梅雨の房総半島ツーリング!稲草伸びて緑いっぱいの田んぼが美しい

梅雨の房総半島ツーリング!稲草伸びて緑いっぱいの田んぼが美しい

梅雨の晴れ間の雨上がり、田んぼの緑が一層輝く

ふるけん
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2021年梅雨、千葉県房総半島をぶらりとツーリングしました。房総の絶景や道の駅、おすすめの観光スポット等を紹介します。デジタル一眼カメラで撮影した高精細な写真もたくさん紹介するので、現地の実際の雰囲気がわかりますよ。

梅雨時期はバイクに乗らない人も多いのではないでしょうか。

そんな人もこの記事を読めば、梅雨の房総半島に行ってみたくなるかもしれません。

梅雨の晴れ間に出会った、自然いっぱいの房総の魅力をお届けします。

梅雨の晴れ間に房総半島ツーリング

2021年6月下旬、梅雨の晴れ間に房総半島をツーリングしました。

これまで房総半島は何度もツーリングしてますが、考えてみると梅雨時期に行くのは初めてです。

ふるけん
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この時期だけの美しい風景がとても印象的だったので、写真とともに紹介していきますね。

稲草伸びて緑いっぱい!雨上がりの田んぼが美しい

季節は6月下旬の梅雨。

田植えが終わってしばらくし、稲の草丈がぐんぐん伸びる。ちょうどそんな時期です。

この日は、台風5号が日本列島に近づこうとしていたとき。不安定な空模様の下で早朝、雨上がりの田んぼが輝いていました。

稲に降った雨が、水滴となって太陽の光をキラキラ反射し、緑の美しさを一層引き立てます。

ふるけん
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この時期は出穂(しゅっすい)の直前で、稲草がグングンと伸びるタイミング。田んぼ一面が、稲の緑で埋め尽くされていました。

バイク+田んぼの写真もいい感じに映える!

夏を感じさせるこうした田んぼ風景は、バイクと一緒に写真を撮るとよく映えます

そして、「バイク+田んぼ風景」の写真を取るときのポイントは、バイクの配置です。

例えば次の写真では、サンドイッチ構図で撮影しました。

田んぼと田んぼの間のあぜ道にバイクを配置し、水田で挟み込んでいるというわけです

ふるけん
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このサンドイッチ構図を使えば、誰でもカンタンにSNS映えする写真が取れるので、積極的に挑戦したいですね。

注意

写真撮影に夢中になるあまり、車両通行禁止のあぜ道へ侵入しないように注意しましょう。もちろん、エンジンを切って押し歩くのもNG。田んぼは農家の仕事場です。車両が通行できるあぜ道は、探せば必ず見つかるはずです。

田んぼにはいのちがいっぱい

草丈がぐんぐん伸びて生命力あふれる稲ですが、田んぼにはそれ以外にもいのちがいっぱい。

そんなことを実感させられた場面が、次の写真。

アオサギとキジと思われる鳥が、あぜ道から田んぼの中を見つめていました。

田んぼの横に延びる国道409号(房総横断道路)を走っていると、田んぼの中からアオサギの頭が見え、思わずバイクを停めてしまいました。

ふるけん
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東京で暮らしていると田んぼ風景なんて普段見ないですからね。東京からすぐ行けて、自然たっぷりの房総半島は本当に素晴らしいです。

田んぼ風景を楽しんだ後は、野見金山とあじさい屋敷でアジサイを鑑賞。

実はこの日のメイン目的はアジサイ鑑賞だったのですが、田んぼ風景の美しさに感動したので、こうして別記事を立てました。

そんなこんなでお腹が空いてきたので、ここらで昼食をとります。

道の駅「むつざわ つどいの郷」でランチ休憩

やって来たのは、2019年10月にオープンしたばかりの道の駅「むつざわ つどいの郷」。

バイク専用の駐車場も整備されているのが嬉しいポイント。白線で仕切られ7台分ぐらいのスペースがありました。

ふるけん
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駐車場はかなり広いので、もし満車でも何とかなりそう。

県道150号沿いを走っていると現れます。周囲は田んぼがあるような田舎道なので、結構目立ちますね。

道すがらふと寄ってみたのですが、何やら美味しそうなレストランを発見しました。

トラットリア・ドゥーエはイタリアンの名店

Trattoria Due(トラットリア・ドゥーエ)というお店。店内の雰囲気もお洒落な感じがしていいですね。

メッシュジャケットを脱いだ僕の服装は、モンベルのインナーシャツ1枚。

店内はパリッとシャツを着てキレイな服装の人が多いですが、トラットリアなのでまあ大丈夫でしょう。

TIPS

トラットリアとは、イタリア語で大衆向けの食事処のような意味で、日本でいうといわゆる食堂。だから、一般的にドレスコードも不要です。一方、リストランテは、イタリア語でレストランの意味。こちらはドレスコードがある場合が多いです。

幸い、並んでいなかったのですぐに席に通されました。オーダーしたのは、パスタセットのランチメニュー

料理が出てくるまで、テーブル上の小物で遊んでみます。

そんなに待たずにすぐにサラダが出てきました。スピード速い。

奥にあるのは粉チーズ。お好みでサラダの上にかけるようです。

うん、シャキシャキしていて美味しいです。スープもいい感じ。

写真を撮りながらゆっくり食べていると、続けてメインがやって来ました。これも速い。

メインは、ツナクリームパスタ。見るからに美味しそうですね。実は、麺の下には細かなトマトも隠れています。

一口ほお張ると、美味しさが口いっぱいに広がります。塩加減と味付けが絶妙で、濃すぎず薄すぎずのバランスが素晴らしい。

バイクに乗るとよく汗をかくこの季節。身体が塩分を求めているからか、さらに美味しく感じます。大満足の一品でした。

ちなみに、他にはピザセットとドリアセットもあり、いずれもお値段1,200円。写真に写ってないですが、ドリンクもセットでついてきます

MEMO

トラットリア・ドゥーエのランチセットは1,200円。内容は、サラダ+スープ+メイン一品+ドリンク。ドリンクは、コーヒーやジュースなど。

お内を出ると、入口で5人ぐらい並んでいました。味もよくて雰囲気もよいので、人気店なのでしょう

それにしても提供スピードがかなり速かったのが印象的でした。たぶん普段から人が多く、かなりスピードを意識しているのでしょうね。オペレーションもそんな感じ。

ふるけん
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あまり形式張らずにサクッと美味しいものが食べられるので、僕は好きですよ。なんせトラットリアですからね。

リストランテとは違うのだよ、リストランテとは。

温泉も備えた大型施設

ちなみに、この道の駅には温泉もあります。

特産品のショップ、食事処、温泉、さらにはお花屋まで備えた大型施設なんです。

房総半島をキャンプツーリングする時には、立ち寄ってみたいですね。

小湊鉄道の無人駅「月崎駅」

2021年に創業95年を迎えた、小湊鉄道の月崎駅。2019年には当時の姿が復元リニューアルされました。

駅本屋とプラットホームは、国の登録有形文化財に指定されています。

ローカル線の風情たっぷり

小湊鉄道といえば、鉄道ファンの間では有名なローカル線。可愛らしいレトロなトロッコ列車がいい感じですよね。

駅本屋周辺をぶらぶらしていると、遠くから汽笛の音が。

予想外の嬉しい展開に、慌ててシャッターを切ります。

1時間に1本の電車が、たまたまこのタイミングで現れてくれました。

ふるけん
ふるけん

慌てて撮ったので、手前のアジサイにピントが合っていて、トロッコ列車にピントが合ってない…笑

駅に停車しているわずかの間に後方からも撮影。こんどは列車にピントを合わせることができました。

列車から降りてくる人は当然いません。列車が過ぎ去った後、月崎駅はまた静かになりました。

森ラジオステーション

駅本屋の隣にあるのが、森ラジオステーション。もともと小湊鉄道の鉄道保線員の詰所だった建物を、アート作品としてリニューアルしたものだそうです。

ジブリっぽい雰囲気がSNS映えすると、人気の観光スポットみたいです。

森の中で朽ちていく感じがして、雰囲気ありますね。

2014年に行われた「いちはらアート×ミックス」で、苔と山野草で覆われたアート作品として出品されたものが、そのまま残っているよう。

このあともしばらく晴れが続きそうだったので、食後の運動に久留里城へと向かいます。

食後の運動に久留里城天守閣に登頂

MEMO

久留里城は、中世には里見氏、近世には黒田氏をはじめ数々の城主の居城となってきた城郭です。房総半島の中・近世城郭の代表格。また、周囲に残る数々の遺構は、往時の面影をいまに伝えています。雨城(うじょう)とも呼ばれるこの城には、「城の完成後3日に一度、雨が降った」という伝説が残っています。

駐車場から標高150メートルほどの場所にある天守閣までは、急勾配の上り坂を進んでいきます。

食後の運動には十分過ぎるほど、足腰が鍛えられますね。誰もいない天守閣に登ってみます。

もっと広い景色を眺められますが、曇りだったので写真ではこんな感じ。

この天守閣からの眺めもよいですが、僕のおすすめは二ノ丸跡からの展望です。

こんな感じで、高台から田園風景を一望できるんです。田んぼが緑に染まっているのがよくわかりますね。

実りの秋には、黄金色に変わるのでしょう。

ふるけん
ふるけん

お城歩きで足腰も疲れたので、天気が悪くなる前に岐路につきます。早めの帰宅で、アクアトンネルも渋滞せずに越えられました。

まとめ

ここまで、梅雨の晴れ間に見られた房総半島の美しい風景や、おすすめの観光スポットを紹介してきました。

この時期にしか見られない、稲草の緑でいっぱいの田んぼ風景は、間もなく到来する夏本番を予感させますよね。

景色は日々、移り変わっていきます。梅雨ならではの景色を求めて、あなたも房総半島をツーリングしてみてはどうでしょうか。