2023年9月、初めての海外バイク旅で台湾ツーリングを達成。日本では絶対できない一生に一度のツーリング体験を、デジタル一眼の高精細写真でレポートしていきますよ。日本とは交通ルールも何もかも違う海外でトラブルの連続…!?
Day3では、「大福補天宮」や「八角瞭望台」など宜蘭の名所を観光した後、初日と同じ峠越えルートを経て台北を目指します。
午前中だけのライドなので写真や情報量は少なめですが、魅力たっぷりの台湾バイク旅をレポートしていきますよ。
ルート概要
3日目は旅の最終日。
①宜蘭市街地を出発し、②名所を観光します。③峠越えの最中にブランチをとり、④台北へ向かいます。
最終日スタート!
超絶技巧の建築装飾が目を引く「大福補天宮」
まずやって来たのは、大福補天宮。
中国神話の女神「女媧」を祀っていて、台湾でも珍しい寺院みたいです。
実は初日の走行中に視界にズバンと飛び込んできて、気になっていたスポット。
近くで見ると、豪華絢爛な建築装飾に目を引かれます。
日本ではお目にかかれない、異国情緒あふれる色づかいが面白いですね。
青空バックに煌びやかな装飾が映える!
もう少し寄りで見てみると、職人の繊細な手技がはっきりと見て取れます。
最初はインパクトあるフォルムの竜に目が行きますが、よくよく見ると、その下には小さな武将たちがあしらわれています。
武将一人の大きさは、おそらく手のひらに乗るぐらいのサイズ感でしょう。
一人ひとり造形や配色パターンが違っていて、実に細やかな仕事ぶり。まさに超絶技巧の建築装飾です。
極彩色×職人の技が光る名建築!
しかもこの寺院、かなりのご利益あるパワースポットしても有名。
台湾流のお作法はよくわかりませんでしたが、旅の安全を祈願しました。
無事に日本に帰れますように。
東シナ海を一望する「八角瞭望台」
続いてやって来たのは、海に面した公園内にある八角瞭望台。
文字通り八角柱の姿をしていて、独特なフォルムが特徴的な展望台です。
意外にも周囲の自然にうまく溶け込んでいて、全く違和感がないですね。
むしろ、この形が最適解なんじゃないかと思うぐらい、素晴らしい景観を生み出しています。
中の階段を登ってみると、さらに驚きます。
なんと、八角形のらせん階段になっているではありませんか!!
設計士の芸術的センスに妙味を感じます。
陽光でつくられる光と影のバランスがいい感じ。
宜蘭でも人気のインスタ映えスポットだそうですが、それも納得。
展望台からは360°のパノラマが楽しめ、目の前の東シナ海を一望できます。
シーサイドリゾートという感じで、周辺には立派なホテルも多いです。
ここから見る朝日は絶景でしょうね。
後ろを振り返れば、台湾を南北に縦断する山脈、そしてその足元に広がる宜蘭市街が見えます。
台湾には3000m超の峰が200か所以上もあり、本当に山が大きくて深いなあと感じます。
台湾の面積は九州と同じぐらいですが、山岳ツーリングの険しさやスケール感は、ある意味では日本を上回ります。
さて、ひとしきり展望したので、これから山脈越えルートで台北を目指します。
あの山を越えていく…!
バイク返却のタイムリミットが近いので、駆け足モードで峠を走り抜けます。
台湾ライダーにも好評な「菱記早午餐」でブランチ
朝食を食べていなかったので、途中で食事処に立ち寄ります。
長い峠越えの途中で見つけた、商店通りでのブランチ。
台湾に来てから毎日食べている小籠包。どこで食べてもやはり旨いですね。
ちなみに、「早午餐(ザオツァンディエン)」はブランチという意味。早朝から昼過ぎまで開店しているお店を、早午餐と呼ぶようです。
小籠包のほか、「飯糰(ファントァン)」という台湾式おにぎりも注文。
店主が優しい手つきで(袋の上から)にぎにぎしてくれます。
肉鬆(ロウソン)=肉のふりかけ、油條(ヨウティアオ)=揚げパン、漬物など具がたっぷり入ってます。
この飯糰は、台湾で定番の朝食メニュー。
お米はもち米で、なかなかのボリューム。満足感ある食べ応えでお腹がふくれます。
出てくるのが早く、サクッと旨いものが食べられるので、台湾ご飯はツーリング飯にぴったりだと思います。
日本の峠でも売ってればいいのに。
Day1~3の総走行距離: 525km
おわりに
その後、午前中に台北でバイクを返却。最終日は4時間ぐらいのライドで終わりました。
48時間レンタルという制限の中で、最後は時間に追われながらも、濃密なツーリングを体験できました。
とは言え、今回のツーリングでは台湾の東海岸と中央部の山脈を走っただけで、行くべきスポットはまだまだ残っています。
いつか、南部の大都市「高雄」に行ったり、西海岸で夕日を見たりする、台湾一周のバイク旅をしたいですね。
大きさ的には九州と同じぐらいなので、1週間~10日間ぐらいあれば主要な場所は回れそう。
山深いし、乾季の11月に紅葉ツーリングなんか最高でしょう!
今回、初めての海外ツーリングに台湾を選んで大正解でした。
海外バイク旅に挑戦したいと思っている人には、絶対におすすめします。
そのあたりの理由や僕が実際に行った準備等については、別の記事にノウハウとしてまとめる予定です。
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