妙義山道路(絶景ロード100選 No.031)

妙義山道路(バイクで巡る絶景ロード100選 No.031)

奇岩並び立つ仙境の世界に飛び込む

No.031: Myogisan Road [群馬]

ツーリング風景写真と見どころ

妙義山の麓から

山の麓にある道の駅「みょうぎ」からは、妙義山の大文字岩に据え付けられた「大」の字が見える。昔の旅人の目印として、登山前に手を合わせて拝んだという。

金洞山を望む

中之嶽神社下の駐車場から金洞山を望む。春には桜が咲く。

中之嶽神社付近

南側から妙義山に登る入口となる中之嶽神社付近からは、金洞山の眺めがよい。写真右手にはさくらの里第一駐車場(無料)がる。

荒々しい岩肌

目の前いっぱいに屏風のような岩壁が広がり、荒々しい岩山の景観を作り出している。約600万年前の火山噴出物が、長い年月雨風に削られ浸食されたことで、現在のような山容となった。

中之嶽神社下

中之嶽神社下のヘアピンカーブ。減速帯のせいで走り心地はいまいちだが、コーナーを曲がりながら奇岩に迫って行く感じは、実にドライブ心をくすぐる。

白雲山を見ながら走る

新緑の緑の中を、白雲山を見ながら駆け降りる。白雲山ではパラグライダーが楽しめる。この日も何機もの飛行者が見られた。

満開のソメイヨシノ

妙義山の南面山麓にある「県立森林公園さくらの里」は、45種5000本もの桜が咲き誇る花見の名所。

桜のトンネル

満開のソメイヨシノでつくられた桜のトンネルをバイクが駆けていた。

妙義山道路の基本情報

妙義山は、赤城山・榛名山とともに上毛三山に名を連ね、群馬を代表する名山。鋸のようにギザギザに鋭くとがった奇岩がそびえ立つ岩山で、ごつごつした山肌が露出した荒々しい景観が特徴だ。その風光明媚な景色は、大分の「耶馬渓」、香川の「寒霞渓」と並んで日本三大奇勝の一つとしても数えられる。そんな妙義山の奇岩群を縫うように走るのが妙義山道路(群馬県道196号)で、登山口へのアクセス道としても機能する。最大の見どころは、中之嶽神社付近から真正面に見える、まるで屏風のような分厚い岩壁だ。山の麓に位置する道の駅「みょうぎ」から走ると、緩やかなカーブが続くワインディングとなる。下仁田町との境界付近から急カーブが多くなるが、突如として荒々しい岩山が目に飛び込んできて、変化に富んだ山容を眺められるこの道の楽しさを実感する。荘厳な奇岩が並び立つ様子は、まるで中国の山水画に描かれた仙境のよう。この道を走れば、東洋絵画の中の世界を旅する感覚が得られるはずだ。

妙義山道路の補足情報

ロードMEMO
おすすめ時期 四季折々の自然が美しく、一年中楽しめる。中でも春には、45種類5,000本もの桜が「さくらの里」に咲き誇る。紅葉の時期も美しい。
バイク通行 OK
自転車通行 OK
冬季閉鎖 なし
駐車場 さくらの里第一駐車場は収容台数が多い大型駐車場。道の駅「みょうぎ」に市営駐車場(無料)もある。
アクセス 道の駅「みょうぎ」までは、上信越道「松井田妙義」ICから約5分とすぐだ。おすすめのルートは、ここからさくらの里第一駐車場まで約8kmの区間。妙義山の岩壁は、南側と北側では違った表情を見せてくれるので、往復してどちらの景色も楽しむのがおすすめ。

妙義山道路のアクセス情報

地図情報(マップ)

妙義山道路のツーリングレポート

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