バイクは10万キロ以上走るのか?基本条件から注意点まで解説!

バイクは10万キロ以上走るのか?基本条件から注意点まで解説!

バイクを10万キロ以上走らせるために必要な条件は何だと思いますか?

バイクの寿命を考える時に、「10万キロ乗れるぐらい長く付き合えそうか?」と考える人は多いと思います。車の世界では「寿命は十年10万キロ」とよく言われますが、バイクは違います。

今回は、バイクは10万キロ走るのかどうかについて、基本条件と注意点を交えながら解説していきます。

愛車と長く付き合っていきたいライダーや、寿命の長いバイクを探しているライダーは、ぜひ参考にしてみてください。

バイクの寿命は?10万キロ以上走る?

結論から言うと、バイクは10万キロ以上走ります。

これは事実です。試しに、SNSで「10万キロ」と検索したり、中古車販売サイトで走行距離10万キロ以上の車両を検索したりしてみてください。

実際にいくつか例が出てくるはずです。しかし、これは決して簡単なことではありません

走行距離10万キロは簡単なことではない!

一般的なバイクの寿命は、走行距離3万~4万キロ程度です。

したがって、10万キロ走るには通常の約3倍の寿命が必要ということになります。このことからも、バイクで10万キロ走るのが決して簡単ではないとわかりますね

いくつかの条件と注意点を守れば十分可能!

10万キロ到達は簡単ではありませんが、不可能というわけではありません

これから詳しく説明する基本条件と注意点をしっかり守れば、走行距離10万キロに到達するのは十分可能です

しっかりと目を通しながら、10万キロ到達に近づくポイントを押さえてくださいね。

走行距離10万キロ到達のための基本条件3つ

走行距離10万キロを達成するためには、まずは最低限、以下の3つの基本条件を守る必要があります

  • 条件①:現代の4ストMT車バイクであること
  • 条件②:定期的にちゃんとメンテナンスしていること
  • 条件③:車体に与えるダメージを小さくすること

条件①:現代の4ストMT車バイクであること

第1の基本条件は、現代の4ストMT車バイクであるということです。

4ストロークエンジンのほうが、2ストロークエンジンよりも絶対的な寿命が長いです。また、MT(マニュアル)車のほうが、AT(オートマ)車よりも寿命は長くなります

また、現代のバイクというのは、補修パーツが十分出回っているようなモデルを指します。すでにパーツが供給されていないような旧車は、車体を整備して乗り続けるのが難しくなるからです。

上記以外のバイクは絶対に不可というわけではありませんが、10万キロ到達のためには、車両選びが重要です

条件②:定期的にちゃんとメンテナンスしていること

第2の基本条件は、定期的にちゃんとメンテナンスしていることです。

バイクは機械であり、各部には消耗品が多く使われています。バイクの消耗を見極め、適切なメンテナンスをしていないと、通常よりも寿命を縮める原因となってしまいます

オイル交換やチェーンメンテなど、日常の点検・整備はもちろん、ショップ等でプロの整備士に定期点検してもらうことも重要です。

ふるけん
ふるけん

恥ずかしい話ですが、僕は19歳の時に、人生初のバイクをエンジン焼き付きで廃車にしてしまった苦い経験があります。しかもそのバイクは、耐久性の高さで有名な「スーパーカブ50」でした。
焼き付きの原因は、購入後一度もエンジンオイルを交換していなかったことによる、メンテナンス不良でした。自分の怠慢で、バイクの寿命を極端に縮めてしまった大失敗でした…

このように、定期的なメンテナンスは、バイクの寿命に直結します。

メンテナンス次第では、バイクが本来持つ寿命を100%引き出すこともできます。

条件③:車体に与えるダメージを小さくすること

第3の基本条件は、車体に与えるダメージを小さくすることです。

具体的には、バイクの操作や運転を丁寧にしたり、保管状況をよくしたりすることで、車体に与えるダメージを小さくすることができます

緩やかな加速やブレーキ、丁寧なシフトチェンジなど、穏やかな運転をしたほうがバイクの寿命は延びます。逆に、急加速や急ブレーキ、無茶なシフトチェンジはバイクの寿命を縮めます。

ピストンやトランスミッション、チェーン、スプロケット、サスペンションなど、車体のあらゆるパーツへの負担が大きくなり、劣化・痛みが早くなるからです。

また、屋内環境でバイクカバーをかけておくなど、保管状況がよいほうがバイクの寿命は延びます。逆に、屋外でカバーもかけずに雨ざらしという保管状況では、バイクの寿命を縮めます。

寿命を延ばすバイクカバーの選び方は、次の記事で解説しています。

強い直射日光によりゴムパーツの劣化が早まったり、雨水による錆びで車体の劣化が早まったりするからです。

車体の各パーツ、消耗品へのダメージを極力小さくすることで、バイク全体を長持ちさせ寿命を延ばすことができます

以上、走行距離10万キロ到達のための基本条件3つを紹介してきました。

応用編:ケミカル用品を活用してエンジン寿命を延ばす!

ちなみに、今回紹介した3つの基本条件のほかにも、「ケミカル用品を活用する」という応用ポイントもあります。

特に、エンジンの寿命を延ばすうえで「ガソリン添加剤」や「オイル添加剤」は不可欠です。

ガソリン添加剤

例えば、以下に紹介するフューエルワン(ガソリン添加剤)は、エンジン内部のカーボンや汚れを除去してくれます。給油時にタンクに注ぐだけで、新車時のエンジン性能を保ってくれるんです。

ふるけん
ふるけん

もちろん、僕も普段から愛用していますよ。走行距離3000~4000kmごとに行うオイル交換の都度、2回に分けて1本分を使用しています。

WAKO’S フューエルワン 洗浄系燃料添加剤 200ml
愛車のエンジンを好調に保ってくれるガソリン添加剤。燃料タンクに添加するだけで、エンジン内に溜まったカーボン等の汚れを除去し、新車時のような本来のエンジン性能を維持し続けられます。国内ケミカルメーカー「ワコーズ」製で信頼性が高く、多くのバイク・クルマ好きに愛用されています。

僕がお世話になっていたバイクショップも、「添加剤を使っているエンジンは時間が経っても綺麗」だと言っていました。普段は目に見えない部分だからこそ、後々になって大きな違いが表れる部分でもありますね

オイル添加剤

また、以下に紹介するスーパーゾイル(オイル添加剤)は、摩耗が進んだエンジン内部の金属表面を再形成し、エンジン本来の性能を取り戻してくれます

ふるけん
ふるけん

僕がいま乗っているMT-07は新車購入なのでまだ入れていませんが、以前に乗っていた旧車(SRX400)に利用していました。おかげで、古いキャブ車にも関わらず最後までスムーズな吹きあがりでした。

スーパーゾイル(SUPER ZOIL) エンジンオイル添加剤 250ml
中古車・旧車を買ったらまずはじめにスーパーゾイルを入れるべき、と言われるほどの定番。唯一独自のアンチエイジングメカニズム技術は、まるで時計の針を戻したようなエンジンレスポンスを提供してくれます。磨耗が進んだ古いエンジン内部の金属表面を再形成し、エンジン本来の性能を取り戻します。

まとめ:ポイントを押さえれば10万キロは走行可能!

今回は、バイクで10万キロ走るための基本条件や注意点を紹介しました。

  1. 現代の4ストMT車バイクであること
  2. 定期的にちゃんとメンテナンスしていること
  3. 車体に与えるダメージを小さくすること

これら3つのポイントをしっかりと押さえることで、確実にバイクの寿命は延ばせます。

せっかくバイクに乗るのであれば、寿命を長くして愛車といつまでも楽しいバイクライフを送ってくださいね!

ということで、今回は以上です。


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