あなたの気になるこんな疑問を解決します。
この記事の内容
- そもそもバイクの寿命とは何を指す?
- 一般的なバイクの寿命と走行距離・年数の関係
- バイクの寿命に関して必ず知っておくべき2つのこと
この記事の信頼性
この記事を書いている僕は、バイク歴10年超のライダーです。過去に原付バイクをノーメンテで乗り回した結果、廃車にした苦い経験があります。それから、バイクの寿命について徹底的に研究した結果、旧車(SRX400)をノートラブルで5.6万キロ以上走らせることに成功しました。
今回は、僕が過去にバイクの寿命を縮めてしまった失敗と、旧車の寿命を延ばした成功を踏まえて、バイクの一般的な寿命と走行距離・年数の目安を解説していきます。
難しい用語は使っていないので、バイクの一生に関わる寿命のことが簡単に理解できますよ!
サクッと読めて、一生モノの知識が手に入るので、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそもバイクの寿命とは何を指す?
そもそもバイクの「寿命」とは何を指すのでしょうか。
バイクがどういう状態の時に、寿命を迎えたと言えるのでしょうか。
Webでいろいろな情報を見ていると、このあたりの前提の話がちゃんとされていないために、混乱を与えているケースも多いようです。
そこで、走行距離など具体的な話をする前に、まずは寿命の定義から考えてみたいとおもいます。
バイクは、次のどちらかの2つの状態になった時に、寿命を迎えます。
- 定義①:回復できないほど故障した状態
- 定義②:修理したくても修理できない状態
一つずつ解説していきます。
定義①:回復できないほど故障した状態
バイクは、回復できないほど故障した状態になったら、寿命を迎えます。
例えば、エンジン焼き付きによって致命傷を負い、不動車になったケースなどです。
事故で不動車になるケースは含みません。あくまで、使用による劣化・ダメージで部品が故障した場合です。
定義②:修理したくても修理できない状態
バイクは、修理したくても修理できない状態になったら、寿命を迎えます。
例えば、部品交換すればまだ走れるけど、パーツが入手できずに修理できないケースなどです。
あるいは、直せばまだ走れるけど、修理費用が高額で維持しきれずに手放すケースなどです。
多くの人がイメージするのは、こちらの定義のほうかもしれません。
以上、バイクの寿命を2つの定義で解説しました。少し前置きが長くなってしまいましたね。
バイクの走行距離・年数と寿命の関係
ここからいよいよ、本題に移っていきますよ。
一般的なバイクの寿命がどれぐらいか、走行距離と年数の目安を交えながら解説していきます。
走行距離と寿命の関係
一般的に、多くのバイクは走行距離3万~4万キロ程度で寿命を迎えます。
これは、僕がいつもお世話になっているバイクショップの店長から聞いた話です。何百、何千台とありとあらゆる様々なバイクを見てきたプロの意見なので、かなり確かだと思います。
また僕自身、周りの友人・知人たちの体験談も聞き回った結果、やはり3万~4万キロで寿命を迎えたケースが多かったです。
よくあるのは、交換用パーツが見つからなくて寿命を迎えるパターンのようです。直そうと思えば直せるけど、費用対効果のバランスが合わなくなって廃車にするという感じですね。
先ほどの定義②「修理したくても修理できない状態」ですね。
年数と寿命の関係
一般的に、多くのバイクは製造後10年~15年ほど経ったら寿命を迎えます。
これも信頼できるバイクのプロから聞いた情報です。
また僕自身、周りの友人・知人たちの体験談も聞き回った結果、やはり10年~15年で寿命を迎えたケースが多かったです。
さらに、年式の浅い(製造後経過年数の短い)バイクのほうが寿命は延びやすい傾向にあります。ただ、使用状況やメンテナンス頻度によってかなり個人差があるので、一概には言えません。
その他:排気量・気筒数と寿命の関係
その他にも、バイクの排気量や気筒数も寿命と関係があります。
ちなみに、排気量の小さいバイクよりも大きいバイクのほうが、寿命は長くなりやすいですよ。
排気量別により細かく寿命を知りたい人は、以下の関連記事をチェックしてみてくださいね。
原付~大型まで各クラスの有名人気モデルの寿命目安も紹介していますよ!新車で買ったらどれぐらい乗れそうか考えるうえで、参考にしてください。
ちなみに、空冷単気筒のバイクは、寿命が長くなりやすいですよ
エンジンの気筒数と寿命の関係について知りたい人は、以下の関連記事をチェックしてみてくださいね。空冷単気筒が長寿な理由がわかりますよ。
バイクの寿命に関して必ず知っておくべき2つのこと
次に、バイクの寿命に関して必ず知っておくべき2つのことを紹介します。
- バイクの寿命を縮める行為と延ばす行為
- パーツ生産・部品供給の終了
バイクの寿命を縮める行為と延ばす行為
実際には、バイクの寿命にはかなりの個体差があります。
1万キロ以下で早々に寿命を迎える人もいれば、10万キロ以上乗り続ける人もいます。
なぜこんなことが起きるのかというと、バイクの寿命を縮める行為をする人と延ばす行為をする人とで違いが生まれるからです。
バイクは機械でできているので、使い方やメンテナンス次第で、その使用期間は大きく変化します。
寿命を縮めるNG行為について知りたい人は、以下の関連記事を読んでみてください。
自分がNG行為をしていないか簡単にチェックでき、愛車の寿命の危険度もわかりますよ。
パーツ生産・部品供給の終了
もう一つの知っておくべきことは、パーツ生産・部品供給の終了についてです。
前提の定義②で話したとおり、パーツが入手できずに修理できなくて寿命を迎えるケースもあります。
そのパーツが入手できないという状態は、メーカーがパーツ生産・部品供給を辞めることによって引き起こされます。
一般に、バイクの生産終了時から10年前後経ったら、メーカーは部品供給をやめます。ぜひ知っておくべきことですね。
パーツ生産・部品供給については、以下の関連記事で詳しくまとめています。
まとめ
今回は、バイクの一般的な寿命と走行距離・年数の目安について紹介しました。
いろいろな話が出てきたので、最後に要点をまとめておきますね。
- バイクの「寿命」の定義は2つある
- 回復できないほど故障した状態
- 修理したくても修理できない状態
- 一般に走行距離3万~4万キロ程度で寿命を迎えるバイクが多い
- 一般に製造後10年~15年程度で寿命を迎えるバイクが多い
- バイクの寿命に関して必ず知っておくべきことが2つある
- 寿命を縮める行為と延ばす行為で、最終的な寿命に大きな違いが生まれる
- パーツ生産・部品供給が終了したら修理できなくなる可能性がある
ここで紹介した情報を参考に、ぜひ今後も愛車との長いバイクライフを楽しんでくださいね!
ということで、今回は以上です。
愛車との長い付き合いを選びたい人は、バイクの寿命を縮めてしまう前に、添加剤を活用して愛車のエンジンを好調に保ちましょう。
走行距離の多い中古車も、添加剤で元気に走れるようになりますよ。
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バイクの寿命に関しては、以下の関連記事も参考になりますので、あわせてチェックしてみてくださいね。