日本三大奇勝は 伊達じゃない!
他では見られない 風光明媚な景色は まるで仙境を思わせる
2021年春、妙義山ツーリングに行きました! 僕自身が現地で体感した見どころ情報などを解説していきます。デジタル一眼カメラで撮影した高精細な写真もたっぷり紹介するので、実際の雰囲気がよくわかりますよ。バイク・クルマで行ける周辺スポットも紹介するので、ドライブ・ツーリングの企画に必ず役立ちます。
群馬県下仁田町にある「妙義山」のツーリング情報を余すところなくぜんぶ紹介します。
日本二百名山としても有名な妙義山の最大の特徴は、奇岩群がつくる東洋的な絶景。妙義山周辺に整備された観光道路は、この風光明媚な奇景を楽しみながら走行できる絶好のツーリングスポットです。
見どころやアクセス、周辺スポットの情報などお役立ち情報をレポートしていくので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
妙義山ツーリングの基本情報
まずは妙義山ツーリングの基本情報を紹介しますね。実際に走行する前にこれを知っておくと、ツーリングがもっと楽しくなりますよ。
日本三大奇勝の一つ
大分県の「耶馬渓」、香川県の「寒霞渓」と並んで日本三大奇勝の一つとして数えられます。鋸のギザギザのように鋭く尖った奇岩群が最大の特徴。
また妙義山は、赤城山・榛名山と並んで上毛三山にも名を連ね、群馬県民に親しまれています。
奇岩峰の眺望が楽しめる峠道
妙義山ツーリングの見どころは、何と言ってもこの奇岩峰の眺望。曲がりくねった峠道を上っていくと、岩肌むき出しの山容が顔を見せます。
この道は、日本全国の絶景道を100本集めた「絶景ロード100選」にも選出されています。詳細については、以下の関連記事からチェックできますよ。
また、妙義山はイニシャルDにも登場する峠道としても有名です。Rのきついカーブも多く、走りごたえたっぷりのワインディングロードです。
風光明媚な景色をゆったりと眺めながら走るのが、妙義山ツーリングの楽しみ方だと思います。スピードは控えめに、ゆっくりと大人のライディングを堪能してくださいね。
妙義山ツーリングの見どころ
次に、僕が実際に現地で感じた見どころ情報を、ライダー目線でお伝えしていきますよ。ツーリングで絶対に外せないスポットを写真付きで紹介します。
目の前に迫る奇岩群!
ごつごつとして力強い岩肌が目の前に迫ります。上の写真は、中之嶽神社近くのヘアピンカーブにある駐車場からの眺めです。
下仁田町側から上ってくると、このヘアピンカーブを抜けると突然目の前に奇岩群が現れてきます。自然の力強さを体感できるポイントで、妙義山ツーリングの醍醐味ですね。
四季折々の美しい風景を楽しめる!
妙義山の魅力は、もちろん奇岩峰だけではありません。四季折々の自然の美しさも見どころの一つ。
春には桜が咲き、ソメイヨシノが季節感を演出してくれます。荒々しい岩肌と、柔らかな桜の花のコントラストが絶景ですね。
また紅葉の名所としても有名で、紅葉シーズンは観光客で賑わいます。下の写真は、11月上旬に撮影した妙義山の紅葉です。
このように、秋には奇岩峰と紅葉の美しい景色を楽しめますよ。
春は「さくらの里」に桜トンネルが出現!
春には「さくらの里」に桜のトンネルが現れます。マスツーで行く際は上の写真のような”映え”を狙ってみては?
妙義山の南面山麓にある「県立森林公園さくらの里」は、45種5000本もの桜が咲き誇る花見の名所です。
ソメイヨシノだけでなく、カンザン、フゲンゾウなどの八重桜もあり、開花時期が異なる桜の種類が豊富なので、4月中旬から5月中旬まで花見を楽しめます。
さくらの里は駐車場も園内もぜんぶ無料で楽しめる素晴らしいスポット! 特に春はおすすめしたいですね。
走行前に妙義神社で交通安全を祈願しよう!
古くから山岳信仰も盛んな妙義山には歴史ある神社があります。妙義神社もその一つで、山の東麓に位置します。
松井田町側からアクセスする場合、ちょうど観光道路の起点となる場所にあります。道の駅「みょうぎ」のすぐ近くですね。
精巧なつくりの本殿は国の重要文化財に指定されていて、貴重な文化遺産です。花見シーズンに行くなら、境内にある立派な枝垂れ桜は必見ですよ。
妙義山ツーリングのアクセス情報
まだ行ったことのない人のために、妙義山ツーリングのアクセス情報を紹介しますね。
地図(マップ)情報
松井田町側の入口には上信越自動車道「松井田妙義IC」から約8分、下仁田町側の入口には「下仁田IC」から約15分です。
行き方とルート
松井田妙義ICからの行き方・ルートは以下のとおりです。
峠付近には広い無料駐車場があり、バイクも停められますよ。
道の駅「みょうぎ」を過ぎると、下の写真のようなカーブがあります。ここが妙義山ツーリングの起点です。
県道196号が妙義山観光道路ですが、約15kmの道のりで変化に富んだ景色を楽しめますよ。
妙義山周辺のツーリングスポット
最後に、妙義山周辺のおすすめツーリングスポットを紹介します。
旧道碓氷峠(めがね橋)
日本全国に数ある峠の中でも有名な旧道碓氷峠(うすいとうげ)。標高差500m以上を一気に駆け上がる急峻な山道で、「ザ・くねくね道」です。
峠道の途中には、国指定重要文化財の碓氷第三橋梁(通称めがね橋)があり、観光名所となっています。日本最大のレンガ造りの橋は一見の価値あり。
道の駅みょうぎからは約22kmの位置にあり、約30分でアクセス可能です。峠道が好きなライダーなら、選ぶのはバイパスの新道ではなく、もちろん旧道の方ですよ。
荒船山(国道254号)
妙義山と同時期にできたとされる荒船山(あらふねやま)。平な頂上部と切り立った崖を持つ山容が、荒波を割って進んでいく船に似ていることが名前の由来。
特徴は何と言っても、その独特な形ですね。国道254号の16号橋からはっきりとその形が見えますよ。
僕がその姿を最初に見たときは、「変な形の岩だなあ」と思いました。
道の駅みょうぎからは約30kmの位置にあり、約35分でアクセス可能です。
まとめ:妙義山は1年中楽しめるスポット
ここまで、春の妙義山ツーリングについてレポートしてきました。いかがだったでしょうか。
そこまで標高が高くない妙義山(標高1,103m)は、1年中楽しめるツーリングスポットです。とは言え、冬季は雪が降ることもある地域なので、天候や路面状況には十分注意して走行するようにしましょう。
4~5月にかけて桜の開花が続く妙義山は、絶好のお花見スポット。秋の紅葉など四季折々の美しさがあって、それぞれ違った顔を見せてくれるので、何度でも訪れたい絶景道です。