バイクのオイル交換はどこで対応してもらえる? ひょっとして自分でもできる? ショップとセルフメンテではどっちがおすすめ?
あなたのこんなお悩みを解決します。
バイクのオイル交換をしようと思ったとき、特に初心者の人は、そもそもどこに持っていけばよいか悩みますよね。また、自分でセルフメンテできるのかも気になるはずです。
この記事では、バイクのオイル交換に対応してもらえる5つの場所を紹介したうえで、自分でもセルフメンテできるのかについて解説します。
結論としては、自分でオイル交換するほうが時間も費用も節約できるのでおすすめです。
この記事を書いている僕は、バイク歴10年超のライダーです。これまでに何度もオイル交換してきた経験から、ショップ依頼とセルフメンテの違いや、それぞれのメリット・デメリットについて紹介しますよ。
この記事を読めば、オイル交換の選択肢とそれぞれの違いがわかるようになるので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
バイクのエンジンオイル交換はどこに依頼できる?
バイクのオイル交換は定期的なメンテナンスなので、どこに依頼すべきかで頭を悩ませたくないですよね。
できることなら、自分のバイクをいつも安心して任せられるような依頼先を見つけておきたいものです。
ということで、外部への依頼先としては、以下の5つの場所(選択肢)が考えられます。
- バイクショップ(販売店・ディーラー)
- バイク用品小売店
- 自動車整備工場
- ガソリンスタンド
- 友人・知人等
結論から言うと、それぞれの特徴については下表のとおりです。
選択肢 | 対応車種 | 作業信頼性 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
バイクショップ | ◎ | ◎ | オイル交換以外の点検等も対応可 | オイルの選択肢が少ない |
バイク用品店 | ◎ | ◎ | 選べるオイルの種類が豊富 | 近所にない場合がある |
自動車整備工場 | △ | △ | 車の整備ついでに依頼できる | 原付以外は不可が多い |
ガソリンスタンド | △ | △ | 近所で見つけやすい | バイクに精通していない |
友人・知人 | △ | × | すぐ側であれこれ質問できる | 失敗リスクが大きい |
セルフメンテナンス | - | 自分次第 | 最も費用と時間を節約できる 好きなオイルを何でも選べる | 情報収集と学習が必要 |
一つずつ、詳しく解説していきますね。
バイクショップ(販売店・ディーラー)
オイル交換の依頼先としてまず真っ先に思い浮かぶのが、バイクショップではないでしょうか。
あなたがバイクを購入したショップであれば、顧客情報や車両情報がきちんと記録されているはずなので、最もスムーズに依頼~作業まで完了できます。
もちろんメンテナンスの腕前はプロフェッショナルなので、オイル交換に関するトラブル等を心配する必要はありません。
資格を持ったバイク整備士がしっかりと車両を見てくれるので、バイクの特性や状態を正しく判断してくれます。面倒見のよいショップでれば、車両不備や部品劣化なども一緒に点検してくれます。
さらに、オイル交換だけでなくその他の修理・メンテナンスも一緒に依頼できるのも、バイクショップならではの利点ですね。
それなりに規模のあるショップの場合、担当の整備士が付くこともあり、定期的なオイル交換依頼を通じて関係性をつくっていくこともできます。
一方で、バイクショップによっては、メーカーや車種ごとに指定オイルが決められていて、自分で好きなオイルを自由に選んで交換できない場合もあります。
実際に僕がお世話になっているYSPでは、ヤマハ純正オイルしか対応してもらえませんね。
バイク用品小売店
バイクショップの次に思い浮かぶのが、バイク用品小売店ではないでしょうか。
もちろん、バイク用品店でもオイル交換が可能です。ちなみに、各地域でチェーン展開している主要なバイク用品店には、次のようなお店があります。
- NAPS(ナップス):日本最大級のチェーン
- 2りんかん:独自のイベント企画が特徴
- ライコランド:TOKYO BAY 東雲店は超有名
- 南海部品:関西を中心に展開
WEBサイトでオイル交換の価格を公開しているバイク用品店もあり、あらかじめ費用を見積できるのはありがたいですね。
また、数あるエンジンオイルの中から、その都度、量り売りで自分の好きなオイルを指定して交換してもらうことができます。このあたりは、豊富な商品ラインナップを持つバイク用品店ならではの利点ですね。
基本的に、どのバイク用品店に依頼しても費用に大きな違いはないので、お気に入りのお店やお住まいの近くにあるお店に頼むとよいでしょう。
作業の待ち時間に店内をぶらつきながら、あれこれバイク用品を物色できるのが楽しいですよね。
自動車整備工場
あまりイメージが沸かないかもしれませんが、自動車整備工場でもオイル交換が可能です。
基本的にクルマ中心でバイクの専門店ではないですが、原付やスクーターのオイル交換に対応している場合が結構ありますよ。
近所に対応してくれる自動車整備工場があると便利ですね。
ただし、オイルフィルター交換には対応していなかったり、大型バイクや海外メーカー車両などには対応しなかったりする場合も多いので、事前の問い合わせと詳細確認は必須ですね。
「クルマの車検でいつも利用している整備工場に、原付バイクのオイル交換も面倒を見てもらっている」というライダーも一定数いるようですね。
バイク専門店ではないので、いきなり持ち込んで依頼するのはNG。直接確認するか、少なくとも電話で事前に確認しましょう。
ガソリンスタンド
ピットを備えたガソリンスタンドでも、バイクのオイル交換が可能な場合があります。
しかし、個人的な意見としてはあまりおすすめできません。
なぜなら、店員がバイクの取り扱いに慣れていない場合が多いからです。クルマのオイル交換は問題ないでしょうが、バイクには対応したことがない店員も相当数いるので注意が必要です。
ツーリング先でオイル漏れが発覚したなど、よほどの緊急事態でないかぎり、ガソリンスタンドでのオイル交換は避けたほうが賢明です。
友人・知人等
オイル交換を依頼できる選択肢の一つとして、友人・知人等に頼むというのも一つの手です。
例えば初心者の場合、同じ車種に乗っている先輩ライダーにオイル交換を手伝ってもらい、手順を学ぶということが可能です。
この場合、よき友人・知人なら無償で手伝ってくれるのが一般的でしょう。
しかし、その優しさに甘えるだけではよくないですよね。1,000円前後でよいので簡単に昼食をご馳走するなど、感謝の気持ちをお返ししましょう。
身近な相談相手がいる場合は非常に便利ですが、ここには大きなリスクも潜んでいます。
作業ミス等により何かトラブルが起きた場合、バイクだけでなくその人との人間関係にもキズがつくことになるかもしれません…。
よほど信頼できる人でないかぎり、不要なリスクは避けたほうが賢明でしょう。
最近では、SNSで知り合ったばかりの知人にお願いするケースもあるようですね。それから、オイル代は当然自己負担ですよ。
結局どこに依頼すべきなの?
ここまで、オイル交換が依頼できる場所(選択肢)を5つ紹介してきました。
結論としては、外部に持ち込むのなら、バイクショップまたはバイク用品店に依頼するのが間違いないと思います。
理由としては、やはりバイクの専門家に任せるのが一番だからです。
「バイクショップとの関係性を重視したい」という人はバイクショップに、「自分の好きなオイルをいろいろ試してみたい」という人はバイク用品店に依頼するとよいでしょう。
オイル交換の腕前で走行性能が変わるわけではないので、あとは自分の好みでお得意先を見つけるといいですね。
バイクのオイル交換は自分でもセルフメンテできるのか
ところで、バイクのオイル交換は自分でも作業できるのか気になっている人もいるかと思います。
もちろん、自分自身でのセルフメンテナンスも可能です。
自分でセルフメンテナンスも可能
バイクのオイル交換の作業は思ったよりも簡単で、手順さえしっかり守れば初心者でも問題なくできますよ。
古いオイルの処分など、外部に依頼するより少し手間は増えますが、バイクに関する知識も増えるのでバイクがもっと好きになるはずですよ。
オイル交換すれば、それだけバイクに触れる時間が増えます。単純に自分のバイクに愛着がわきますよね。
バイク歴10年超の経験からセルフメンテをおすすめする理由
オイル交換をお店に依頼すべきか、自分で作業すべきか…
これは、バイク乗りにとって永遠のテーマだと思います。
これまでずっと自分で作業してきた人が、結婚・引越し等のライフイベントの都合により、お店に依頼することが多くなったというようなケースもあります。
ケースバイケースというもので、どちらがよいかに絶対の正解はありません。
それでもやはり、個人的な意見としては、自分でオイル交換するのをおすすめします!
「失敗したくない…」
「忙しくてお店に任せたほうが早いから…」
など、いろいろな意見があるかと思いますが、バイク歴10年超の経験から言えることが一つあります。
それは、
結局自分で作業したほうが費用も時間も節約できる、ということです。
ショップとセルフメンテの費用の比較など、詳しくは以下の関連記事にまとめていますよ。
3,000~4,000kmごとに必ず必要なオイル交換。毎回ショップに持ち込むよりも、自分でメンテナンスできたほうが好都合ですよね。
まとめ
ここまで、オイル交換を依頼できる場所(選択肢)5つと、セルフメンテナンスをおすすめする理由について紹介してきました。
最後にもう一度、それぞれの違いやメリット・デメリットについてまとめます。
違いやメリット・デメリットを比較
各選択肢の違いやメリット・デメリットは、冒頭で紹介した次の比較表のとおりです。
選択肢 | 対応車種 | 作業信頼性 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
バイクショップ | ◎ | ◎ | オイル交換以外の点検等も対応可 | オイルの選択肢が少ない |
バイク用品店 | ◎ | ◎ | 選べるオイルの種類が豊富 | 近所にない場合がある |
自動車整備工場 | △ | △ | 車の整備ついでに依頼できる | 原付以外は不可が多い |
ガソリンスタンド | △ | △ | 近所で見つけやすい | バイクに精通していない |
友人・知人 | △ | × | すぐ側であれこれ質問できる | 失敗リスクが大きい |
セルフメンテナンス | - | 自分次第 | 最も費用と時間を節約できる 好きなオイルを何でも選べる | 情報収集と学習が必要 |
これまで見てきたとおりの結果です。セルフメンテナンスのデメリットについては、あえて挙げてみたらということで記載しました。
情報収集と学習が必要ですが、勉強するのが嫌いな人にとってはデメリットになるでしょうね。
ただ、僕自身もそうですが、「バイクのことで新しい知識が増えるのは楽しい!」という人も多いと思うので、特に苦労せずに作業知識が身につくはずですよ。
セルフメンテナンスに挑戦してみよう
自分の好きなオイルを制限なくあれこれと試せるのが、セルフメンテナンスの醍醐味。
また、バイクを触ることで自分のバイクにもっと詳しくなれます。オイル交換のたびに違うオイルを試してみたりすることで、バイクに乗る楽しみが一つ増えるんですよね。
バイクライフを充実させるうえで、実はこれってとても大切なことだと思います。
あなたも自分でオイル交換に挑戦し、さらに愛車と楽しい時間を過ごしてみませんか?
オイル交換のセルフメンテナンスに必要な知識や情報は、以下の関連記事でくわしく紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。