房総のアジサイ名所を訪ねる
2021年梅雨、千葉県房総半島のアジサイ名所「野見金山」と「あじさい屋敷」をツーリングしました。現地で実際に感じた見どころなどを、ライダー目線で解説していきます。デジタル一眼カメラで撮影した高精細な写真もたくさん紹介するので、現地の実際の雰囲気がわかりますよ。
ツーリングの企画に必ず役立つので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
千葉県房総半島のアジサイツーリングスポット
房総半島のアジサイ名所を2つ紹介します。
今回訪れたのは、千葉県長生郡にある「野見金山」と、茂原市にある「服部農園あじさい屋敷」。
両方とも圏央道や国道409号(房総横断道路)からからほど近く、房総半島ツーリングの企画に組み入れやすいスポットです。
ちなみに房総横断道路は、房総半島の中心部を東西に横切っていく快走路ですよ。
6月に房総に行くなら、ぜひ訪れてほしい場所ですね。東京方面からも千葉方面からも両方アクセスしやすいです。
野見金山のツーリング情報
まずは野見金山の方から、ツーリング情報を紹介していきますよ。
基本情報
野見金山は、2004年に長南町により野見金公園として整備されました。敷地内には、アジサイだけでなく、サクラなど季節の花が咲き誇る花見の名所です。
山の上からの景色がよく、よく晴れた日には、九十九里浜や東京スカイツリーを遠望できます。
また、2017年には山頂に「野見金山展望カフェ ミハラシテラス」がオープンしました。
テラスでの飲食は有料ですが、アジサイの鑑賞と山頂からの展望はもちろん無料ですよ。
見どころ情報
公園内をぐりると周遊してみて、実際に感じた見どころ情報を紹介しますね。
アジサイの密集度が高い!
比較的最近になって人工的に栽植されたということもあって、山頂付近の特定エリアに1,600株以上ものアジサイが密集しています。
バイク好きにとっては、これはかなり嬉しいポイント。なぜなら、「バイク+アジサイ」の写真を簡単に撮影できるからです。
こんな感じで、背景にアジサイの密集感をカンタンに演出できるんです。
ゆっくり楽しめる穴場的スポット
アジサイの名所なのは確かなのですが、意外と穴場的スポットなのも魅力の一つです。
「花は密集だが、人の多さは密ではない」
密を気にせずにゆっくりと観光できるので、コロナ時代にはありがたいですよね。
実際、僕が訪れた日の混雑具合はこんな感じでした。
天気予報では雨の早朝ということもあり人が少なめでした。周囲を気にせず鑑賞や撮影を楽しめましたよ。
山の上にタンポポが群生しているので、アジサイとタンポポの可愛らしい景色もよいですね。
ゆったりと観光できるので、童心に帰ってタンポポの綿毛をフーッと吹き飛ばすのも面白いかも?
山頂展望台からの眺めが素晴らしい!
もう一つの見どころは、山頂展望台からの景色。茂原市街や九十九里浜を遠望できる絶景が広がります。
こんな感じで、山頂からの見晴らしが素晴らしいですね。
野見金山は標高152mの低山ですが、千葉には高い山がないので見晴らしがいいんですよね。
山頂にあるテラスで飲食しながら、まったりと景色を眺めるのもおすすめです。
営業時間が11時からなので、ご覧のとおりこの日はまだオープンしていませんでしたけどね。
営業時間内には、山頂の芝生エリアにテラス席とテーブルが整備されますよ。
アクセス情報
野見金山のアクセス情報も紹介しておきますね。
地図(マップ)情報
住所は、「〒297-0154 千葉県長生郡長南町岩撫36」です。
行き方(ルート)情報
最寄りの圏央道「市原鶴舞IC」から野見金山山頂駐車場までは、約13分でアクセスできます。
東京方面からも千葉市方面からもアクセスしやすいですね。
また、最近整備された公園なので、トイレや駐車場が完備されているのは嬉しいポイント。
こんな感じで、トイレは閉め切り型なので虫の侵入もなく、トイレ自体もキレイですよ。
駐車場は山頂の第一駐車場と、すぐ下の第二駐車場があります。
そんなこんなで野見金山でアジサイ鑑賞を楽しんだ後、もう一つの名所へと向かいました。
服部農園あじさい屋敷のツーリング情報
ここからは、「服部農園あじさい屋敷」のツーリング情報を紹介していきます。
基本情報
服部農園あじさい屋敷は、地元農園が運営する大きな観光施設です。総面積18,000平方メートルの敷地内には、なんと250種・10,000株以上ものアジサイが植えられています。
6月から7月のシーズンには、山の斜面一帯を埋め尽くすようにアジサイが咲き誇ります。
テレビや雑誌でも取り上げられる人気観光スポットなので、人は多めですね。ただ、「密」というほどではありませんでした。
野見金山と違ってこちらは私営施設なので、有料です。
対象者 | 入園料金 |
---|---|
大人 | 500円 |
子ども | 200円 |
団体(10人以上) | 400円 |
大人1名500円が高いと思いましたか? でも大丈夫、決して損はさせません(僕じゃない)。価格なり、いやそれ以上の価値がありますから。
入口左の受付で500円を支払い、いざ入園します。
見どころ情報
園内をぐるりと巡って、実際に感じた見どころ情報をお伝えしますね。
伝統的な日本家屋とアジサイの風景が美しい
入園するとすぐ目の前には、伝統的な日本家屋とアジサイの花が目に入ってきます。この二つの組み合わせは、まさに「日本の梅雨」感がたっぷりで、目を見張ります。
屋敷の名にふさわしい、歴史を感じさせる建物ですね。
百花繚乱!250種・1万株以上の乱れ咲き
このあじさい屋敷の最大の見どころは、山の斜面一帯に「これでもか!」というほどすき間なく植えられたアジサイたち。
園内には250種・1万株以上ものアジサイが植えられていて、まさに「百花繚乱」とはこんな景色を言うのでしょう。
こんな感じで山の上から見下ろすと、本当に一面にアジサイが咲いているのがわかります。
簡易的な山道もつくられていますが、結構急なので、息切れしている人もいました。
敷地がめちゃくちゃ広いというわけではないですが、急斜面にびっしり植えられているのがとにかくすごい。周りにいた年配の観光客も、「これは管理が大変だあ、てぇした(大した)もんだわ」と言ってました。
咲いているアジサイの数が多いので、SNS映えするような見事な花やスポットが必ず見つかりますよ。
農園採れたて野菜がラインナップ
さらなる見どころは、農園取れたて野菜です。
施設の名前にあるとおり、農園が運営しているので、入口では新鮮な野菜が販売されています。
こんな感じで、スイカにメロン、その他にもカボチャやタマネギも販売されていました。
驚いたのは、どれもサイズが大きくて立派なんです。こんなに管理が大変そうなアジサイ園を運営しているから、きっと農業のほうもかなりいい仕事をしてるんでしょうね。
バイクでなければ僕も買って帰ったんですけど、さすがにスイカは積載できないですね…
アクセス情報
あじさい屋敷のアクセス情報を紹介します。
地図(マップ)情報
住所は「〒297-0042 千葉県茂原市三ケ谷719」です。
行き方(ルート)情報
最寄りの圏央道「茂原長南IC」からは、約12分でアクセス可能です。
ちなみに、バイク専用の駐車場が整備されているので、安心して駐車できますよ。
入口で料金を払うと、こんなチケットをもらえましたよ。
まとめ
ここまで、千葉県房総半島にある「野見金山」と「服部農園あじさい屋敷」のツーリング情報を紹介してきました。
「バイク+アジサイ」のキレイな写真が簡単に撮れる野見金山と、アジサイが咲き乱れる百花繚乱の絶景を楽しめるあじさい屋敷。
どちらも圏央道のICから近くてアクセスしやすいので、梅雨時期に房総半島へ行く際は、必ず立ち寄りたいおすすめスポットですよ。
「バイク+アジサイ」の写真をキレイに撮る方法やコツを紹介した、以下の関連記事もおすすめです。