こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 特定の症状からバイクが寿命を迎えたか判別できる
- これって寿命?…まだ大丈夫かもしれない症状
- いよいよバイクの寿命が近いかもしれない症状
- 愛車が寿命を迎えた時に取るべき行動とは?
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、バイク歴10年超のライダーです。過去に原付バイクをノーメンテで乗り回した結果、廃車にした苦い経験があります。それから、バイクの寿命について徹底的に研究した結果、旧車(SRX400)をノートラブルで5.6万キロ以上走らせることに成功しました。
今回は、バイクの寿命が近いかもしれない症状とその原因・対策について解説します。
バイクは機械である以上、寿命がありますが、症状によってはまだ回復する見込みも残されています。本記事の内容を見れば、あなたの愛車が寿命を迎えたかどうか見極められますよ!
サクッと読めて、愛車の一生に関わる寿命が理解できるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
特定の症状からバイクが寿命を迎えたか判別できる
バイクにトラブルが発生している時は、必ずどこかの部品が原因となっています。
その原因を特定し、パーツの状態を見ることで、バイクが寿命を迎えたかどうかが判別できます。
症状からある程度原因は推測できる
バイクも人間の身体と同じで、症状からある程度原因を推測できます。
例えば、ブレーキが効かなくなった症状が出たら、「キャリパー・パッド」や「ブレーキフルード」、「ブレーキレバー」等に原因があると推測できますね。
特定部品を診察して寿命かどうか判断する
そうしてトラブルの原因にあたりをつけたら、実際に部品の状態を診察して確かめます。
その結果、治療の施しようがない場合は、残念ながらそのバイクの寿命となります。
これって寿命?…まだ大丈夫かもしれない症状
これから紹介するのは、まだ回復の見込みが残されているような症状です。
- アイドリングが不安定
- ギア抜けが頻発する
- バイクが加速しない
- ガソリンがもれている
それでは、一つずつ解説していきます。
アイドリングが不安定
様々な原因が考えられますが、アイドリングが不安定な場合は「点火装置」や「排気装置」に異常があるかもしれません。
点火装置の異常
CDIやイグナイターに異常があると、プラグの点火がうまくいかず、アイドリングが不安定になる場合があります。CDIやイグナイターの異常は、部品交換で解決します。
排気装置の異常
ガスケットの劣化等で排気漏れが起きていると、アイドリングが不安定になる場合があります。古い車両やマフラーを交換している場合などは、チェックしてみましょう。
この場合も、ガスケット等の部品交換で解決します。
ギア抜けが頻発する
一度や二度でなく、バイクに乗る度にギア抜けが頻発している場合、トランスミッションが壊れている可能性があります。
トランスミッション関係の部品を交換すれば回復する可能性があります。ただ、修理金額はそれなりに必要です。
バイクが加速しない
バイクが加速しない症状が出ていて、アクセルワイヤーが劣化している場合は、調整や交換で解決できます。
チェーンやスプロケットが劣化したり破損したりしている場合は、部品交換で解決できます。歯車の状態を見て、劣化度合いをチェックしてみましょう。
ガソリンがもれている
ガソリンタンクからもれている場合、ガソリンタンクの寿命です。パテ等で穴埋めすることもできますが、思い切って交換して解決するのがよいでしょう。
キャブ車の場合、キャブレター劣化の可能性もあります。その場合はパッキン等の部品交換で解決できる可能性があります。
以上、回復の見込みが残されているような症状について紹介しました。
これらの場合、パーツ交換で調子が良くなる可能性もあるので、まだ諦めるのは早いかもしれませんよ。
しかし、中には「時すでに遅し・・・」という命に係わる重症になっているかもしれません。
いよいよバイクの寿命が近いかもしれない症状
次に紹介するのは、いよいよバイクの寿命が近いかもしれない症状です。
- ギアが全く入らない
- マフラーから白煙が出る
- エンジンが熱くなってきたら煙が出て止まった(オーバーヒート)
- オーバーヒートの後エンジンが全くかからない
もし該当している場合、あなたの辛い気持ちはよくわかります。実際に僕も、スーパーカブ50を廃車にしたときはそうでしたから・・・。
冷静に、愛車の症状が該当するかどうか確認してみてください。
一つずつ解説していきます。
ギアが全く入らない
ギア抜け以上に深刻な問題です。ドライブシャフト等が壊れている可能性があります。
エンジンをばらして状況を点検したうえで対応しますが、修理費用が高額になる可能性が高いです。
もし修理費用が割に合わないと感じるのなら、そこまでがバイクの寿命だったということになります。
マフラーから白煙が出る
マフラーからオイル臭い白煙が出ている場合も、深刻な問題です。
オイル上がり/下がりが発生している可能性があります。燃焼室内にオイルが入り込み、ガソリンと一緒に燃やされてしまう現象です。
シリンダーとピストンの隙間をうめるピストンリングが劣化・摩耗していたり、シリンダーヘッドの吸気バルブシステムに異常があったりすると起きる問題です。
ピストンリングやバルブシールの交換が必要で、この場合もエンジンばらしが必要です。
もし修理費用が割に合わないと感じるのなら、そこまでがバイクの寿命だったということになります。
エンジンが熱くなってきたら煙が出て止まった(オーバーヒート)
エンジンが熱くなってきたら煙が出て止まった症状が見られたら、非常に危険な状態です。
いわゆるオーバーヒートと呼ばれる現象で、冷却水漏れやエンジンオイル劣化・漏れ、ガスケット抜けなどで引き起こされます。
いち早くバイクショップに持ち込み、エンジンを診察してもらいましょう。この場合もエンジンばらしが必要です。
もし修理費用が割に合わないと感じるのなら、そこまでがバイクの寿命だったということになります。
オーバーヒートの後エンジンが全くかからない
先ほど紹介したオーバーヒートの後にエンジンが全くかからない症状が出たら、最悪の結末を迎えているかもしれません。
いわゆる「焼き付き」を起こしている可能性が高いです。焼き付きとは、シリンダーとピストンの間の油膜が切れて、過剰な摩擦熱で両者がくっついてしまう現象です。
焼き付きはエンジンにとって致命傷です。シリンダーとピストンだけでなく、クランクにも影響が出ている可能性があります。その場合は、エンジンを丸ごと乗せ替えて修理します。
運よく部分的な修理で済んだとしても、修理費用はかなり高額となります。焼き付きが起きたバイクは、そのまま寿命となり廃車になるケースが多いです。
焼き付きが起きる原因の大半は、オイルメンテナンス不良です。
実際に僕も、スーパーカブ50をエンジン焼き付きで廃車にしてしまいました・・・。原因は、購入後一度もエンジンオイル交換しなかったことによる、オイルメンテナンス不良でした。
以上、バイクの寿命が近いかもしれない症状を紹介しました。
愛車が寿命を迎えた時に取るべき行動とは?
悲しいことですが、実際に愛車が寿命を迎えてしまった時に取るべき行動も紹介しておきます。
- まだ動く場合は中古車として買い取ってもらう
- 不動車の場合は廃車手続きする
一つずつ解説していきます。
まだ動く場合は中古車として買い取ってもらう
エンジンがかかり動く場合は、中古車として買い取ってもらえるか検討しましょう。
状態はそこまで良くないはずなので、高額買取は期待しないほうがよいでしょう。症状や注意書きをしっかり示したうえでオークション等に出すのもよいかもしれません。
バイクを手放すのは心苦しいかもしれませんが、想定よりも高値で売却できるケースもあります。査定だけなら無料なので、試しに査定に出してみるのもよいかもしれませんね。
最近ではオンラインで簡単に自動査定できるので、1分以内に愛車の査定価格がわかり便利ですよ。
中古車査定なら、やはり業界No.1の「バイク王」がおすすめです。東証二部上場企業で資金力が豊富なので、どこよりも高額買取ができるのが強みです。
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メーカーと車種を入れるだけで、ネットで簡単に自動査定してくれるので、買取価格の相場を調べるのにも使えますよ。「いきなり担当者に会うのは少しハードルが高い」という人も安心です。
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不動車の場合は廃車にする
エンジンがかからないなど不動車の場合は、残念ですが廃車にするしかありません。
分解・整備の知識と技術がある人は、個人でレストアしている人に向けて、程度の良い部品だけオークション等でばら売りするのもよいかもしれません。
しかし、そんな技術がある人はほとんどいないと思うので、普通の人は廃車引き取りサービスを利用することになります。
前述のバイク王なら、不動車でもしっかりと査定して買い取ってくれるので、廃車手続きや処分に困ることもありません。
不動車でもお金に変えられるのは、業界シェアNo.1の大きな会社だからですね。
公式サイト:バイクを売るならバイク王
まとめ:バイクの寿命を適切に見極めよう!
今回は、バイクの寿命が近いかもしれない症状とその原因・対策について解説しました。
愛車に何か症状が出ている場合は、その症状から、何が原因でどの部品に問題があるのかを判断し、バイクの寿命を適切に見極めましょう!
自分のメンテナンス不良で愛車が寿命を迎えてしまった時は、とてもつらい気持ちになるものです・・・。僕もつらい経験をした後は、いろいろなことに気を付けるようになりました。
特に、エンジンの調子をよく保つうえで、添加剤の使用は欠かせません。エンジン系統にトラブルを起こした人には、特におすすめです。
実際に僕自身、添加剤を使い始めて以降は、エンジントラブルを起こしたことが一度もありません。
ということで、今回は以上です。