MT-07をツーリング最強仕様に最適化できる、おすすめグッズ「7つ道具」を紹介します。
YAMAHA MT-07はノーマル状態でもツーリングに使いやすいバイクです。
さらに、カスタムや便利グッズの追加などちょっと工夫するだけで、ツーリング特化の最強仕様に最適化することができますよ。
2019年モデル(2代目)に4万キロ以上乗り続けている僕がたどり着いた、現時点でのベストアンサーを解説します。ここで紹介する仕様で、実際に全国あちこちをツーリングしています。
ツーリング仕様最適化の必要性
まずは、MT-07をツーリング仕様に最適化する必要性について解説します。
完全ノーマル状態でもツーリングは可能
当然、完全ノーマルの状態でもツーリングは可能。MT-07はとても扱いやすいバイクなので、どこに行っても気持ちよく走ることができますよ。
ただ、常にツーリングが快適というわけではなく、次のような問題点もあります。
- 高速道路では走行風を直接受けるので疲れる…
- クラッチが遠くて手が疲れる…
- ヘッドライトが暗くて夜の運転が怖い…
- 積載性が低いので荷物が積めない…
などです。
これらを克服するには、ツーリング仕様に最適化していく必要があるんですね。
ツーリング特化のカスタムでさらに利便性が向上
バイク用品の導入やカスタムパーツの装備などで、こうした問題は解決可能です。
そうやって仕様を変えることで利便性が向上し、ツーリングがより快適なバイクに仕上がっていくのです。
仕様次第で、MT-07はツーリング最強バイクと言えるほどのポテンシャルを秘めていますよ。
ちょっと工夫するだけでツーリングの利便性が劇的に向上するので、ぜひ取り組んでみてほしいですね。
仕様最適化のためのおすすめ7つ道具
ここからは、MT-07をツーリングに特化した仕様に最適化できる、おすすめの7つ道具を紹介していきます。
- ①ウインドスクリーン
- ②エンジンガード
- ③ラジエーターコアガード
- ④EFFEXスムースフィットレバー
- ⑤高効率ハロゲンバルブ
- ⑥シートバッグ
- ⑦フックレンチ(サス調整用)
これらの7つ道具が、MT-07に3万km以上乗り続けている僕がたどり着いた、ベストアンサーです。
ひとつずつ、詳しく紹介していきますよ。
①ウインドスクリーン
ネイキッドタイプのMT-07は、ノーマル状態では走行風を前面から直接受けてしまいます。
ウインドスクリーンがあれば、風防効果が一気に高まり、走行風による負担が大幅に軽減されるので、ロングツーリングや高速での長時間走行でも疲れにくくなります。
特に高速走行では大きな違いがありますよ。実際にウインドスクリーンのおかげで、四国一周ツーリングでは東京→徳島間700kmの道のりを1日で難なく走れました。
高速によく乗る人は、必須アイテムですね。
②エンジンガード
万が一の転倒時や事故時に、エンジンへのダメージを軽減してくれる保護部品。
立ちゴケによるちょっとした衝撃からもガードしてくれるので、装着しておくと何かと便利なアイテムです。
「転ばぬ先の杖」的な安心アイテムです。僕も実際に1回だけ軽く転倒したことがありますが、ガードのおかげで、大事なエンジンは無傷でしたよ。
③ラジエーターコアガード
小石などの飛び石から、ラジエーターコアの損傷を防いでくれる便利アイテムです。
ラジエーターコアガードが無ければ、前輪で跳ね上げた小石などが直撃し、ラジエーターのフィンが潰れてしまいがち。
それが積み重なると、ラジエーターの冷却効率に大きな影響が出てしまい、エンジンがオーバーヒートしてしまう可能性もあります。
車両を手に入れたらすぐに取り付けたいアイテムですね。
冷却効率が少し落ちるとの声もありますが、僕はそう感じたことは一度もありません。
④EFFEXスムースフィットレバー
MT-07の純正クラッチレバーは遠く、位置を調整する機構がないため、左手が疲れてしまいます。ブレーキレバーもちょっとタッチが硬いです。
交換用のレバーはいろいろありますが、最もおすすめなのが、僕も使っている「EFFEXスムースフィットレバー」です。
6段階のアジャスト機構が便利なのはもちろん、人間工学に基づく曲面設計で握り心地が素晴らしいレバーです。
自然な軽いタッチで握れるので、ロングツーリングでも疲れません。
アルミ削り出しなのも高級感があって嬉しいポイント。ドレスアップとしても優秀なアイテムですよ。
握り心地が柔らかくクラッチも軽く感じるので、ツーリングが本当に快適になります。最も利用頻度の高い部品だからこそ、品質の高いものにこだわりたいですね。
実際の交換手順やインプレについては、以下の関連記事で詳しく解説していますよ。
⑤高効率ハロゲンバルブ
2021年モデル(3代目)からLED化されましたが、初代と2代目はハロゲンランプ。
純正ライトは暗いので、夜間走行時はすこし不安。特に、ツーリング先で暗い道を走る時などは気をつかいます。
そこで、高効率バルブに交換すれば、ヘッドライトがかなり明るくなるので、夜間でも安心して走れます。
僕は日の出前に出発したり、日没後に走ることが多いのですが、高効率バルブに変えてからは本当に楽になりました。光量が増えて見た目もカッコイイですね。
実際の交換手順やインプレについては、以下の関連記事で詳しく解説していますよ。
⑥シートバッグ(積載性アップ)
MT-07は積載性が唯一の弱点
MT-07の唯一の弱点は、積載性です。
シート下にスペースがほとんど存在せず、リアシートも面積が小さいので、そのままの状態では荷物を載せることができません。
僕もあれこれシートバッグを試してみましたが、結局、Kriegaのシートバッグに落ち着きました。
Kriegaのシートバッグがジャストフィット!
完全防水かつシンプルな見た目でスマート。コーデュラ素材で高耐久性。
工具不要で脱着が簡単な「Kriega ドライパック」シリーズ。
リアシート裏に備え付けのベルトループに固定フックを引っ掛けるだけで、簡単に取り付けられます。
あまりにも違和感なくぴったりと収まるので、まさにシンデレラフィットという感じです。
日帰りツーなら10L、1~2泊程度の宿泊ツーなら20L容量がちょうどよいです、
値段は多少張りますが、頑丈でずっと使えるものなので、長い目で見れば結局おトクです。
どこに行くにもKriegaのDrypackを愛用しています。本当に便利なので、気づいたら5L・10L・20L容量の3点をそろえてました。
⑦フックレンチ(サス調整用)
サス調整用のフックレンチがあれば、リアサスのプリロード調整が可能です。
重いキャンプ用品を積んでキャンツーに行ったり、タンデムしたりする時に、プリロードを強くするために使います。また、日常の走行でも自分好みのサスフィーリングに調整できますよ。
サスを触ったことがないという人も意外に多いですが、走りに直結する部分なので、効果を実感しやすいですよ。
実際の調整手順や実感できた効果については、以下の関連記事で詳しく解説していますよ。
いつでも車載工具に忍ばせておきたい便利アイテムですね。
7つ道具のおまけとして、カラビナロックも紹介します。
ライディングジャケットに通したり、荷物に通したりして盗難防止に使えるので、一つ持っておくと非常に便利なアイテムです。
タンデム時に、相方のヘルメットを車体に固定するのにも使えます。
ツーリング先でバイクから離れる際に、サッと取り出してスグに使えるので、使い勝手がよいですね。
まとめ:ツーリング仕様に最適化しよう!
ここまで、MT-07をツーリング仕様に最適化できる、おすすめの7つ道具を紹介してきました。
7つ全部そろえれば、日帰りからロンツーまで何でもこなせる仕様になって、最強ツーリングバイクに進化できますよ。
いきなり全部は難しいかもしれないので、まずは利用頻度の高いものから導入していくのがおすすめです。
ここで紹介した評価も参考に、ぜひ便利グッズを手に入れてみてくださいね。
ここでは紹介できませんでしたが、スマホホルダーも定番のツーリンググッズ。上記の関連記事でMT-07にうまく適合するアイテムをインプレしているので、参考にしてみてください。