初めての海外バイクツーリングはこれで準備OK。持ち物、予約、国際免許取得など流れと手順を解説

初めての海外バイクツーリングはこれで準備OK。持ち物、事前予約、国際免許取得など実際の手順を解説

はじめに:海外バイクツーリングに挑むあなたへ

初めての海外ツーリング。

やってみようと思い立ったはいいけど、何をどうやって準備すればいいか悩みますよね。

国際免許証の取得、レンタルバイクやホテルの予約、海外旅行保険の加入など、やることが多く結構大変です。

そこで本記事では、旅の準備が楽になるよう、僕が実際に行った準備や手続きなどを詳しく紹介していきます。

これさえ見ればすべてわかるので、参考にしてみてくださいね。

ふるけん
ふるけん

2023年9月に初めて海外ツーリングしたときの手順をまとめました。

全体の流れと5つのステップ

全体の流れを大まかに整理すると、次の5つのステップに分けられます。

海外ツーリングの期間を決める
目的地の情報収集をする
日本国内で手続きをする
現地で必要なものを予約する
装備と荷物を準備する(パッキング)

ステップごとに、順を追って解説していきます。

Step1:海外ツーリングの期間を決める

まずは、旅の期間を決めましょう。

休みのうち、何日間を海外旅行に使えるかってことですね。

どこに行くかより先に、どれだけ時間があるかを考えましょう

最初は1泊~2泊の期間がおすすめ

初めての海外ツーリングなら、1泊~2泊程度の期間がおすすめです

海外旅行に失敗やトラブルはつきもの。

いきなり10日間などの長期ツーリングに挑戦してしまうと、失敗したときのダメージがかなり大きくなります。

最初は短期間からはじめ、慣れてきたら長期ツーリングに挑戦するのがセオリー。

バイクのレンタル時間から期間を逆算する

どこのショップでも、24時間単位でレンタルバイクを貸し出していることが多いです。

レンタル時間も考慮しながら、何日間の旅程にするかを考えていきます

例えば、48時間のレンタルなら1泊2日か2泊3日で旅程を組むことになるでしょう。

当然、レンタル時間が長くなるほど費用も高くなるので、短期・少額からはじめるのがやはりおすすめ。

こうして旅の期間が決まれば、ある程度行ける場所が絞れてくるので、目的地もすんなり決められます。

そして目的地が決まったら、現地の情報収集をスタートします。

ふるけん
ふるけん

場所が決まればあとは実行するだけ!

Step2:目的地の情報収集をする

次に、目的地の情報収集を行いましょう。

いろいろなやり方があるでしょうが、ここでは僕が実際に行った情報収集について解説します。

観光ガイドブックは必要ない

情報媒体について言うと、「地球の歩き方」や旅行雑誌系の観光ガイドブックは必要ありません。

なぜなら、これらは海外でのバイク旅を想定していないからです。

通常の観光旅行には有用ですが、海外ツーリングにはあまり役立たないと思ったほうがよいです。

ふるけん
ふるけん

現地の歴史や文化を知るための書籍は、読んだほうがいい。

実際の体験談やブログ記事をネットで探す

活用すべき情報源は、ネットに掲載されている実際の体験談やブログ記事など。

台湾やニュージーランド、オーストラリアなど定番の場所であれば、先人たちの情報をWebで閲覧できます

また、TwitterやInstagramなどのSNSも活用すれば、ツーリングスポットの様子などをビジュアルで確認することも可能。

ただ、アフリカ大陸や南極などマイナーな場所になると、情報を集めるのが難しくなってきます。

その場合、先人に直接コンタクトを取ってみるなどの工夫が必要かも。

絶対行きたいスポットを1~2か所決める

情報収集を進めていくうち、どんどん気持ちが舞い上がり、「あそこもここも全部行ってみたい!」という感じになってきます。

しかし、あれもこれもは当然無理です。

不慣れな環境で予想外の事態もいろいろ起きるので、国内ツーリングと同じ感覚で旅程を組まないこと

絶対に行きたいスポットを1~2か所決めておき、「1日で1か所クリアできればOK」くらいに考えるのがおすすめです。

行く場所によって、1日の走行距離は大きく変化します。

普段以上に時間に余裕を持って、ツーリングルートを企画しましょう。

ふるけん
ふるけん

普段の1.5倍くらいの時間で見積ろう。

外国語の勉強はしなくてもよい

大半の人が気になるのが、「英語や現地の言葉は習得したほうがよいのか?」という疑問。

僕個人の意見としては、外国語の勉強を一生懸命やる必要はないと思います。

なぜなら、短期間で外国語をマスターするのは土台無理な話だからです。

とは言え、空港やホテルなどどうしても必要になってくる場面はあるので、最低限のやり取りぐらいは知っておいたほうがベター。

話すのが超苦手という人は、日本でメモ帳を用意しておいて、現地では読み書きだけ(筆談)で何とかするという手もあります。

例えば、ガソリンスタンドで給油をお願いするときの決まり文句を書いておいて、メモをさっと渡すとか。

ふるけん
ふるけん

メモ帳には僕も相当お世話になった。

Step3:日本国内で手続きをする

場所が決まり、旅程もだいたい決まったところで、日本国内での手続きを進めていきましょう。

ざっくりいうと、次の5つの手続きが必要です。

  • ①パスポートの取得・更新
  • ②ビザの申請
  • ③ワクチン証明書と事前検査
  • ④国際運転免許証の取得
  • ⑤海外旅行保険に加入

※国によって詳細は異なる

ひとつずつ、解説していきます。

①パスポートの取得・更新

当たり前の話ですが、パスポートの有効期限が切れていないか確認しましょう

今回が初めての海外渡航になる人は、新規取得が必要。

②ビザの申請

ビザとは、渡航先の国に事前に申請し、審査を経て発行される「入国許可証」のこと。

渡航先によって必要な場合があるので、必ず事前に調べておくようにしましょう

ふるけん
ふるけん

台湾ツーリングでは必要なかった。

③ワクチン証明書取得と事前検査

新型コロナ対策の一環として、ワクチン証明書や事前検査が必要な場合があります。

これもビザ同様、渡航先によって求められる場合があるので、事前にチェックしておきましょう

④国際運転免許証の取得

海外で車やバイクを運転する場合、国際運転免許証が必要です。

日本を出国する前に、必ず取得しておきましょう。

手続き自体は非常に簡単ですが、2,350円の取得費用がかかります

※2023年時点、東京都の場合

詳細については、各都道府県警察の公式ページを確認しましょう。

ふるけん
ふるけん

パスポートと同じサイズの証明写真が必要。

⑤海外旅行保険の加入

さらに、海外旅行保険の加入も忘れないようにしましょう。

非加入の状態でも渡航やバイクの運転は可能ですが、何かあったときに保険がおりないため、金銭的なダメージが大きくなります。

大した費用じゃないので、絶対に加入しておいたほうがいいです。

クレジットカード付帯の保険を無料で使える場合も多いので、自分のクレカを確認してみましょう。

もし付帯していない場合やよくわからない場合、新しく作ってしまうのが早いかも

おすすめは、年会費無料で保険が使えるエポスカード

公式サイト:エポスカード

ふるけん
ふるけん

リスクヘッジはかなり重要。

Step4:現地で必要なものを予約する

国内での手続きが完了したら、現地で必要なものを予約しましょう。

ざっくりいうと、どこに行く場合でも次の4つの予約が必要です。

  • ①飛行機の予約
  • ②ホテルの予約
  • ③レンタルバイクの予約
  • ④SIMカード・モバイルWi-Fiの予約

ひとつずつ、解説していきます。

①飛行機の予約

総費用の中で飛行機代がかなりの割合を占めるので、節約できると効果は大きいです。

最安の飛行機チケットを探すなら、以下の「エアトリ」がおすすめ。

最安飛行機の検索サイト:エアトリ

上記の比較サイトをうまく使って、賢く節約しましょう。

ふるけん
ふるけん

僕も実際に使ってます。

②ホテルの予約

初めての海外ツーリングでは、出国前にホテルを予約しておくべきです

現地で宿が取れないと最悪なので、あらかじめ全日程のホテルを押さえておきましょう。

最安のホテルを探すなら、以下の「アゴダ(agoda)」がおすすめ。

最安ホテルの検索サイト:アゴダ

予約しても直前まで無料キャンセルできるので、予約しない手はないです。

ふるけん
ふるけん

ドミトリーから高級ホテルまで、取り扱い数が多く使いやすい。

③レンタルバイクの予約

おそらく、一番苦労するのがレンタルバイク予約

比較サイトなどがなく、自分の手で地道に探す必要があるからです。

さらに、現地のレンタルショップとのコミュニケーションでは、大抵英語や現地語を使います。

メールやチャットでのやり取りが主なので、Google翻訳などを駆使した英文作成がおすすめ。

外国語に苦手意識がある人には、結構ハードルが高いかもしれません。

面倒な手間を省きたい人は、多少割高でも代行業者やパッケージツアーを利用するのも一つの手。

ふるけん
ふるけん

最近の翻訳ソフトは超優秀なので、何とかなる。

④SIMカード・モバイルWi-Fiの予約

現地での通信手段の確保も必須です

電話利用やネット接続のために、次のどちらかを必ず予約しておきましょう。

  • スマホ用SIMカード
  • モバイルWi-Fi

個人的には、電話番号つきのSIMカード(プリペイド形式)がおすすめ。

もしもの場合や緊急事態には、どこかに電話をかける必要があるからです。

現地の人が同伴する場合、モバイルWi-Fiだけでよいかもしれません。

海外で使えるSIMカードやモバイルWi-Fiの予約なら、以下の「KKday」がおすすめ。

ネットで予約でき、自宅や現地空港で受け取れるので超便利。

ふるけん
ふるけん

SIMフリー端末持ちなら絶対SIMカードがおすすめ!

Step5:装備と荷物を準備する(パッキング)

現地で必要なものを予約できたら、いよいよパッキングです。

装備と荷物は、次の2つのルールを守って賢く準備しましょう

  • ①バイクに積載可能な分だけ持っていく
  • ②荷物はいつもより少なめにする

ひとつずつ、解説していきます。

①バイクに積載可能な分だけ持っていく

ひとつめのルールは、バイクに積載可能な分だけ持っていくこと。

忘れがちですが、これは超重要。

前提として、レンタルする車両の積載能力によって、持参できる荷物の量が決まります

そのうえで、何をどう積載するかを考えます。

具体的には、次のようなことを確認しておきましょう。

  • 普段使っているツーリングバッグは積載できるのか
  • ツーリングネットやストラップをひっかける部分はあるのか

バイクを借りたはいいが積載できずに出発できない・・なんてオチにならないように注意しましょう。

ふるけん
ふるけん

可能なら日本で、同じ車種を使った現物確認までしておきたい。

②荷物はいつもより少なめにする

ふたつめのルールは、荷物はいつもより少なめにすること。

荷物を持って移動するのを考えると、極力身軽なほうがよいです。

タクシー移動ができれば楽ですが、空港⇔駅、ホテル⇔ショップなど必ずどこかで徒歩移動は発生します。

僕自身が経験したからわかるのですが、重たい荷物を抱えての移動はかなり大変。

何を持参し何を持参しないかの取捨選択が、非常に重要です

自分がどこまでリスクを許容できるかを踏まえ、捨てる覚悟を持ってパッキングに臨みましょう。

ふるけん
ふるけん

安全衛生面からヘルメット持参はマスト。

おわりに

以上、初めての海外ツーリングの準備について、5つのステップにわけて詳しく解説してきました。

ここで紹介した手順を参考にすれば、きっとうまく準備ができるはず。

そして、事前の準備と同様、最後は勢いも大事です

僕も初めてのときはいろいろ不安でしたが、最後はやはり勢いで決めたところがあります。

何だってそうですが、決めてしまえばあとは何とかなるもんです。

不安に負けずに、憧れの海外バイク旅を成功させてくださいね!


賢く節約