海成段丘を滑走する『室戸スカイライン』と断崖絶壁の『横浪黒潮ライン』、隠れた名道『龍河洞スカイライン』を走る!高知の絶景道ツーリング

中四国ツーリングで絶景道をバイクで走ってみた:室戸スカイライン~龍河洞スカイライン~横浪黒潮ライン編

ふるけん

2021年春、中国・四国の絶景道をバイクツーリングで巡る8日間の旅に出ました。山深い四国山地を走る山岳道路、雄大な太平洋や穏やかな瀬戸内海沿いを行くシーサイドラインなど、ライダーなら一度は走りたい絶景ロードの数々を巡ることができました。そんな一生忘れられない感動の連続を、デジタル一眼で撮影した高精細な写真とともにレポートしていきます。ツーリング・ドライブの企画にお役立てください。

Day2では、海成段丘の室戸岬を走る「室戸スカイライン」、龍河洞へのアクセス道路「龍河洞スカイライン」、横浪半島を縦走する「横浪黒潮ラインなどを巡りました。

この日はほとんどの区間で、四国の南側を太平洋に沿ってぐるりと巡る、絶好のシーサイドドライブを楽しみました。前日とは変わって、キャンプ場でのちゃんとしたテント泊。

夕暮れ時には、四国カルストまで下見走行に出かけます。そこに待ち受けるは絶景か、はたまた・・・?

それでは、中四国を巡る絶景ツーリング紀行、Day2のはじまり はじまり

Day2の主な旅程
絶景道:室戸スカイライン

絶景道:龍河洞スカイライン

絶景道:横浪黒潮ライン
宿泊地:太郎川公園キャンプ場

朝の出発

初日からなんと10年ぶりの野宿でしたが、それなりに眠ることができたようで、朝の目覚めは意外にもスッキリしたものです。

テント撤収

まずはテント撤収から。前日はアスファルトの上にテントを張っての野営でした。

ペグが打てなかったので、僕の手持ちのテントでは、前室の形状を保つのが若干難しかったですね。僕が使っているのはモンベルのクロノスキャビン2型ですが、以下のコールマンのテントに似たものです。

コールマン(Coleman) テント ツーリングドーム ST 1~2人用
ライダーからの人気が高くキャンプツーリングの定番、コールマンのツーリングドーム。北海道や全国のキャンプ場でもよく見かけます。

ペグダウンや綱張りをしていない分、手早く撤収することができました。バイクに荷物を積載して、2日目の旅をはじめます!

野営地となったこのポイント、水道もあってかなり便利な場所でした。実は写真の奥に芝地もあったのですが、雨で濡れていたのと少し海岸に近すぎたので、敬遠しておきました。

日の出後の内妻海岸の絶景を眺める

ここは内妻海岸を望むスポット。日の出とともに、だんだんと空が色づいていくのが美しかったです。この景色は絶景でしたね。

ふと見上げると、空にはまだ月の姿がはっきりと見えます。

日の出とともに1日をはじめる、これこそキャンプツーリング(野営)の醍醐味ですよね。

国道55号をシーサイドドライブ

国道55号でシーサイドドライブ

前日と同じく、国道55号を走ってさらに南へと向かいます。

室戸岬を目指して南下

この国道55号ですが、太平洋のすぐそばを走る道でシーサイドドライブが楽しめます。快晴の下、きれいな青い海を見ながら室戸岬を目指します。

白浜海水浴場はサーフィンの名所

道中にある海の駅「東洋町」で美しい砂浜が見えたので停車します。

高知県「白浜海水浴場」
海の駅「東洋町」

白浜海水浴場で波乗りに興じるサーファーの風景が素敵ですね。高知県はサーフィン愛好家の多い場所ですが、こんな景色がいたるところで見られます。

景勝地「鹿岡の夫婦岩」

鹿岡の夫婦岩(かぶかのめおといわ)-読み方解説

道中には鹿岡の夫婦岩(かぶかのめおといわ)があります。遠目からでもわかるこのサイズ感。近くでコーナーを曲がる時には圧倒的な存在感が感じられますよ。

この後も絶好のオーシャンビューを見ながら走り続け、室戸岬へと到着します。

室戸スカイライン

高知の絶景道「室戸スカイライン」にやって来ました。室戸岬の尾根筋を通る、展望のよい片側一車線のドライブルートです。山頂展望台から眺める美しい海岸線が絶景です。

この道は絶景ロード100選に選出されています。詳しい情報は以下の関連記事からチェックできますよ。

室戸スカイライン-バイクで巡る絶景道(日本百名道No.084) 室戸スカイライン(絶景ロード100選No.084)

室戸岬を駆け上がる山岳ワインディング

室戸岬周辺の地形は海成段丘(かいせいだんきゅう)と言って、急な崖とその上の平らな大地から構成されています。

実際に走ってみると、急斜面を上った後は、なだらかなアップダウンが続く走りやすいワインディングです。

最後のヘアピンが爽快な滑走スカイライン

この道の最大の見どころは、西側の最後の滑走ヘアピンカーブ。岬の突端から太平洋に向かって滑り落ちていく線形を走り、まるでスキージャンパーのような滑走気分が味わえますよ。

再び国道55号に復帰し、室戸岬の西側を通りながら、ここから西を目指します。

昼食:道の駅「田野駅屋」

しばらく走って、道の駅「田野駅屋」で小休止します。ちょうどお腹もすいてきたので、併設された食堂でランチタイムとしました。

道の駅「田野駅屋」和風ラーメン

高知の元気な女性陣が営む食堂で名物の和風ラーメンを注文。うどんのつゆのような和風だしと中華そばという意外な組み合わせですが、これがなかなか美味しかったですね。

このあたりを高知県の中でも中芸地域(ちゅうげいちいき)と呼ぶそうですが、現在は柚子(ゆず)が名産で、ゆずをトッピングしてもらいました。お会計は650円。

優しい味わいでほっこりするので、寒い日の冷えた身体で食べると一層美味しそうな気がします。

龍河洞スカイライン

続いてやって来たのは「龍河洞スカイライン」。鍾乳洞の名所「龍河洞」へのアクセスルートになっている、山岳ワインディングです。

香南市にある三宝山(金剛山)につけられたこの道は、急峻な山道を縫うようにして高度を上げていきます。三宝山は標高265 mの低山ですが、展望抜群の景観ポイントです

謎のRPG感で気分が高揚

この道の隠れた見どころは、三宝山にある洋風のお城。かつてはレジャー施設として営業されていましたが、現在では閉鎖されていて廃墟と化しています。

山の麓の香南市からもその姿を認識でき、路上から遠目で見ていて、「あれは何だ?」とつい気になりました。

道はこのお城をめがけて駆け上がっていくのですが、冒険感と謎のRPG感が味わえて、面白い体験でした

実際、地元の小学生4人組が、休暇の冒険(?)でこのお城を目指していました。

香南の街並みと土佐湾の景色を見下ろす

つづら折り付近からの眺めが素晴らしく、香南の街並みと土佐湾の景色を眼下に一望できます

このポイントは三宝山展望所で、ちょっとした駐車スペースがあります。

足を止めて、じっくりこの景色を眺めたいですね。

つづら折りのヘアピンカーブ。ここを上った先に先ほどの廃墟があり、以前はそこから展望できたようです。間違いなく素晴らしい展望が見れるはずなんですが、現在は閉鎖中でどうしても入れず残念。

龍河洞までは行かず、ここで折り返して次なる絶景道を目指します。

横浪黒潮ライン

次にやって来たのは、高知県土佐の絶景道「横浪黒潮ライン」。東西に細長く延びる横浪半島を縦走する、延長約19kmの観光ドライブルートです

この道は絶景ロード100選に選出されています。詳しい情報は以下の関連記事からチェックできますよ。

横浪黒潮ライン(絶景ロード100選No.086)

断崖の上を走る爽快シーサイドライン

東側入口の宇佐大橋からアクセスして、太平洋に面した断崖の上を進んで行きます。

途中にある、青龍寺付近の展望所から、国指定天然記念物の五色の浜を展望します。ホテルの私有地になっている場所に入れれば、もう少しよい展望が期待できそうでしたが、立ち入り禁止の張り紙があってこれも残念。

リアス式海岸の複雑な地形を望む

路上から横に目をやれば、リアス式海岸の複雑な地形を見下ろせます。美しいブルーの海水が感動的ですね。

程よい中高速コーナーや適度なアップダウンがあり、走り好きも満足できる魅力たっぷりの絶景シーサイドラインでした。

横浪半島を西に横切りながら、さらに西へと進みます。目指すのは四国カルストの麓にある山間の町、梼原町(ゆすはらちょう)。

宿泊:太郎川公園キャンプ場

今夜の宿泊地、太郎川公園キャンプ場に到着しました。途中から雨が降ってきたので、このあたりは現地の写真がありませんが、山の中の自然たっぷりのキャンプ場といった感じです。

当日飛び込みで電話予約

シーズン中は人気のキャンプ場なので、この日も予約でいっぱいとのこと。お昼ごろに道の駅田野駅屋から電話しておいてよかった。

当日飛び込みでしたが、本来のサイトとは違う別の場所を利用させてもらえることになり、何とか滑り込みセーフ。四国カルストにほど近いキャンプ場ということもあって、ライダーもそれなりにいましたが、ファミリーやグループ客が中心でしたね。

ソロで落ち着いて静かに過ごす、という感じではなかったですね。

小雨降る中での設営

四国カルストの麓と言っても、標高500mほどの山の中にある山間の町。春の季節でも夜はかなり冷え込みました。小雨降る中、苦労しながらの設営。サイトは雨で濡れていましたが、野宿するよりはだいぶ快適です。

四国カルストへ下見走行!

設営が終わったのがちょうど夕方6時前ごろ。日没までまだ少し時間があり、完全に日が暮れてしまう前に往復できそうだったので、下見に行ってみることにしました。

麓から見ても明らかに雲が出ていたのですが、もしかしたら奇跡が起きて日没の絶景が拝めるかと思ってのことです。「ワンチャンあるかも!」ってやつですね。

天狗高原めざして駆け上がる

ここから四国カルストの入口となる天狗高原までは、片道30~40分ほど。翌日の本番走行の下見もかねて、2本のルートを走ってみることにします。

往路 国道440号→県道304号経由

復路 県道304号→国道439号経由

ヒント

梼原町(南側)から四国カルストにアクセスする場合、上記にもう一つを加えた計3本のルートが想定される。結論から言うと最もおすすめなのは、上記のどちらでもない、広域林道を走るルート。詳細については、Day3の記事を参照してほしい。

行きは国道440号経由ルートを選択。国道区間は結構な快走路でしたが、県道に入るとかなり狭い道路を行くことになります。運転に自信がない人は避けた方が賢明かもしれません。

一気に山道を駆け上がって天狗高原のゲートをくぐり、県道48号で天狗高原に向かいます。このあたりから一気に展望が開けてきます。

もくもくと雲が発達していく様子がわかります。これはこれで素晴らしい眺望ですね。さらに進んで天狗高原を目指します。

待ち受けていたのは・・・

天狗高原で待ち受けていたのは、絶景か、はたまた・・・?

はい、完全な霧でした!笑 数十メートル先も見通せない視界不良。しかもかなり寒いです。

これはもうこのまま日が暮れそうな感じが濃厚なので、引き返すことにします。

「こんな霧の中、あんた何しにきたん?」と不思議そうな表情をされてしまいました。

だいぶ日没が近づいてきました。シャッターを切る手がかじかむほどの寒さで、気温5度前後ぐらいだったと思います。

復路は国道439号ルートでのんびり帰ります。こちらは往路に比べてなかなか走りやすい道でした。

スーパーで買い出しをして、キャンプ場に戻って遅めの夕食。赤貝の炊き込みご飯とインスタント味噌汁、地元産の豚肉を焼いてキャンプ飯を楽しみました。

ふるけん
ふるけん

ちなみにこのクッカーがかなり優秀で、キャンツーに行くときはいつもこれで調理しています。 信頼・安心の国内メーカー「snow peak」製の定番品で、コスパも最高ですよ。

snow peak コッへル・クッカーセット トレック 900ml
信頼の国内メーカー「スノーピーク」製の定番クッカー。使いやすさに徹底的にこだわって設計され、余計な装飾のないシンプルな作りです。これ一つで炊飯、パスタ、ラーメン、スープまで何でもこなせる万能品。コンパクトな円筒形なので、キャンプツーリングでもかさばらないのが嬉しく、まさにライダーにぴったりのキャンプ用品。

これにてDay2はおわり。


Day2の走行距離: 341km

ツーリングマップル 中国・四国2021
ライダーなら1冊は持っておきたい定番マップの中国・四国エリア版。ベテランライダーによる実走取材で毎年、信頼度の高い最新情報にアップデートされています。おすすめルートは地図上でマーカーが引かれているので、走るべき道がすぐにわかります。主要な観光スポットをはじめ、道の駅や食事処、桜・紅葉スポットなども掲載されているので、これ一つで旅の企画とツーリングの幅がぐっと広がりますよ。

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