紀伊半島南岸を走る。和歌山の聖地と絶景、本州最南端を巡るバイクツーリング

紀伊半島南岸を走る。和歌山の聖地と絶景、本州最南端を巡るバイクツーリング

ふるけん
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2022年GW、6日間のツーリングで関西一周を達成。ライダーなら一度は走りたい、絶景ロードをたくさん巡りました。そんな一生忘れられない感動の連続を、デジタル一眼で撮影した高精細な写真とともにレポート。モデルルートとしてツーリング企画に役立ててくださいね。

旅の4日目は、絶景の宝庫と名高い紀伊半島の南岸エリアを走ります。

どこまでも白い砂浜が美しい「南紀白浜」、自然が作り出した神秘「橋杭岩」など、定番の観光スポットを巡ります。地元で人気の絶品海鮮グルメも紹介しますよ。

それでは、関西を周遊する絶景ツーリング紀行のはじまりです。

(前回 Day3のレポート

白砂が美しい「南紀白浜」を観光

まずやって来たのは、南紀白浜エリア。その名の通り、白い砂浜が美しい海岸が有名です。

関西屈指のリゾートビーチ「白良浜」

白浜の名の由来にもなった、「白良浜(しららはま)」。

延長約620mの白砂の海岸は、関西屈指のリゾートビーチとして人気です。

ふるけん
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実はこの白砂、オーストラリアから輸入してるようです。

ビーチのすぐ後ろには、リゾートホテル。

ビーチを目の前に見下ろす絶好の立地。白壁が特徴的なこのホテルが、一際目立ちます。

こんなホテルに泊まって、リゾート気分を味わうツーリングも楽しそうですね。

ふるけん
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実はこのホテル、三菱UFJグループの保養所なので一般人は利用できない…

千畳敷

白良浜のすぐ近くにある、「千畳敷(せんじょうじき)」。こちらも定番の観光スポット。

長い年月をかけて太平洋の荒波に浸食され、岩だたみのような独特な景観が形成されました。

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波しぶきがすごい!

三段壁

千畳敷のすぐ近くにある「三段壁(さんだんべき)」。

白良浜、千畳敷とあわせて訪れたい定番の観光スポットです。

高さ約50mの断崖絶壁で、海底が隆起して形成された海岸段丘。その昔、漁師たちがここから船や魚の群れを見張っていたようです。

ふるけん
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「見壇」が転じて「三段」になった。段差が三段あるからではない。

伝説残る「稲積島」(天然記念物)

上記3つは比較的有名なスポットですが、もう一つ穴場的なスポットを発見。「稲積島(いなづみじま)」です。

亀の甲羅のようなシルエットが特徴的で、なんだか心惹かれる感じがしました。あとで調べたところ、実は国指定の天然記念物になっていて、すごい場所でした。

また、神武東征の折、食糧の稲をこの島に積み上げたことからその名が付けられたという伝説もあるそうです。

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わかる人にはわかる、穴場的なスポット。

南紀白浜エリアの絶景を満喫したところで、少し早い昼食をとることにします。

昼食:ド迫力!豪華海鮮「伊勢えび天丼」を食す

やって来たのは、紀伊大島にある「樫野釣公園センター」。海の幸を楽しめる、地元で人気の食事処。

ここの名物となっている、伊勢えび天丼をオーダー。

こんな感じで、ド迫力の伊勢えびを堪能できます。天丼はもちろん、伊勢えびの出汁がたっぷり染み出した味噌汁も絶品。

ふるけん
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揚げたてふっくらの伊勢えび天が旨い!

お値段は税込3,000円。東京で同じものを食べるなら、5,000円は下らないでしょう。

見た目のインパクトがあるので、SNS映えも狙えますよ。

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人生で一度は体験しておきたいですね。

和歌山の一番下「本州最南端」エリアを走る

続いて、和歌山県の最下部=本州最南端エリアにやって来ました。このあたりも観光地として栄えていて、いろいろな見どころがあります。

絶景ループ橋「くしもと大橋」を走る

「くしもと大橋」は、本土と紀伊大島をつなぐ架橋。ループと直線が組み合わさった、珍しい複合橋です。

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ループとアーチが美しい!

石造り灯台としては日本最古の「樫野埼灯台」

紀伊大島の東端にある「樫野埼灯台」。

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断崖の上に建つ灯台は、日本最古の石造り灯台。

トルコ軍艦(エルトゥールル号)遭難慰霊碑

実はこの樫野埼は、「エルトゥールル号の悲劇」が起こった場所でもあります。

船が岩礁に乗り上げ、最終的に587名が殉職した大きな海難事故。この悲劇を後世に語り継ぐために、現地には慰霊碑が建てられています。

ふるけん
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一人でも多くの人に知ってほしい。

エルトゥールル号の悲劇とは?

1890年(明治23年)9月16日にオスマン帝国(その一部は現在のトルコ)の軍艦エルトゥールル号 (Ertuğrul Fırkateyni) が、現在の和歌山県東牟婁郡串本町沖にある紀伊大島の樫野埼東方海上で遭難し、500名以上の犠牲者を出した事件。島民による不眠不休の救助、介護が行われ、日本全国からも支援が寄せられた。この一件が、イラン・イラク戦争下の1985年に起きた、トルコ政府による日本人救出劇「エルトゥールル号の恩返し」につながる。

こうした出来事が、いまのトルコと日本の友好につながっていると思うと、感慨深いですね。

大自然の神秘「橋杭岩」(天然記念物)

この最南端エリアの最大の見どころといえば、やはり「橋杭岩(はしぐいいわ)」でしょう。

串本から紀伊大島に向かって、約850mの列をつくるように大小40余りの岩柱が並び立っています。

その規則的な並びが、橋の杭に似ていることが名前の由来。

和歌山南部の代表的な景勝地で、国の天然記念物として指定されています。

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摩訶不思議な奇岩群は、まさに大自然の神秘。

本州最南端の碑がある「潮岬」

続いてやって来たのは、本州最南端の碑がある「潮岬 (しおのみさき)」。

特にこれと言って何かあるわけではないですが、太平洋を一望できる素晴らしい眺望を楽しめます。

ふるけん
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水平線を見通せる場所。

本州最南端エリアの見どころを満喫したところで、次は熊野信仰の聖地へと向かいます。

熊野信仰の聖地「熊野那智大社」

やって来たのは、「熊野那智大社」。熊野三山の一つで、那智山にある神社です。

熊野三山の一つで熊野信仰の中心地

11~12世紀に流行した「熊野詣で(くまのもうで)」。

那智大社の境内には、熊野の神使とされる「八咫烏(ヤタガラス)」の像があります。

ふるけん
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ヤタガラスは日本サッカー協会のシンボルとしても有名。

落差は日本最大の「那智の滝」

那智山といえば、国指定天然記念物にもなっている「那智の滝」が有名。

原生林を切り裂くように落ちるこの名瀑の落差は133mと、直瀑としては日本一を誇ります。

垂直落下する滝の光景は、思わず息をのむほどの絶景。

ふるけん
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圧倒的なスケール感!

このあたりでだいぶ日が傾いてきたので、夕食をとることにしましょう。

夕食:那智勝浦の名店で「めはり寿司」をテイクアウト

本日の夕食は、熊野地方の郷土料理として有名な「めはり寿司」。

めはり寿司は、高菜の浅漬けの葉で包んだおにぎりのこと。

ふるけん
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シンプルな料理で、見た目もいい感じ。

名産なのでどこでも買えますが、せっかくなので地元で人気の名店に行ってみたいと思います。

今回購入したのは、那智勝浦町にある「めはり寿司二代目」の寿司。

那智勝浦の名産となっている、マグロを具材に使ったマグロカツをオーダー。4個入りで税込600円と、大変リーズナブル。

一つひとつが結構大きく、食べ応えがあります。持ち帰ってホテルでゆっくりと堪能しました。

ふるけん
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ちなみに由来は、目を見張るほど大きいから「めはり」寿司!

4日目の走行距離: 221km

つづく


ツーリングマップル 関西2024
ライダーなら1冊は持っておきたい定番マップの関西エリア版。ベテランライダーによる実走取材で毎年、信頼度の高い最新情報にアップデートされています。おすすめルートは地図上でマーカーが引かれているので、走るべき道がすぐにわかります。主要な観光スポットをはじめ、道の駅や食事処、桜・紅葉スポットなども掲載されているので、これ一つで旅の企画とツーリングの幅がぐっと広がりますよ。