルな情報」なので、安心して参考にしてくださいね。

全額費用の内訳と構成は?

総額9.2万円の内訳と構成は、次の円グラフのとおりです。

関西ツーリング費用の構成比(円グラフ)

今回はすべてホテル泊だったため、宿泊費が最も高くつき、全体の約3割を占めました。これに全7日間の食費を加えると、全体の56%となります

ふるけん
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つまり「食う寝る」だけで、総費用の半分以上を占めたことになりますね。当然、キャンプ泊ならもっと安くなりますが、それは後ほど解説。

ところで、旅の日数や予算に関わらず、必ず発生する「固定費」というものが存在します。ここでは、東京から関西までの自走費がそれに該当。

次の表で、必ず発生する固定費、日数や旅のスタイルに応じて増える変動費をまとめました。

項目金額備考
固定 自走費(東京⇔関西)10,830往復分、高速道路料金のみ
変動 宿泊費31,7506泊分、すべてホテル泊
変動 食費19,866
変動 ガソリン代15,980自宅出発~帰着の給油すべて
※総走行距離2,700km、車種MT-07
変動 高速道路料金(関西内)7,300現地で時短のために利用
変動 その他3,735
変動 有料道路料金2,390
合計91,851
関西ツーリング費用の内訳表

こうして固定費と変動費に分けることで、旅の日数やスタイルに応じた費用をシミュレーションする参考になります

ふるけん
ふるけん

今回の総走行距離は約2,700km。東京⇔関西の移動距離(往復約900km)を除いて単純計算すれば、1日平均で約257km走ったことになりますね。

次に、この内訳表に沿って各費用のポイントについて詳しく解説していきますよ。

限られた予算をうまく使うために、「どこが節約できるか」など、メリハリのつけ方もわかりますよ

それでは、一つずつ見ていきましょう。

出発地によって移動費用は変わる!

当然ですが、あなたの居住地がどこかによって、関西までの移動費用は大きく変わります

移動費用のポイントは、以下の2点です。

  • 自走するか、フェリーなどを使うか
  • 自走には高速道路を使うか下道を使うか

6泊7日の移動ルートを紹介

ちなみに僕は、次のような移動ルートを選択しました。

首都圏⇔関西の移動
東京→大阪

居住地の東京から大阪まで高速道路を使って移動。所要時間は約8時間(休憩含む)。初日は大雨だったので、移動だけして1日を消費。

関西一周

残りの6日間でツーリングしながら、関西エリアを一周。滋賀・京都→兵庫→奈良→和歌山→三重の順で周遊。

三重→東京

三重から居住地の東京まで高速道路を使って移動。 所要時間は約6.5時間(休憩含む) 。

高速道路を使って、東京と関西の間を自走しました。

ふるけん
ふるけん

首都圏出発だと、6泊7日はこんな旅程イメージになりますよ。大阪まで自走がきつい人は、バイク輸送サービス等を利用するのも一つの手かも。

自走費(高速道路料金)

東京から大阪(往路)、三重から東京(復路)の自走費は、往復10,830円でした。

東名・名神高速を使って、往復で約900km。下道を一切使わず、すべての道のりを高速道路で移動しました。

行きの所要時間は、休憩や食事の時間を含めて約8時間。帰りは約6.5時間かかりました。

ふるけん
ふるけん

関西を周遊するなら、復路のスタート地を三重あたりにすると、帰りが少し楽になりますよ。

キャンプ泊かホテル泊かで宿泊費は大きく変わる!

関西に限らず、ロングツーリングではキャンプ泊かホテル泊かで、宿泊費が大きく変わります

ここでは、それぞれの違いやポイントについて解説しますよ。

キャンプ泊はリーズナブル、ホテル泊は高コスト

当然、リーズナブルなのはキャンプ泊。

特に自然が豊富な紀伊半島では、低コストでキャンプを楽しめます。探せば無料の場所もあり、低価格帯のキャンプ場があるのも嬉しいポイント

一方で、中心市街地などを観光したい場合は、ホテル泊を選択することになるでしょう。

場所を選べば、だいたい1泊5,000円前後でホテル泊が可能です

ふるけん
ふるけん

今回はホテル6泊で合計31,750円だったので、1泊平均は約5,300円でしたね。

なるべく節約したい場合は、キャンプ泊中心がいいでしょうね。無料のキャンプ場や野宿でやり過ごせば、宿泊費0円も夢じゃないかもしれません。

賢い選択はバランスよい組み合わせ

キャンプ泊では、関西の自然を満喫できるので、キャンツーもおすすめです。

しかし、キャンプ泊が連続すると、だんだん疲れが蓄積してきます

そこで僕がおすすめしているのは、ハイブリッド方式。2~3日に1回はホテル泊を交えることで、疲労回復効果を狙えます。

ふるけん
ふるけん

すべてキャンプ泊にすれば宿泊費を節約できますが、疲れた身体では旅を100%楽しむのは難しいものです。

キャンプ泊とホテル泊をバランスよく組み合わせ、元気な身体で全日程を楽しみ尽くすのが、賢い大人の旅だと言えるでしょう

ふるけん
ふるけん

今回はキャンプ道具を持参できない諸事情があったので、すべてホテル泊としました。

旅のスタイルによって食費は大きく変わる!

伊勢えび天丼

個人差が最も大きく出るのが、食費。

安く済ませて低予算にすることもできますし、しっかりとお金をかけて地元グルメを楽しむこともできます。

グルメ志向:郷土料理や美味しいものを食べたい

関西といえば、海鮮、お肉、粉ものなど、グルメが豊富ですよね。

僕が実際に使った食費は、合計19,866円。平均すると、1日あたり食費は約2,838円でした。

僕は美味しいものが好きなので、食べたいと思ったものは我慢せず食べて、特に節約は意識しませんでした。

基本的に食事は外食中心で、ソロツーなので宴会はなしという感じです。

僕が実際に食べた関西グルメの一部を、次のスライドショーで紹介しておきますね。

ふるけん
ふるけん

地元の味を堪能するのは、ツーリングの醍醐味の一つですよね。

節約志向:とりえあえずお腹が満たせればOK

世の中には、「三度の飯よりバイクで走るのが好き!」という人もいます。

食事の時間も惜しんで走りまくりたい人は、コンビニやファストフード店などで簡単に食事を済ませることも可能です。

とりあえずお腹が満たせればOKという人は、3食×500円=1日あたり1,500円程度で済ませることも可能でしょう。

ふるけん
ふるけん

このあたりは、その人の好みの世界ですね。

燃費は向上する傾向にあり

一般に、関西ツーリングでは、普段より燃費が向上する傾向にあります(特に首都圏ライダー)

信号が少ない道を快適なペースで走れるので、燃費がよくなりやすいのです。そうしたおかげもあって、ガソリン代は合計15,980円でした。

移動も含めた総走行距離は約2,700km。総給油量が94.9Lなので、単純計算で燃費は1リットルあたり約28.5km。

僕のバイク(MT-07)の平均燃費が25.57kmなので、普段よりも3kmぐらい燃費が伸びたことになります

その他の費用

なにかと必要になってくるその他の費用についても紹介します。

僕のケースでは、その他の費用は合計3,735円でした。具体的には、観光施設入場料やお賽銭、お土産代などです。

市街地や観光施設をたくさん巡ろうと考えている人は、さらに費用が必要かもしれませんね。

有料道路料金

歴史的・文化的な観光地が多い関西エリアには、観光有料道路も多くあります

こうした絶景ロードを走るのは、バイク旅のハイライトとなる素晴らしい瞬間のひとつですよね。

僕のケースでは、3種の有料道路を走行した料金は合計2,390円でした。

他にもいくつか有名な有料道路があるので、数千円程度の費用がかかると考えておいたほうがよいでしょうね。

ふるけん
ふるけん

走り好きからすると、ここはケチるところではないですよ。

まとめ

ここまで、僕自身の実体験をもとに、関西一周ツーリングに必要な費用について解説してきました。どれぐらいの予算が必要か、イメージできましたよね。

おさらいですが、6泊7日の旅にかかった費用は、合計91,851円でした。

ところで、費用について考えるのも重要ですが、限られた時間と予算の中で最高の旅を送るためには、事前の情報収集が欠かせません

特にロングツーリングの最中は、天候悪化や予想外の出来事が起きがち。そんな時でも、柔軟にスケジュール・ルート調整できるように、現地の地図情報を手元に準備しておくのが重要

ツーリングマップル 関西2023
ライダーなら1冊は持っておきたい定番マップの関西エリア版。ベテランライダーによる実走取材で毎年、信頼度の高い最新情報にアップデートされています。おすすめルートは地図上でマーカーが引かれているので、走るべき道がすぐにわかります。主要な観光スポットをはじめ、道の駅や食事処、桜・紅葉スポットなども掲載されているので、これ一つで旅の企画とツーリングの幅がぐっと広がりますよ。
ふるけん
ふるけん

僕は毎晩寝る前に、必ず各地の天気予報を確認し、ツーリングマップルで最適なルートを再設定し続けていました。振り返ると、出発前の予定ルートとは全然違うものになりましたが、行くと決めていたスポットは全制覇しましたよ。

また、旅の情報収集に役立つおすすめガイドブックも紹介しますね。

まっぷる 伊勢志摩2024
定番の観光ガイド「まっぷる」。関西屈指のスポット「伊勢志摩」の名所とグルメは、これ一つでほぼ網羅できます。出版元の昭文社はツーリングマップルも出しているので、セットでそろえると相性もよく、スキのない完璧な情報取集が可能です。

また、僕が実際にバイクで関西一周した際の情報は、ツーリング日記として別記事にまとめています。

おすすめの絶景ロードや食事処、観光スポットなど、リアルな情報を僕の体験談とともに確認できるので、以下の関連記事でチェックしてみてくださいね。