阿寒横断道路・美幌峠・摩周湖を走る。圧倒的なスケール感と絶景が魅力の道東を巡るバイクツーリング

阿寒横断道路・美幌峠・摩周湖を走る。圧倒的なスケール感と絶景が魅力の道東を巡るバイクツーリング

ふるけん
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2022年夏、7日間の北海道ツーリングを達成。ライダーが一度は走るべき、絶景ロードをたくさん巡りました。そんな感動ツーリングの様子を、デジタル一眼の高精細写真で詳細レポート。旅のモデルルートとして、あなたの企画に役立ててください。

6日目は、阿寒横断道路・美幌峠・摩周湖など道東エリアの絶景ロードを巡ります。

北海道らしい圧倒的なスケールを感じながら、雄大な自然の中をバイクで駆け抜ける喜び。道東に来れば、二輪にまたがる原始的な欲求が呼び起こされます。

旅中の食事では、道産のほくほくポテトや摩周そばを味わいますよ。

それでは、道東の自然美を巡る北海道ツーリングをはじめましょう。

Day6ルート概要

上士幌から弟子屈方面へ向かい、屈斜路湖をぐるっと周遊して再び上士幌に戻ります。

上士幌⇒阿寒横断道路⇒美幌峠⇒摩周湖⇒阿寒横断道路⇒上士幌

ふるけん
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Day6のルートはこんな感じ。

阿寒横断道路を走る

前日のキャンプ地(上士幌)を出発してまず向かうのは、阿寒横断道路(国道241号)。

阿寒摩周国立公園を東西に横断する道で、阿寒湖や雄阿寒岳など絶景スポットにアクセスできます。

オンネトー展望台から雌阿寒岳を眺める

まずやって来たのは、雌阿寒岳の麓にある美しい湖「オンネトー」。

原生林の先に力強い火山群がそびえる景色を眺める、絶景の展望台です。

手つかずの大自然が目の前に広がっていて、原生の魅力を感じます。

アクセスするには、阿寒横断道路から外れてオンネトー線を進んでいきます。

ふるけん
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記念撮影したくなる。

雄阿寒岳を展望するワインディング

国道241号に復帰して、再び東に進みます。

途中、路上から雄大な雄阿寒岳を眺める爽快な走りを楽しめます。

雄阿寒岳・雌阿寒岳の山並みに感動しつつ、大自然の中を爽快に突っ切っていきます。

峠にある双岳台からは、雄・雌阿寒岳が同時に見渡せるらしいですが、この日は雲がじゃまでよく見えませんでした。

ふるけん
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北海道では珍しいワインディングが楽しい。

道の駅「摩周温泉」

カーブが連続する峠を越えて弟子屈方面に向かう途中、道の駅「摩周温泉」があったので立ち寄ります。

食事処や足湯などもあり、ひとっ走りした後の休憩にはよい場所ですね。

軽めの朝食だったので、おやつ代わりに「くるみ大福」をいただきました。

ふるけん
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大福って、たまに無性に食べたくなる。

美幌峠を走る

弟子屈から国道243号(パイロット国道)にうつり、美幌峠を目指します。

でっかいでっかい山の中を駆け上がりながら、ぐんぐん高度を上げていくと、一気に視界が開けてきました。

ふるけん
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スケール感がすごい。これは絶景の予感…

ぐるっとパノラマ美幌峠からの眺めが最高!

峠にある展望台では、圧巻の大絶景が待ち構えていました。

屈斜路湖を見下ろす大パノラマを眺めながら、自分がいま走ってきた道を確認します。

視界に入りきらないほどの絶景が広がっていて、広角レンズでも収まりません。

雲がかかっていて遠くは見えませんでしたが、空気が澄んでいれば阿寒岳も見えるそうです。

ふるけん
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前回のツーリングでは霧がすごかったので、見れてよかった!

圧倒的なスケール感を味わう走りが魅力!

改めて感じたのは、美幌峠を走る魅力は圧倒的なスケール感にあるということ。

展望台から見下ろすと、バイクが点のようです(↑注視)。

ふるけん
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雲海も見れるみたい。

美幌産のフライドポテトがうまい!

絶景に心を打たれた後は、道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」で小休止。

美幌産のじゃがいもを使った、ほくほくのフライドポテトをいただきます。

皮はパリッと、中はほっくほくの味わいが最高!

ふるけん
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やっぱり道産のじゃがいもは一味違う。

摩周湖・硫黄山を走る

美幌峠を北に抜けたら、藻琴峠を経由して屈斜路湖を周遊する形で、摩周湖へと向かいます。

途中、藻琴峠にある展望台「ハイランド小清水725」から眺める景色も、素晴らしいものでした。

霧の摩周湖

摩周湖にやって来ました。霧の摩周湖の異名を持ち、晴れた景色を見るのが難しいみたいです。

この日も雲が邪魔をして、「摩周ブルー」には程遠い景色でした。

前回のツーリングでは奇跡的に快晴の摩周湖を見れたので、参考までにその時の様子を紹介しておきますね。

ふるけん
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あの時の吸い込まれるような幻想風景には超感動した。

噴煙をあげる硫黄山

摩周湖を見た後は、硫黄山(アトサヌプリ)を眺める道にやって来ました。

噴煙と硫黄の匂いを漂わせながら今この瞬間も活動している火山が、目の前に迫ります。

何度見ても、やっぱりすごい迫力です。

ふるけん
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入場すればすぐ近くまで行ける

昼食:摩周そば

何度でも来たくなる定番ツーリングスポットを巡ったら、お待ちかねの昼食タイム。

摩周そばが有名なので、おそばを食べられるお店に行くとしましょう。

絶品の豚丼・摩周そば

やって来たのは、くまうし。

豚丼と摩周そばのセットを食べます。

ふるけん
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昨日も豚丼とそば食べたけど、好きだから全然OK!

甘辛のタレが食欲を刺激します。一口頬張って…

うん、旨い。間違いのないチョイス。

ふるけん
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もはや旨くない豚丼なんて存在しないのでは…?

続いて摩周そばをいただきます。

そばには一家言ある僕ですが、お味はいかがでしょう…

うん、こちらも旨い。氷水でしっかりと締められている食感のよさを感じます。

ただ、そばの香りはそこまで強くない印象。

ふるけん
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空腹だったので秒で完食した。

お腹を満たした後は、再び阿寒横断道路を通って、スタート地点の上士幌まで戻ります。

阿寒湖アイヌコタンを体験する

阿寒横断道路の途中にある、阿寒湖アイヌコタンにやって来ました。

アイヌの人々の暮らしを体感できる文化的・観光的な場所です。

ふるけん
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コタンは「村」の意なので、アイヌの村ってことかな。

アイヌの暮らしを体感

アイヌの暮らしぶりを体感できる住居が立ち並んでいて、中に入れるものもあります。

阿寒の雄大な自然とともに生きるのを想像すると、すごい場所に構えたなと思いますね。

職人技! 木彫りの彫刻が美しい

アイヌと言えば木彫り。

芸術的な木彫り彫刻がたくさん並んでいて、お店で購入することもできます。

お土産的に購入できるライトなものもありますが、中には芸術品としてものすごい値打ちがついているものもあります。

(リッターバイクが買えるんじゃ…)

ふるけん
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値段は現地で確かめてみて。

おわりに

阿寒・摩周エリアの絶景スポットを走り回った1日。

快晴とはいきませんでしたが、それでも素晴らしい絶景をたくさん眺めることができました。

往復でかなりの距離を走ったので、上士幌に戻ってからは町営温泉に入浴。なんと300円で広いお風呂を楽しめました。夜は前日から連泊のキャンプ地に戻り、セコマのキャンプ飯でゆるくやりながら1日を終えます。

コールマン(Coleman) テント ツーリングドーム ST 1~2人用
コールマンのソロキャンプ用テント。手頃なお値段と機能的なシンプル設計が特徴。ライダーからの人気も高く、キャンプツーリングの定番テントの一つ。コンパクトながらもゆとりのある前室を備えていて、キャンツー入門者におすすめの高コスパな一品。
snow peak コッへル・クッカーセット トレック 1400ml
信頼の国内メーカー「スノーピーク」製の定番クッカー。使いやすさに徹底的にこだわって設計され、余計な装飾のないシンプルな作りです。これ一つで炊飯、パスタ、ラーメン、スープまで何でもこなせる万能品。コンパクトな円筒形なので、キャンプツーリングでもかさばらないのが嬉しく、まさにライダーにぴったりのキャンプ用品。

そして、明日はいよいよ最終日。1周間の北海道ツーリングを締めくくるDay7では、一体なにが待ち受けているんでしょう…

6日目の走行距離: 481km

つづく


ツーリングマップル 北海道2024
北海道を訪れる全ライダー必携の書。ツーリングマップルがなければ、北海道ツーリングの楽しみは半減してしまうと言っても過言ではありません。あなたが走るべき道は、すべてここに載っています。北海道を走っていると、スマホの電波が入らない場所がありますが、これがあればそんな時でも安心してツーリングを楽しめます。