いきなり遠出は不安だから、まずは都内で手軽に慣らし運転したい! けど渋滞の多い東京で、慣らし運転できる場所はあるの? 普通に走って楽しいルートも知りたい。
こんなお悩みを解決します。
東京都内での慣らし運転をテーマに、おすすめルートや注意点などを紹介します。
結論から言うと、渋滞の代名詞である東京都内でも慣らし走行は可能です。理由は記事中で解説。
もちろん、東京以外の都市部に住んでいる人にも共通する部分があるので、参考になるはずです。
この記事を書いている僕は、2019年夏に大型バイク(MT-07)を新車購入し、慣らし運転を完了。ここで紹介するルートや別の記事で紹介している方法を使って、エンジン性能を100%引き出せるベストな状態に仕上げました! 2021年秋までに総走行距離4万キロを超えましたが、何のトラブルもありません。
簡単に読めるので、手始めに都内で慣らし運転を楽しみたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
東京都内でバイク・クルマの慣らし運転はできる
結論から入ります。渋滞が多い東京都内でも、普通に慣らし運転はできます。
その根拠は、以下の2つのポイントのとおりです。
- 市街地走行も立派な慣らし運転
- 場所と時間帯を選べば、ちゃんと慣らしができる
市街地走行も立派な慣らし運転
市街地走行も、立派な慣らし運転のうちです。
いくら交通量が多いとはいえ、東京都内を走るのは、その他の市街地走行となんら変わりません。
信号でのストップアンドゴー、交差点での右左折によって、エンジンやサスペンション、ブレーキ、タイヤなどがしっかりと慣らされていきます。
しかし、慣らし運転中に渋滞につかまるのはやはり避けたいところ。エンジンが高温になり、アイドリング時間も長くなりますからね。
そこで、次のポイントが重要になってきます。
場所と時間帯を選べば、ちゃんと慣らしができる
東京都内の慣らし運転では、場所と時間帯をちゃんと選んで走行しましょう。
その理由は、(1)渋滞を回避するため、(2)心に余裕をもった運転をするためです。
渋滞につかまっては、慣らし運転も満足にできません。また、交通量が多かったり道路が複雑だったりすると、緊張してしまい余裕をもって運転できません。
そのために、場所と時間帯選びが大切になってきます。具体的には、次の2点に気を付けます。
- ①朝・夕の通勤ラッシュなどは避ける
- ②見通しのよい通りを選ぶ
朝・夕の込み合う時間帯は避け、早朝・日中・夜などの時間帯を選びましょう。また、なるべく見通しのよい2車線以上の道路を選びましょう。
これらを踏まえたおすすめルートは、最後に紹介しますね。
東京都内で慣らし走行するときの注意点
東京都内で慣らし走行するときの注意点は、次の2つです。
- ①最初のうちは夜に走らない
- ②道を間違えても動揺しない
①最初のうちは夜に走らない
昼よりも夜の運転のほうが危険なので、最初は夜間走行は避けましょう。
なぜかというと、理由は次の2点から。
- 視界が悪くなり、認識能力が下がるから
- 交通量が減りスピードを出す車が増えるから
最初のうちは、まだ新しいバイクの特性や操作に慣れていないものです。リスクの高い状況は避け、日中に走るようにしましょう。
日中であれば、何かあればすぐにバイクショップに電話で相談できますからね。
②道を間違えても動揺しない
道を間違えても、決して動揺しないでください。
慣らし運転中は、ちょっとしたことで動揺したりするもの。道を間違えたときに、焦って急に車線変更したりすると、他の車と接触事故を起こす可能性もあります。
東京都内は狭いエリアです。ちょっと道を間違えたくらいで東京は逃げませんので、安心してください。道を間違えたら、ひとまずそのまま道なりに走り続けましょう。
しばらく行って、停車できるようなスペースを見つけたら、いったんバイクを停めて落ち着きます。そして来た道を戻るか、別のルートを探るか考えましょう
初走行におすすめ!都内の慣らしツーリングルート紹介
最後に、ここまでの注意点も踏まえたうえで、東京都内の慣らしツーリングルートを紹介しますね。
ルート概要を紹介
まずは、ルート概要を写真入りで紹介しますね。
今回おすすめするのは、臨海エリアを中心に都内ランドマークを巡るルートです。すべて下道で走行可能なので、高速道路は使いませんよ。
お台場エリアを象徴するランドマーク。今回のツーリングルートの出発地点であり、終着地点です。
東京都の港区台場と江東区有明をつなぐ吊り橋。都内定番のツーリングスポットの一つです。
ループ橋をぐるりと回るのは、とても気持ちがいいですよ。高層ビル群や夜景をきれいに見渡せます。
言わずと知れた東京のシンボル。今回のルートでは、東京タワーを真正面に眺めながら走れます。
タワーに段々と近づいていくうち、その大きさと美しさに圧倒されます。
晴海ふ頭と豊洲ふ頭をつなぐ橋。東京五輪を契機に、近年開発が進んでいるエリアです。
晴海大橋から見える高層マンション・ビル群が、大都市東京を感じさせてくれます。
江東区若洲と中央防波堤外側埋立地を結ぶ、全長2,618メートルのトラス橋。
2012年に開通されたばかりで道路状況もよく、東京湾の風を浴びながらのんびり走れますよ。
東京のモトブロガーがよく走っています。
国内最大の空港で「日本の玄関口」。バイクは30分以内無料、以降は30分につき50円の料金で駐車可能。
ここまでのルートで1時間ちょっと経過しているはずなので、休憩するにはいいタイミング。
出発地点に帰ってきます。今回のツーリング(ドライブ)のゴール地点です。
このルートは僕も実際に、普段の都内ツーリングでよく使っているものです。
ぐるりと周遊できるようになっているので、逆回りで走ってみたり、続けて何周もしてみたりといろいろ活用できますよ。
Googleマップ(地図)でルート確認
先ほど紹介したルートをGoogleマップで共有しておきますね。
以下のマップから、ルートをそのままスマホやパソコンの地図アプリで表示できます。ぜひ使ってみてくださいね。
下道を優先する場合は、ナビ開始前にアプリでオプション設定しておいてくださいね。
まとめ:慣らし走行でゆったり都内ランドマークを楽しもう!
以上ここまで、東京都内での慣らし運転のポイントと注意点、おすすめツーリングルートについて紹介してきました。
東京都内は確かに交通量が多いですが、場所と時間帯を選べば、大都会の風景を眺めながら楽しく慣らし運転できます。
ここで紹介したおすすめルートを参考に、あなたも自分だけのお気に入りを見つけてみてくださいね。
また、新車の運転に慣れて自信がついてきたら、夜の時間帯に再びこのルートを巡ってみてください。
昼とはまったく違う顔を見せてくれるので、二度楽しめますよ。
慣らし運転が完了すると、いよいよ本格的なツーリングがはじまります。
以下の関連記事では、ツーリングに最低限必要な持ち物や、あると便利な装備などを紹介しています。
準備不足で困らないよう、遠出の前に確認してみてくださいね。チェックリスト形式で簡単にわかりますよ。
そのほかにも、慣らし運転の正しい方法や、終わった後にやるべきことなどについて解説した記事もありますよ。