2020北海道ツーリング Day6:美幌峠~屈斜路湖~摩周湖~弟子屈~阿寒横断道路

北海道ツーリング2020-Day6

ふるけん

2020年夏、北海道の絶景をバイクツーリングで巡る9日間の旅に出ました。日本海に沿って延びる長大な絶景シーサイドライン、手つかずの大自然が残る道東を走る大展望ロードなど、ライダーなら一度は走りたい絶景ロードの数々を巡ることができました。そんな一生忘れられない感動の連続を、デジタル一眼で撮影した高精細な写真とともにレポートしていきます。ツーリング・ドライブの企画にお役立てください。

Day6では、美幌峠、屈斜路湖、硫黄山、摩周湖、阿寒横断道路などを巡りました。

この日は天候に恵まれず、1日中どんよりとした空模様でした。宿泊地の砂湯キャンプ場では、屈斜路湖畔で贅沢なひと時を過ごすキャンプができました。

それでは、北海道を巡る絶景ツーリング紀行、Day6のはじまり はじまり

Day6の主な旅程

絶景道:美幌峠
景勝地:屈斜路湖
景勝地:硫黄山

絶景道:阿寒横断道路
宿泊地:砂湯キャンプ場

朝の出発

全9日間の北海道ツーリングもいよいよ後半戦に突入だ。

6日目の朝、そう意気込みながら北見市内のホテルを出発するも天気はあいにくの曇天。雨は降らないまでも、上空は常に靄がかかっていた。

阿寒摩周国立公園

まずは北見市街から約1時間ほどの距離にある美幌峠を目指す。この周辺は阿寒摩周国立公園に指定されていて、阿寒・屈斜路・摩周の3つのカルデラ地形による湖と火山が近接している貴重な地形を持つ。火山と湖のペアが狭い範囲でいくつも近接している地形は全国的にも珍しく、本日はベースキャンプでこのエリアを観光してみようと思う。

パイロット国道

網走から美幌を経由して根室市に至る国道243号は、「通称パイロット国道」と呼ばれる。網走側から走ると田園地帯の中を駆けながら、緩やかに高度を上げながら上っていく。

美幌峠

開けた景色と緩やかなワインディングを楽しめ、ライダーにも人気のツーリングスポットが美幌峠。標高525mの展望台からは、日本最大のカルデラ湖「屈斜路湖(くっしゃろこ)」や「硫黄山」、遠くには知床連峰も望むことができ、その景色は「天下の絶景」とも呼ばれる。

しかし、峠付近はあいにくの濃霧。景色どころか数十メートル先も見通せないほどの悪天候だった。

本来であれば、以下の写真のような大パノラマを楽しめる展望スポットのはずなのだが…

出典:美幌町公式サイトから

屈斜路湖

火山活動から生まれた屈斜路湖畔には多くの温泉が湧出する。野趣あふれる露天風呂が点在するほか、蒸気の噴出する珍しい場所、温泉熱を活用した農業用ハウスや大型ホテルなどもある。

夏にはキャンプやカヌー、ヨットなどのウォータースポーツを楽しむ人々の姿が見られる。さらに冬にはシベリアからたくさんの白鳥たちが集う。

和琴半島湖畔

屈斜路湖の南側に突き出た、ひょうたんを半分にしたような形の和琴半島。コバルトブルーの美しい湖を望みながら、半島をぐるりと一周できる「和琴自然探勝路」の一周は約2.5km。半島にはキャンプ場が2つあり、シーズンは観光客で賑わいを見せるほか、誰でも入れる無料の露天風呂もある。

2キャンプ場のうちの一つ、「和琴野営場」に訪れる。午前中にテントを張り、周辺観光の拠点としようと思っていたのだが、少々問題が発生。ガイドブックで紹介されていた料金の2倍の値段、2,000円と案内された。もちろんお金がないわけではないが、この日の天候と展望等を踏まえるとかなり割高な料金になってしまう。

少し悩んでいると、「2,000円は高いよ」と近くのおじさんが共感して言う。さらに「バイクなら砂湯がおすすめだよ」と教えてくれた。何者かは知らないが、情報提供にお礼を述べ、一旦その場を去り、少し考えた後、砂湯に行ってみることにした。

砂湯

屈斜路湖畔にある砂湯は、その名の通り砂浜を掘れば温泉が出てくるという、なんとも不思議な場所。自分だけの露天風呂を作って楽しむことができる人気スポットだ。温泉熱で暖かいため、厳寒期でもここだけは凍ることがない。

この日も家族連れを中心に、仲良く砂浜を掘っているグループの姿が見られた。

砂湯キャンプ場

屈斜路湖を目の前にして、その壮大なスケール感と温泉を楽しめる素晴らしい絶景スポット、砂湯。そしてそこに隣接する「砂湯キャンプ場」にテントを張ることにした。このまま1日キャンプ場で過ごしてもいいと思えるくらい、のんびりしてよい場所だったが、設営を終えて周辺観光に出かけることにした。

硫黄山・摩周湖

屈斜路湖の東側にある硫黄山と摩周湖はいずれも人気の高い観光スポット。硫黄山は砂湯から約10kmほどの場所にあり、すぐにアクセスできる。

硫黄山(アトサヌプリ)

硫黄山の別名「アトサヌプリ」は、アイヌ語で「裸の山」の意。山肌からはゴウゴウと音を立てながら噴煙がほとばしり、周囲には独特の硫黄の匂いが立ち込める。硫黄成分で酸性化した土壌には草木が生えず、まさに裸の山といった山容を見せる。

駐車場から砂礫を少し進むと、噴気孔のすぐ近くまで行ける。黄色の硫黄結晶がいくつも見られ、轟々と噴煙が噴き上がるダイナミックな火山活動が見られる。有毒な火山性ガスにはあまり近づきすぎないように注意が必要。

隣接するレストハウス内では名物の温泉たまごが食べられる。

摩周湖

摩周湖は、アイヌ語で「カムイトー」、神の湖と呼ばれる神秘的な雰囲気漂う場所。摩周ブルーと呼ばれる世界でも一級の透明度を誇る湖水に空の青が映りこみ、独特の美しい色を見せてくれる。

一方で、「霧の摩周湖」の呼び名も持つ摩周湖。この日もあたり一面の濃霧で、そこに湖があるのかすらもわからないほどだった。

霧が晴れる様子がまったくなかったため、早々に展望台を後にした。

※翌日のDay7では一転して、奇跡の摩周ブルーを拝むことができた。

弟子屈町内

摩周湖を周遊する道道52号を南下していくと、弟子屈町内の市街地に行き着く。お昼時だったため、昼食をとることにした。

両国食堂

手打ちそばの美味しいそば店、「両国食堂」。そばつゆにラーメンが入った、「そばラーメン」の発祥店としても知られる。そばラーメンと豚丼のセットをいただくことにした。

阿寒横断道路

弟子屈町から帯広市まで延びる国道241号のうち、弟子屈町と阿寒町を結ぶ区間を通称「阿寒横断道路」と呼ぶ。道幅も広く快適なドライブルートだ。

双岳台

弟子屈から走ると森の中を抜けていき、カーブが連続する山岳ワインディングとなる。しばらく上っていくと、雄阿寒岳(おあかんだけ)と雌阿寒岳(めあかんだけ)を眺望できる双岳台に行き着く。晴れていればとても眺めがよいのだが、濃霧で視界が悪いため、引き返すことにした。

双岳台の手前には、原生林の中を貫く長い直線路がある。電柱も標識もない道がまっすぐに雄阿寒岳へと伸びる。

そして屈斜路湖畔へと

阿寒横断道路を引き返して砂湯キャンプ場へと戻ってきた。

穏やかな湖畔を望みながら落ち着いた気分で夕食をとる。セコマのジンギスカンでパーティだ。

ふるけん
ふるけん

ちなみに写真左上のクッカーがかなり優秀で、キャンツーに行くときはいつもこれで調理しています。 信頼・安心の国内メーカー「snow peak」製の定番品で、コスパも最高ですよ。

snow peak コッへル・クッカーセット トレック 900ml
信頼の国内メーカー「スノーピーク」製の定番クッカー。使いやすさに徹底的にこだわって設計され、余計な装飾のないシンプルな作りです。これ一つで炊飯、パスタ、ラーメン、スープまで何でもこなせる万能品。コンパクトな円筒形なので、キャンプツーリングでもかさばらないのが嬉しく、まさにライダーにぴったりのキャンプ用品。

風もなくのんびりと過ごせ、荷物の搬入・搬出を除けば終始快適なキャンプだった。

振り返るとこの日は、いたるところで濃霧に視界を遮られる「霧の一日」だった。

「明日は天候が回復するといいのだけど…」

そう願いながら、早めに就寝することにした。

Day6 の走行距離 : 238km


ツーリングマップル 北海道2021
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