初めての海外バイク旅に挑戦するなら、台湾がおすすめ!
僕がなぜ台湾を推すのか、その理由を5つあげながら解説していきます。
また、気になる交通ルールや台湾ならではの不安・懸念点も紹介。
僕が実際に体験した、台湾ツーリングで絶対にやるべきこと3つも参考にしてくださいね。
2023年夏に台湾をツーリングした実際の体験に基づき、この記事を執筆しました。
台湾ツーリングをおすすめする理由5つ
海外バイク旅の初舞台に台湾を推す理由は、次の5つです。
- 理由①:距離的に近いから
- 理由②:言葉の壁が低いから
- 理由③:親日家が多く安全だから
- 理由④:地形が日本に似て走りやすいから
- 理由⑤:費用が安く挑戦しやすいから
ひとつずつ、解説していきます。
理由①:距離的に近いから
まずは、なんといっても距離の近さが魅力でしょう。
東京から台北まで、飛行機でわずか3~4時間。
日帰り弾丸旅行も可能な距離なので、忙しく時間がない人でも海外バイク旅ができます。
連休や長期休暇を必要とせず、週末の1泊2日で十分に楽しめるため、感覚的には国内での宿泊ツーリングと大差ないです。
極端な話、
「今週末、台湾ツーリング行ってみよ!」
なんて弾丸旅行も普通にできちゃいます。
予定の調整がしやすく、気軽に行ける!
理由②:言葉の壁が低いから
言葉の壁が低く、コミュニケーションに困らない点も魅力です。
日台の歴史的な背景から、日本語を話せる台湾人も多いため、外国語に不安がある人でも日本語でコミュニケーションできます。
これは特に台北で実感しましたね。
観光地、空港、ホテルなどでは普通に日本語が通じたため、「ここホントに海外?」と思ったほど。
ただ、それ以外の都市(宜蘭・花蓮など東部)で日本語が通じることはほとんどなかったです。
それでも、同じ漢字圏なので、中国語を話せなくても漢字の読み書きだけで何とかなります!
屋台のメニューに「飯」「麺」と書いてあれば、だいたい想像できますよね。
実際に僕は、メニュー名を写したメモを渡して注文したりしてました。
話せなくても何とかなる!
理由③:親日家が多く安全だから
よく言われることですが、台湾には親日家が多く安全な国だという点も魅力。
これは主観的な意見ですが、旅をしていて実際そう感じることも多かったです。
別に親日家でなくても、台湾の人は基本的にフレンドリーな感じがします。
詐欺にあったり、命を狙われたりするようなリスクが比較的低く、安心して旅ができる国の一つ。
日本語で話しかけられたこともしばしば。
理由④:地形が日本に似て走りやすいから
台湾は日本と同様、山が多く海に囲まれた島なので、地形がよく似ています。
その点で、初めて走る海外の道でも親近感があり、緊張せずにリラックスしてツーリングを楽しめます。
反面、「異国の砂漠を走る!」みたいな突き抜けた非日常感はあまりありません。
通常そういう場所はリスクも大きいため、海外ツーリングの経験を重ねて挑戦するもの。
だからこそ、初めての海外バイク旅には、
「日本の景色と似ている。だけどどこかがちょっと違う」
そんな台湾がぴったりだと思います。
奥が深く、素人も玄人も楽しめるのが台湾。
理由⑤:費用が安く挑戦しやすいから
そして、安価に海外ツーリングに挑戦できるという点も大きな魅力。
飛行機代が高くなく、物価も日本より安いため、トータルの旅行費用は比較的安く済みます。
参考までに僕の場合、3泊4日で総額約17万円でした。
LCCや安宿を使えば費用は抑制できるので、1週間で15万円未満も全然可能だと思います。
最安を探す場合、飛行機チケットはエアトリがおすすめ。
最安飛行機の検索サイト:エアトリ
最安のホテル検索なら、agodaが一番。
最安ホテルの検索サイト:アゴダ
時期と工夫次第で10万円以下も可能なはず。
ここまで、なぜ台湾をおすすめするかの理由を5つ見てきました。
僕の実体験に基づいた説得力のある理由なので、だいたい納得してもらえたかと思います。
とは言え、よいことばかりじゃないのが海外バイク旅のリアル。
そんなわけで、続いては台湾ツーリングの不安や懸念について紹介していきます。
台湾ツーリングの懸念点3つ
台湾ツーリングの懸念点は次の3つです。
- 懸念①:大都市は危険なスクーターが多い
- 懸念②:交通ルールが日本と違う
- 懸念③:大型バイクに乗れない可能性がある
ひとつずつ、解説していきます。
懸念①:大都市は危険なスクーターが多い
スクーター天国、台湾。
台北などの都市部ではスクーターの数がかなり多く、日本の比ではありません。
しかも全体的な傾向として、台湾スクーター乗りはガンガン前に突っ込んできます。
外国で不慣れなこちらのことなど、相手はお構いなし。
車間距離ほぼゼロの間合いから、容赦なく前に出ようとしてきます。
そんな状況だから、ぼさっとしてると追突や接触されるのがオチ。
対策としては、とにかく交通の流れに乗ること。
日本での感覚は捨て去ってしまって、台湾スクーター乗りのリズムを感じましょう。
日本での危険運転が、台湾では安全な場合もあるよ(リズムを感じるってそういうこと)。
懸念②:交通ルールが日本と違う
台湾の交通ルールは日本と大きく違います。
例えば、
- 右側通行
- バイク専用レーンがある
- 原則バイクは二段階左折
- 原則バイクは高速道路に乗れない
- 一般道の最高制限速度は80km
などなど。
これだけでもわかると思いますが、日本での常識は全く通用しません。
うっかりしていると、交通違反で検挙されるので注意が必要。
ちなみに、台湾のオービス(速度違反自動取締装置)は非常に高性能で、バイクのスピード違反も容赦なく検挙されます。
実を言うと僕もオービスで検挙され、反則金を支払いました・・。
交通違反リスクもしっかり認識しよう。
懸念③:大型バイクに乗れない可能性がある
さらに、大型バイクに乗れない可能性がある、という懸念も認識しておく必要があります。
あるレンタルバイク店から言われたことですが、
「台湾では外国人は200cc以下のバイクしか乗れない」
とのこと。
すべてのレンタル店に問い合わせたわけではなく、政府の公式情報を確認したわけでもないです。
ただ、ある店でこう言われて400ccのレンタルを拒否されたのは事実。
バイク雑誌メディアのネット記事では、700ccのバイクをレンタルできた情報などが上がってますが、これらは数年前でもはや古い情報。
台湾では頻繁に法改正があるので、2023年時点では何らかの規制があるのかもしれません。
かと思えば、別に問い合わせたショップでは、700ccのバイクをレンタルできそうな感じでした。
しかしデポジット料金が非常に高額だったので、そういうリスク込みなのかもしれません。
このへんは正直よくわかりませんし、一般個人では調べようもありませんね・・。
ちなみに台湾では、次のような基準で大型・普通・小型バイクに分類されます。
車両区分 | 総排気量 |
---|---|
大型重型機車A | 550cc超 |
大型重型機車B | 250cc超~550cc |
普通重型機車 | 50cc超~250cc |
普通軽型機車 | 50cc以下 |
小型軽型機車 | ー |
海外旅は勢いもそうだけど、正しいリスク認識も大事。
ここまで、台湾ツーリングの懸念点について見てきました。
最後に、僕も体験した台湾で絶対にやるべきことを紹介します。
台湾ツーリングで絶対にやるべきこと3つ
台湾ツーリングで絶対にやるべきことは、次の3つです。
- ①台湾随一の絶景スポット太魯閣峡谷を走る
- ②標高3275mを走る天空ツーリング
- ③台湾グルメを堪能する
ひとつずつ、解説していきます。
①台湾随一の絶景スポット太魯閣峡谷を走る
東部の花蓮県にある太魯閣峡谷は、台湾随一の絶景スポット。
標高1000m超の断崖絶壁が続く渓谷は、圧倒的なスケール感で見る者の心を掴みます。
垂直の岩壁につけられた素掘りトンネルを走りながら、大渓谷の神秘を全身で感じましょう。
ここにしかない風光明媚な景色に感動した!
②標高3275mを走る天空ツーリング
九州ほどの面積の台湾には、富士山より高い山がたくさんあります。
そんな台湾では、標高3000m超の高所を走る天空ツーリングを楽しめます。
東アジア舗装路最高所の「武嶺」を目指し、標高3275m地点までバイクで駆け上がりましょう!
標高3000m超の天空世界は異次元だった。
③台湾グルメを堪能する
走りも大事ですが、絶対に外せないのが台湾グルメ。
屋台の食事は安く、日本のワンコイン感覚でお腹いっぱい美味しいものが食べられます。
滷肉飯、飯糰、小籠包、牛肉麺、南国フルーツ、台湾茶など、あげればきりがありません。
一度食べたらやみつきになる、台湾美食沼にどっぷりハマっちゃいましょう!
台湾グルメ、最高っすね!
おわりに
以上、初めての海外バイク旅に台湾を推す理由、懸念すべき点、ツーリングで絶対にやるべきことなどを紹介してきました。
いかがですか、台湾ツーリングに挑戦したくなってきましたよね?
実際のツーリング情報をもっと知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
僕の体験談について、高精細な写真とともにレポートしています。