2021年秋・栃木県の紅葉情報をレポートします。実際に現地で撮影した高精細な写真付きです。
名所の色づき情報や見頃予想時期、ドライブ・ツーリングにおすすめのルートも紹介しますよ。
2021年10月23日に栃木県の紅葉名所をツーリングしました。その時の状況をレポートしていきます。すべて1日で回れるルートなので、参考にしてみてくださいね。
2021年秋・栃木県の紅葉の状況は?見頃・色づきの最新情報を紹介
栃木県には日光・奥鬼怒・那須など、たくさんの紅葉の名所があります。その中で、今回のツーリングでは以下を巡りました。
- 金精峠
- 戦場ヶ原
- 奥鬼怒・山王林道
- 日塩もみじライン
- 那須高原
それぞれの紅葉情報は、下表にまとめてみたのでチェックしてみてくださいね。
紅葉スポット | 色づき情報 | 2021年の見頃時期 |
---|---|---|
金精峠 | 見頃過ぎ | 10月上旬〜10月下旬 |
戦場ヶ原 | いま見頃 | 10月中旬~10月下旬 |
奥鬼怒・山王林道 | 色づきはじめ | 10月下旬~11月上旬 |
日塩もみじライン | 色づきはじめ | 10月下旬~11月上旬 |
那須高原 | 見頃過ぎ | 10月上旬~10月下旬 |
金精峠の紅葉情報(10月23日時点)
10月上旬〜下旬で見頃を迎えていますが、金精峠では早くも積雪が始まっています。紅葉を楽しめる時期は短期間になると予想されます。
戦場ヶ原の紅葉情報 (10月23日時点)
戦場ヶ原の紅葉は、10月中旬~10月下旬で見頃を迎えています。
奥鬼怒・山王林道の紅葉情報 (10月23日時点)
山王林道の紅葉は、10月下旬~11月上旬で見頃を迎えます。
日塩もみじラインの紅葉情報 (10月23日時点)
日塩もみじラインの紅葉は、10月下旬~11月上旬で見頃を迎えます。
那須高原(茶臼岳)の紅葉情報 (10月23日時点)
那須高原の紅葉は、場所によって見頃時期が変わります。山頂(茶臼岳)ではすでに落葉しています。中腹では10月下旬で見頃を迎えています。
栃木紅葉バイクツーリングのおすすめルートを紹介
ここからは、実際に現地で撮影した写真とともに、ツーリング情報をレポートしていきますね。
深夜に東京を出発し、明け方頃に群馬の沼田ICに到着。この日は夜明け空がきれいでしたね。
ここから丸沼高原を経て、金精峠に向かいます。栃木側から日光・いろは坂を経由してもアクセスできますが、紅葉シーズンの大渋滞を避けた形です。
金精峠を雪中ツーリング
丸沼高原を超えたあたりから、なんと雪が降ってきました!
10月20日に積雪したことは知っていましたが、早くも驚きの展開です。スリップしないように気を付けないと…
雪の降る中をそろりそろりと進んで行きます。路肩には雪が積もっていますが、路面はウェットでなんとか走れる状態です。
峠に近づくにつれ段々と雪が強くなり、吹雪いてきました。
写真だと雪が見えにくいですが、実際は結構吹雪いてます。
ところで気になるのは、路面にまかれた融雪剤。塩カルでバイクの劣化が早まるので、帰宅してからの洗車が必須です。
この時期の峠走行には気をつかいますね…
金精トンネルを抜けて峠を越えれば、栃木側です。峠を越えれば積雪も弱まるかと思ったんですが、むしろ逆に強くなりました。
こんな感じで、今度は写真でもハッキリわかるほど吹雪いてます。
紅葉の状況はというと、カラマツがいい感じに黄金色に染まっていますね。紅葉と雪の景色が一緒に見られ、秋・冬が同居しているかのような絶景です。
想像してた景色とは違いますが、これはこれでいい感じですね。
展望台からの眺め。ここからだと本来は湯ノ湖がきれいに見えるんですが、吹雪で遠くの景色が全く見えません。
しかし相当寒かったです。気温0°以下の世界なので、カメラを構える手が痛い。
もっと撮影していたかったんですが、あまり長居すると低体温症になるので、峠を下ります。
そういえば、これだけ雪の降る中だったのですが、走っている間は手に寒さを感じませんでした。
今シーズン新調したGOLDWINの冬用グローブのおかげでかなり助かりました。
しっかり暖かく、着け心地もよくてライディングの邪魔をしないので、かなりおすすめですね。おまけに見た目もクールですし。
戦場ヶ原をツーリング
峠を下った先には、紅葉名所の戦場ヶ原があります。
草紅葉や木々がいい感じに紅葉していて、見頃ですね。写真奥で白くなっているのが、先ほどの金精峠ですね。
雪は降っていませんが、ここも標高1,300m越えの場所なのでさすがに寒いです。
気温5度前後ぐらいだったと思います。
この記事で紹介しているスポットは、どこも標高が高く寒い場所なので、初めて行く人は装備と防寒対策に気を付けてくださいね。
奥鬼怒・山王林道を雪中ツーリング
戦場ヶ原の北にある奥鬼怒に向かう「山王林道」も紅葉の名所です。標高1,700m地点を通るので、朝夕はかなり寒くなり路面凍結にも注意が必要です。
ここでも雪が降っていて、山深い場所を走る雪中ツーリングとなりました。
こんな感じで、山の斜面や道路脇は積雪しています。山王林道は全面舗装路ですが、センターラインがないので少し気をつかいますね。
「狭い道は苦手…」という初心者などは、積雪している日の走行は避けたほうが賢明かもしれません。
紅葉に関しては、この日は色づきはじめといった状況。10月下旬~11月上旬で見頃を迎えそうです。
また、山王林道を走り抜けた先には、川俣ダムがあります。
ここからは、瀬戸合峡(せとあいきょう)に架かる吊り橋と紅葉の絶景を楽しめます。
深さ100mに及ぶ峡谷に咲く紅葉が美しいですね。川俣ダムの駐車場から少し歩きますが、せっかくここを走るなら立ち寄っておきたいスポットです。
鬼怒川に沿ってのびる県道23号を東に進み、日塩もみじラインを目指します。
昼食:手打ち八溝そばの名店「しらたき」
ちょうどお昼の時間になってきたので、昼食をとることにします。
立ち寄ったのは、日塩もみじラインの入口にある、「やみぞ蕎麦 しらたき」。
そば好きの僕がおすすめする、手打ちそばの旨い名店です。
雪が降る中を走ってきたので、温かいそばがとても魅力に思えたのですが、そば好きの僕としてはもりそば一択。
香りがしっかりと立っていて、冷水でしっかり締めたそばの歯ごたえもよく、こだわりと完成度の高さが感じられますね。
ちなみにミニ天丼セットで税込1,000円でした。これだけの美味しさであればコスパが高いと思います。
お店の外にはかわいい猫もいて、最高の昼食タイムとなりました!
日塩もみじラインをツーリング
日塩もみじラインは、いろは坂と並んで関東を代表する紅葉ドライブの名所です。
紅葉の状況は、この日は色づきはじめだったので、10月下旬~11月上旬に見頃を迎えそうです。
ただ、延長約28kmの長い道のりで標高差があるので、すでにいい感じに紅葉している場所もありましたね。
雪・雨に濡れてしっとり鮮やかな紅葉が美しいですね。
爽やかな樹林の中を抜けた後は、そのまま北上して那須高原に向かいます。
那須高原をツーリング
那須高原と言えば、国内有数の観光リゾート地として有名です。四季折々の美しさがある紅葉の名所です。
この日はすでに見頃を迎えていて、山の斜面一帯が黄色く染まっていました。中腹あたりでは11月上旬までは紅葉を楽しめるでしょうね。
一方で、山頂付近の茶臼岳ではすでに見頃を終え落葉していました。
登山口まで行ける終点の駐車場では、山頂から吹き降ろしてくる強烈な風と冷気が厳しかったですね。
氷点下の世界で本当に寒かったです…。写真を撮ってすぐに引き返しましたよ。
中腹を走る観光周遊道路、那須高原道路ではちょうど紅葉が見頃でしたね。
山頂を雪化粧した茶臼岳と、そこに向かってのびるロングストレートが素晴らしい景色です。
同じく周遊道路にある展望台は、関東平野を一望できる絶好のロケーション。
快晴とはいきませんでしたが、小雨が降る中できれいな虹に出会えました。最後の最後に、思わぬサプライズ。
この日は本当に寒い中で身体も冷えて、バイクもドロドロに汚れてしまい大変だったんですが、この虹の景色で疲れも吹き飛びましたね。
おわりに
以上ここまで、2021年10月23日の栃木紅葉・雪中ツーリングの内容と、各地の紅葉情報をレポートしてきました。
まだまだこれから見頃を迎えるスポットも多いので、この記事の情報も参考に、今シーズンの旅の企画に役立ててみてくださいね。