実体験から月極バイクコンテナのメリット・デメリットを比較。他にはない最大の強みと唯一の弱点も解説

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実際のレンタル経験をもとに、バイクコンテナのメリット・デメリットを紹介します。

他の保管方法にはない最高のメリットや唯一の弱点を解説

ハローと加瀬の2社を利用した筆者だからこそ気づけた、バイクコンテナの最大の強みについてもお伝えします。

※ここでは、マンション駐車場や公営駐輪場など、他の月極駐車場と比較した場合の利点等について述べます

左:ハローストレージ、右:加瀬のレンタルボックス(2022年撮影)

バイクコンテナのメリット4つ

バイクコンテナ利用の主なメリットは、次の4つです。

  • ①最高の安全性で防犯・いたずら対策に最適
  • ②最高の保管性能で風雨・サビに強い
  • ③最高の収納力とガレージ機能でバイク用品を置ける
  • ④騒音問題やご近所トラブルの防止

一つずつ、詳しく解説していきます。

①最高の安全性で防犯・いたずら対策に最適

バイクコンテナは鍵付きのドアやシャッターでロックされているので、防犯性が非常に高く、最高の安全性能を誇ります。

高セキュリティで防犯・いたずら対策に最適

窃盗団やいたずら犯からの物理的な接触を許さず、コンテナ内への部外者の侵入を完全に防ぎます

また、多くのコンテナで鍵の増設が可能となっているので、複数の南京錠で施錠することで、誰にも破られない鉄壁の守りとなります。

こうした安全性の高さから、高級外車や珍しい旧車など、プレミアムなバイクを保管するのに最適です。

防犯・いたずら対策では、「バイクを他人の目に触れさせない」ことがとても重要なので、その点でもバイクコンテナは非常に効果的です。

②最高の保管性能で風雨・サビに強い

バイクコンテナは、周囲が囲われた密閉空間になっているので、雨風にさらされず、最高の保管性能を持ちます。

周囲をガードされている⇒雨風・サビに強くダメージが少ない

精巧なつくりで設計されているので、例え台風の日であっても、雨に濡れたり風に吹かれたりすることはありません。

また、直射日光を防ぐので、紫外線によるゴム部品の痛みもほとんどありません。バイクの天敵である錆(サビ)の発生予防にも、非常に効果的です。

つまり、バイクへのダメージや経年劣化を最小限に抑えることができ、いつまでも車体を美しい状態にキープし続けられます

こうした保管性の高さから、生産終了してパーツ交換が難しい旧車や、アルミ等の金属パーツが多用されているバイクなど、扱いがデリケートな車両を保管するのに最適です。

もちろん、その他のバイクでも「愛車を大切に保管したい」という場合にぴったりです。

③最高の収納力とガレージ機能でバイク用品を置ける

バイクコンテナは室内空間を自由に使えるので、車両以外に様々なバイク用品も置くことができて、抜群の収納力を誇ります。

最初から付属の棚板が備わっているため、契約したその日から、憧れのバイクガレージとして利用できます。

※汎用コンテナでは付属しない場合があります

室内を損傷しない限りは好きなように使えるので、「ラックを増設して自分好みの保管環境をつくる」といった運用も可能です。

コンテナ室内の奥や足元、側面など意外とデッドスペースが存在するので、こうした空間をうまく活用することで、単なるバイク収納に留まらない「おとなの趣味部屋」がつくれます

こうしたことから、「バイクを本格的な趣味にしたい」というような場合にも最適です。

④騒音問題やご近所トラブルの防止

バイクコンテナは本人の自宅から離れているので、よくある騒音問題・ご近所トラブルを防止できます。

通常、マンションやアパート等の駐車場を利用していると、何かとトラブルに発展しがちです。特に、大型バイクやカスタム車などは排気音が大きいので、バイクに乗らない人からは煙たがられやすいです。

こうしたすれ違いが積もり積もって、やがて苦情やイタズラに発展するのはよくあるパターンです。

しかし、通常バイクコンテナは住宅街から少し離れた場所にあるので、このようなトラブルとは無縁です。

子どもや家族世帯が多い集合住宅に住んでいると、駐輪場がゴチャゴチャしていて危険です。

自転車と一緒だと雑然としてバイクが傷つきやすい

こうした背景から、「お互いのためにもバイクを別の場所で保管したい」というような場合にも最適です。

バイクコンテナのデメリット3つ

バイクコンテナ利用でデメリットとなる点は、次の3つです。

  • ①乗りたい時にすぐ乗れるとは限らない
  • ②他の保管方法と比べ料金が若干高い
  • ③バイクを出し入れしにくい場合がある

一つずつ、詳しく解説していきます。

①乗りたい時にすぐ乗れるとは限らない

バイクコンテナが自宅近くにあるのが理想的ですが、満室で見つからない場合もあります。少し離れた物件を契約した場合には、保管場所までの移動に時間がかかってしまい、「乗りたいと思ってもすぐに乗れない」という状況が生まれます

コンテナまでの移動に時間がかかる場合がある

ただ、バイクコンテナを利用する人のほとんどが、何かしらの手段で自宅から移動していることは事実です。例えば筆者の場合、自転車で約20分の距離にある物件を契約したことがあります。

また、市街地だと最寄駅まで電車で移動するほうが意外とラクだったりします。その場合、「始発~終電までの間で移動しなければならない」という制限がつきます。

あるいは逆転の発想で、よく行くツーリングスポットの近くで物件を契約するのも一つの手。渋滞する市街地は電車で移動し、郊外の空いた道からバイクに乗るという切り分けが可能です。

実際、東京に住みながら神奈川にバイクを置いている、というライダーも少数ながら存在します。

②他の保管方法と比べ料金が若干高い

公営駐輪場や集合住宅の月極駐車場と比べると、月額料金は若干高くなります。地域によって相場は変わりますが、筆者が調査した東京都23区内の相場は下表のとおりです。

駅前公営駐輪場集合住宅駐車場バイクコンテナ
月額料金2,000~3,000円5,000~9,000円8,000~20,000円
東京23区内の月極バイク駐車料金の相場表(筆者調査)

バイクコンテナの相場は約8,000~20,000円と、他の選択肢と比べて1.5~2倍以上の開きがあります。

ただ、駅前駐輪場や集合住宅の場合だと、前述のメリットに挙げたような「防犯性」「保管性」「収納性」に大きく劣るので、費用面だけで考えるのは早計です。

ちなみに、バイクコンテナの金額幅が大きいのは、専用・汎用コンテナの違い、サイズ(帖)の違いなどで料金が変わるからです。

③バイクを出し入れしにくい場合がある

物件によっては、バイクの出し入れがしにくい場合があります。特に、「コンテナ入口前の通路幅が狭い」「地面が砂利で滑りやすい」場合などは、大きな障害となる可能性があります。

ただ、こうした問題は大抵、バイク以外の収納も考えている汎用コンテナの場合に起きがちです。専用コンテナの物件ではこうした問題はまず起きません。

また、事前に現地でしっかり下見すれば避けられる問題なので、契約前の注意点程度に考えるのがよいでしょう。

メリット・デメリット比較表

ここまで見てきた、メリット・デメリットをまとめます。次の比較表で確認してみましょう。

メリットデメリット
①最高の安全性で防犯対策に最適
②最高の保管性能で風雨・サビに強い
③最高の収納力でバイク用品を置ける
④騒音問題やご近所トラブルの防止
①乗りたい時にすぐ乗れるとは限らない
②他の保管方法と比べ料金が若干高い
③バイクを出し入れしにくい場合がある
比較表

唯一の欠点は湿気

上記で紹介したデメリットは、工夫次第で解消できるものです。しかし、バイクコンテナにはどうしても克服できない構造的な弱点が一つあります。

それは、湿気です。コンテナ内は密閉空間になっていて通気性がよくなく、湿気がこもりやすいという欠点があります。「走行直後はエンジンが冷えてから入庫する」など、多少の工夫が必要です。

バイクコンテナは構造的に湿気がこもりやすい

梅雨のジメジメした時期に、雨に濡れたままのジャケットを室内で保管していると、カビが発生しやすくなるので注意が必要です。

ただ、そこまで神経質になる必要はなく、「除湿剤を置く」「梅雨時期は定期的に換気する」などの湿気対策を行えば十分です。

月極バイクコンテナの最大の強みとは?

筆者は、これまで大手2社のバイク専用コンテナや集合住宅駐車場など、様々なタイプの月極保管サービスを利用してきました。その経験から、バイクコンテナにしかない最大の強みがあることに気づきました。それは、

「他の誰にも邪魔されない自分だけの趣味空間をつくれること」

いたずらや盗難を心配することなく、コンテナ室内を100%フル活用し、自分だけのバイクガレージを作り上げていく。月極バイクコンテナには、そんな「おとなの遊び空間」としての魅力が詰まっています。

自分だけの趣味空間を持てるのが最大の強み

これは、駅前駐輪場や集合住宅の駐車場では絶対に得られないものです。極端な話、不特定多数や住民があなたのバイクに触れようと思えば触れられます。

例えるなら、「バイクコンテナ室内の空間は、何者にも侵されない聖域」と言えるでしょう。バイクコンテナは、安心・安全なバイクライフを100%約束してくれる唯一の選択肢となります。

バイクコンテナ利用に向いている人

盗難・防犯対策を徹底したい人

高級な大型バイクやプレミア付きの旧車に乗っていて、盗難やいたずらが心配な人は、コンテナ保管で最高の防犯性能と安心を手に入れられます。

文字通り鉄壁の守りで愛車を守ってくれるので、おすすめです。

大切な愛車をきれいな状態で保管したい人

保管性能に非常に優れているので、風雨・黄砂・粉塵・雪など、外界からのあらゆる刺激を無効化できます。ピカピカの新車の状態で、いつまでもきれいに保管したいという思いを叶えてくれます。

バイクへのダメージや経年劣化を極限まで最小化できるので、「替えの利かない」大切な車両を保管するのにおすすめです。

ガレージ的な使い方でバイク趣味に没頭したい人

収納性が抜群で優れたカスタマイズ性があるので、自分だけのガレージを完成させて、夢のバイクライフに100%集中できる環境を実現できます。

「もっとバイク趣味を極めたい」というような人におすすめです。

自宅から離れた場所で安全に管理したい人

住環境などの事情から、自宅以外の場所で安全にバイクを保管したいという人にもおすすめです。

「いちいち人目を気にせずに週末のバイクを楽しみたい」という思いを叶えてくれます。

バイクを複数台持っている人

バイクを複数台持っている人にも、コンテナ保管がおすすめです。1.5帖・2帖・3帖など幅広いサイズから選べるため、所有しているバイクの大きさに合わせて、2台持ちも可能です。

また、「大型は無理だけど原付なら自宅に駐車できる」というような場合、大型バイクをコンテナに保管して、そこまでは原付で移動するという使い方もできます。

バイクコンテナ利用に向かない人

仕事が忙しすぎてバイクに乗る時間が非常に少ない人

乗りたい時にすぐ乗れないというデメリットから、ツーリング時間を確保できないという人は、コンテナ保管との相性がよくないです。

仕事が忙しすぎて、「週に1回、2~3時間程度しか乗れない」というような人には、おすすめできません。そんな人は、とにかく自宅に近い駐車場を借りて、バイクに乗る時間を最大化するほうがよいでしょう。

安全性や利便性よりも低料金を求める人

バイクコンテナ保管のメリットである安全性や利便性を求めず、料金の安さだけを重視する人にもおすすめできません。

そんな人は、駅前駐輪場や低料金の屋外駐車場を探すほうがよいでしょう。ただ、防犯性と引き換えにリスクがあることには注意する必要があります。

いたずら注意の張り紙。悪意を持った人間も少なくない

まとめ

以上ここまで、月極バイクコンテナのメリット・デメリットを解説しながら、他の保管方法にはない最大の強みや唯一の弱点について紹介してきました。

理想的な保管環境はそれぞれ違うでしょうが、共通して言えることは、バイクコンテナは「愛車を大切に保管したい」といったライダーの基本ニーズを確実に満たしてくれる選択肢だということです。

最近では趣味としてバイクを楽しむ人も多いので、防犯性・保管性・収納性・安全性に優れるコンテナ保管は、バイクライフの質を向上させる価値ある投資になると思います。

ただ、ある程度の月額料金を負担する必要があるので、通勤・通学メインでの用途に限られる場合などでは、満足度が下がってしまうかもしれません。

筆者のように、ツーリング主体でバイクライフを楽しみたいという人には、うってつけの選択だと思います。

公式サイト:ハローストレージ