雄大な大雪原生林を駆け抜け 自然の神秘を味わう
No.007: Nukabira Road [北海道]
ツーリング風景写真と見どころ
北海道の国道最高点となる標高1,139 mの三国峠。三国トンネルの南側にある。
大雪山を遠望しながら、眼下には見渡すかぎりの原生林が広がる。
道中では、爽やかな白樺樹林の景色も見られる。夏の緑も美しいが、紅葉の秋もまた趣がある。
糠平湖付近のロングストレート。ここには道の両脇に駐車スペースがある。
大雪ダムの建造に伴ってできた人造湖だが、そう思えないほどの澄んだ水にはアメマスなどが生息する。
北海道有数の規模を誇る温泉街としても有名な層雲峡。約3万年前の大雪山の噴火により形成された柱状節理の断崖を間近に見ることができる。
国道沿いにある旧国鉄士幌線の幌加駅跡。かつては林業で栄えた地もいまは人口空白地帯。地面の草に埋もれてゆく線路は、寂しさとともにどこか懐かしさを感じさせる。
糠平湖の南側に位置する温泉街「ぬかびら温泉郷」では、いずれの施設でも源泉かけ流しの湯が楽しめる。無料の足湯がある公園で一休みするのもよい。
糠平国道(三国峠)の基本情報
北海道の中央部に広がる2000m級の山々が連なる大雪山系。「北海道の屋根」といわれるその深い山中を走る道が国道273号。特に糠平湖から層雲峡に至るまでの道を糠平国道と呼び、北海道でも定番のドライブ・ツーリングルートだ。雄大な原生林の中を快走しながら、実に北海道らしいダイナミックな景色を眺められる。最大の見どころは三国峠からの展望だろう。見渡すかぎりの原生林とその中でひと際目立つ松見大橋のコントラストが素晴らしい。針広混交林の大樹海が広がる大パノラマに、北海道の大きさと自然の偉大さを実感する。糠平湖付近では爽やかな白樺樹林の風景が美しい。片側1車線の道は幅が広く勾配も緩やかなので、とても走りやすい。
糠平国道(三国峠)の補足情報
バイク通行 OK
自転車通行 OK
冬季閉鎖 なし
駐車場 三国峠にはカフェ併設の駐車場がある。
アクセス 旭川から三国峠までは約1時間40分。帯広からも同様。おすすめ区間のぬかびら源泉郷から大雪湖までは50kmのロングドライブ。
糠平国道(三国峠)のアクセス情報
地図情報(マップ)
糠平国道(三国峠)のツーリングレポート
2020年7月走破