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「ハローストレージ」と「加瀬のレンタルボックス」の2社。バイク専用コンテナを実際にレンタルして、いろいろと比べてみました。
コンテナのサイズや設備、実際の使用感、大型バイクの出し入れの方法など、実際のユーザー目線で比較・レビューします。
それぞれどんな違いがあるのか、写真・動画・比較表を使ってわかりやすく解説していきます。
使い勝手を評価したうえで、どのような場合にどちらがおすすめなのかも紹介します。
バイクコンテナの基本情報
まず、両社のバイクコンテナに関する基本情報を確認します。
ちなみにバイクコンテナを借りるときは、これら業界大手2社のどちらかを選ぶ人がほとんどです。
概要
それぞれの概要は下表のとおりです。
ハローストレージ | 加瀬のレンタルボックス | |
---|---|---|
コンテナ名称 | ハローバイクボックス | バイクボックス バイクキャビン |
展開エリア | 全国 | 全国 |
最低契約期間 | 2か月 | 2か月 |
WEB申込 | 可能 | 可能 |
最短利用開始 | 2日後から | 翌日から |
こう見ると大きく変わりませんが、コンテナのサイズや付属設備などは異なります。
ハローストレージ
ハローストレージでは、「ハローバイクボックス」という名称で、バイク専用コンテナを貸し出しています。
掲載物件数No.1の業界大手で、全国エリアに展開。WEBから24時間申し込みでき、最短で2日後から利用スタート可能です。
ガレージのような見た目が特徴で、スマートな印象です。それもそのはず、実は製造元はバイクガレージの専門メーカーです。
コンテナの最低契約期間は2か月※なので、短期利用も可能。
※例:利用開始日が1/31の場合、2月末日まで
また、月額料金が少し安い「汎用コンテナ」にバイクを収納することも可能です。
今回のレビューでは、バイク専用の「ハローバイクボックス」を実際にレンタルしています。
公式サイト:ハローストレージ
加瀬のレンタルボックス
加瀬のレンタルボックスでは、「バイクボックス」と「バイクキャビン」という名称で、二つのバイク専用コンテナを貸し出しています。
それぞれ見た目や仕様に大きな違いはありません。扉や内部構造が違うだけで、サイズもほとんど変わりません。
こちらも全国エリアに展開していて、WEBから24時間申込可能。最短で翌日から利用スタート可能です。
まさにコンテナといった無骨な見た目が特徴で、バイク保管に適した形に改造しています。
コンテナの最低契約期間は、ハローストレージと同じ2か月※です。
※例:利用開始日が1/31の場合、2月末日まで
加瀬のレンタルボックスにも汎用コンテナがあります。
今回のレビューでは、バイク専用の「バイクボックス」を実際にレンタルしています。
公式サイト:【加瀬のレンタルボックス】
この記事では、2社の専用コンテナをあわせて「バイクコンテナ」と呼びます。
コンテナサイズの比較
両社のバイクコンテナのサイズを比較します。工事現場でも使われるメジャーを使って、現地で計測した実寸値を紹介します。
今回レンタルしたのは、どちらも東京都大田区にあるバイクコンテナ。東京・神奈川・埼玉・千葉などの首都圏によくあるタイプです。
※同じレンタル会社でも、物件によってサイズが異なる場合があります
寸法(3種類)の比較表
実寸サイズを下表にまとめました。
計測は、「外寸」「内寸」「開口部」の3種類で行いました。また、単位はセンチメートル(cm)で表し、10ミリメートル(mm)未満は省略しています。
ハローストレージ | 加瀬のレンタルボックス | |
---|---|---|
広さ | 2帖 | 2.1帖 |
外寸 | 幅116cm × 奥行263cm × 高さ207cm | 幅138cm × 奥行280cm × 高さ193cm |
内寸 | 幅110cm × 奥行252cm × 高さ192cm | 幅130cm × 奥行267cm × 高さ180cm |
開口部 | 幅96cm × 奥行0cm × 高さ160cm | 幅128cm × 奥行0cm × 高さ175cm ※ダンパー部分の幅100cm |
※いずれも実寸のため、公式サイト上の表記と異なる場合があります
三つの寸法では、特に内寸と開口部の大きさが重要です。この二つは、バイクの出し入れや収納面に関わります。
外寸:壁を含めた全体の大きさ
外寸(外寸)とは、壁の厚みも含めた全体の大きさのことです。
3種類の中では数値が最も大きくなりますが、実際に使えない部分まで含んでいるため、有効な寸法ではありません。
外寸はあまり意味がないので、外観写真だけ示して詳細説明は省きます。
ハローストレージ
加瀬のレンタルボックス
次の内寸と開口部のほうが重要なので、そちらを重点的に解説していきます。
内寸:実際に利用可能な大きさ
内寸とは、バイクコンテナの中で実際に利用可能な大きさのことです。
外寸よりは数値が小さくなりますが、バイクを収納する際の有効な寸法となります。また、コンテナ内での動きやすさにも関係します。
ハローストレージ
幅 | 110cm |
奥行 | 252cm |
高さ | 192cm |
幅が100cmあるので、ほとんどのバイクを収納可能。ただ、排気量1000cc以上の大型アドベンチャーなどは苦労しそうです。
奥行は十分な長さです。リアキャリアにトップケースを装備したバイクも、そのまま収納可能です。
高さに余裕があるので、背の高い人でもコンテナの中でかがむ必要はありません。
ちなみに、身長171cmの人間がコンテナ内に入るとこんなイメージ。
横幅100cmだと両腕がまっすぐ伸びきらず、少し窮屈な感じです。高さ192cmだと両腕が天井までだいたい伸びきります。
加瀬のレンタルボックス
幅 | 130cm |
奥行 | 267cm |
高さ | 180cm |
幅が130cmあるので、どんなバイクでも余裕で収納可能。サイドパニアを装備した大型アドベンチャーもラクに収納できます。
奥行も十分で、幅・奥行ともにゆとりを感じられます。
一方で、高さが180cmと少し抑えられています。背の高い人は窮屈さを感じる天井高です。
ちなみに、身長171cmの人間がコンテナ内に入るとこんなイメージ。
横幅130cmだと両腕がまっすぐ伸びきりませんが、窮屈さはさほど感じません。高さ180cmだと両腕が伸びきらず、少し窮屈な感じです。見上げると天井がかなり近いです。
開口部:出し入れで使える大きさ
開口部とは、コンテナにバイクを入庫(出庫)するときの入口(出口)にあたる部分です。
この開口部のサイズで、出し入れ可能かどうかが決まります。高さはあまり問題になりませんが、幅が狭いと出し入れに苦労しがちです。
ハローストレージ
幅 | 96cm |
高さ | 160cm |
シャッター両端の柱(レール)がある分、内寸の幅より16cm狭くなっています。出し入れに支障はないですが、注意しないとミラーがぶつかりそうです。
内寸の写真と比べて、両腕を横に伸ばしたときの肘の曲がり具合がかなり窮屈です。
シャッター収納部が上部にあるため、内寸の高さより32cm低くなっています。出し入れの際に頭をぶつけないよう注意が必要です。
加瀬のレンタルボックス
幅 | 128cm ※ダンパー部100cm |
高さ | 175cm |
左右ドアが観音開きのため、幅・高さともに内寸と大きく変わりません。
その証拠に、内寸の写真と比べても、両腕の曲がり具合がほとんど変化していません。
ミラーをぶつける心配もありません。
スロープに付属する油圧ダンパーが足元にあるので、足元の幅は100cmと狭いです。
BMWのボクサーツインなど、エンジンが横に張り出している車種は注意が必要。
コンテナ設備の比較
両社のバイクコンテナの設備面を比較します。ドアや鍵、スロープ、収納棚など、コンテナに付属するものについて紹介します。
ドアの構造と開閉
ハローストレージ
構造 | シャッター |
開閉 | 昇降式 |
いわゆるガレージのつくり。シャッターで開け閉めでき、ひと手間なのでとても簡単です。
入口上部に巻き取り式のシャッター収納部があり、「ガラガラガラッ」という感じで上げたり下げたりできます。
加瀬のレンタルボックス
構造 | 左右ドア |
開閉 | 観音開き |
つくりは完全にコンテナ。左右ドアを1枚ずつ開け閉めします。難しくはないですが、シャッターと比べると少し面倒です。
取っ手部分のドアハンドルを手前に引き、一旦ロックを解除します。その後、ドアを左右に広げて観音開きにします。
鍵・施錠方法
ハローストレージ
鍵の種類 | 南京錠 |
契約時鍵交換 | あり |
多重ロック | 最大4個まで可 |
標準で写真の南京錠が1個付属します。世界最古の錠前メーカーの一つ「Yale」が製造した鍵で、切断に強くかなり頑丈です。
施錠時は、U字の金属をシリンダーに押し込んでキーを回すだけ。動きもスムーズで操作は簡単です。
最初に新品の鍵が用意されています。鍵代は契約料金に含まれていて、追加費用なしで解約後に持ち帰り可能。契約時に鍵交換されるるので、防犯面で安心です。
シャッター部に1個と防犯バーに3個、最大4個の多重ロックが可能。
加瀬のレンタルボックス
鍵の種類 | 南京錠 |
契約時鍵交換 | なし |
多重ロック | 最大2個まで可 |
同じく、標準で南京錠が1個付属します。ドイツの鍵メーカー「ABUS」の製造品。
丸い形状が特徴で、キーを回すだけで施錠・解錠できます。ただ、指定の施錠場所(ハンドル穴)にロックするのに少し時間がかかります。
契約時の鍵交換はなく、基本的に使いまわしているようです。というわけで、防犯面で少し不安が残ります。
左右ドアに施錠でき、最大2個の多重ロックが可能。
スロープ
ハローストレージ
設置場所 | 外部 |
地面と床の高さ | 11cm |
傾斜 | 2.6° |
外側にあるスロープを手前に倒して使います。厚みのあるスロープの傾斜は2.6°と、コンテナ床とほぼフラットになるよう絶妙に設計されています。
傾斜がほとんどなく、出し入れが抜群にしやすいのが最大の特徴。足を乗せる部分は、網状に滑り止め加工されています。
とにかく平坦なので、女性でも軽い力で出し入れできます。雨の日も滑る心配がありません。
加瀬のレンタルボックス
設置場所 | 内部 |
地面と床の高さ | 16cm |
傾斜 | 12.8° |
スロープは内側に格納。薄い金属版が、コンテナ床から、地面に向かって斜めに倒れてきます。
傾斜が12.8°あるので、出し入れには少し注意が必要です。足を乗せる部分は、一部網状の滑り止め加工あり。
コンテナ床面までバイクを押し上げる脚力が必要。雨の日は滑るリスクがあります。
収納棚・ラック等
ハローストレージ
幅×奥行 | 110cm × 45cm |
天井との距離 | 45cm |
ハンガーフック | 自由利用可 |
標準で専用の収納棚が付属します。コンテナと同じ材質のため、見た目に統一感があってスマートです。
幅110cmの棚にグローブやヘルメット、バッグなどを置けます。高さ45cmと余裕があるので、高さのあるシートバッグも収納できます。
専用のハンガーフックはありませんが、上部に溝があるので、どこでも自由に架けられます。
加瀬のレンタルボックス
幅 × 奥行 | 110cm × 34cm |
天井との距離 | 38cm |
ハンガーフック | 4個 |
標準で収納棚が付属。ただ、固定金具に木の板を乗せただけの後付けなので、少し違和感があります。
幅は110cmと同じですが、奥行が34cmと少し短めです。奥行の長いシートバッグは収容に苦労しそうです。
また、天井との距離が若干近いので、高さのあるシートバッグは天井に擦ってしまいそうです。
専用のハンガーフックが左右2個ずつ、計4個あります。
床(フロア)
ハローストレージ
保護マット | あり |
プレート | あり |
床には、ゴム素材のフロアマットが敷かれています。また、金属製のスタンドプレートは、マットや床への傷を防止します。
解約・退室時には「原状回復義務」があり、大きな汚れがあると清掃費用を請求される場合があります。
しかし、マットを標準装備しているので汚す心配がなく安心です。足を滑らせる恐れもありません。
加瀬のレンタルボックス
保護マット | なし |
プレート | なし |
フロアマットなどの付属物はありません。
もちろんこのままでも使用できますが、汚れ対策のためにマットなどを自前で用意すると安心です。
雨天走行後には、意図せずチェーンから油分が垂れる場合もあるので、注意が必要です。
また、濡れた靴で室内に入る場合には、スリップする恐れがあります。
出し入れ(入出庫)の比較
両社のバイクコンテナの出し入れについて、実際の入出庫シーンを動画で比較・紹介。2~3パターンの方法から、最も適したやり方や注意点などを解説します。
バイクの入れ方
ハローストレージ
押し歩き | ○ |
歩き+半クラッチ | △ |
乗車+半クラッチ | ○ |
傾斜がなくフラットなので、押し歩きが最も適しています。確実に入庫できるので、最も多用する入れ方になるはずです。
ただ、開口部の天井が160cmと低いので、頭をぶつけないよう注意する必要があります。
歩き+半クラッチは、できれば避けたほうが賢明です。横幅にそこまで余裕がないので、勢い余って体と反対側のミラー(右)をぶつける可能性があります。
乗車+半クラッチも、安定感のある確実な入庫が可能。大柄な体つきで、押し歩きだと窮屈に感じる人には、乗車+半クラッチが合います。
加瀬のレンタルボックス
押し歩き | ○ |
歩き+半クラッチ | ○ |
乗車+半クラッチ | △ |
傾斜があるので、押し歩きには少々脚力が必要です。これで問題ない場合は、最も多用することになります。
小柄な人や脚力に自信がない人は、歩き+半クラッチのほうが安定感のある入庫ができるかもしれません。横幅にゆとりがあるので、普通に前進すればミラーをぶつける心配もありません。
乗車+半クラッチは最も適しません。傾斜があるので、前輪を乗り上げていくと途中から足がつかなくなります。失敗してコケるリスクが一番大きいです。
バイクの出し方
ハローストレージ
押し歩き | ○ |
乗車+バック | ○ |
入庫と同じく、フラットなので押し歩きはとても簡単。ただ、後ろに気を取られて頭をぶつける恐れがあるので、注意が必要です。
乗車+バックが最も適しています。頭をぶつける心配もなく、横と後ろを確認しながら確実な出庫が可能です。
加瀬のレンタルボックス
押し歩き | ○ |
乗車+バック | △ |
押し歩きが最も適しています。スロープで滑らないよう、腰を低く落として一歩一歩確実に後退すれば、安定感のある出庫が可能です。
一方で、乗車+バックは適しません。途中で足がつかなくなるので、不安定になります。また、スロープと床の接触面が山になっているので、前輪が引っかかって立ち往生するリスクがあります。
料金の比較
両社のバイクコンテナの料金について、実際の契約内容に基づいて比較します。初期費用と月額料金をもとに、短・中・長期の支払シミュレーションも紹介します。
なお、比較のために契約(Web申込)は同日に行いました。また、キャンペーン適用期間も同条件の物件を選んでいます。
料金はエリアによって大きく変わりますが、今回レンタルした東京都23区内は全国で最も料金が高いエリアです。
月額料金と初期費用
まずは、初期費用について簡単に紹介します。詳細な内訳は後述します。
ハローストレージ
エリア | 東京都大田区 |
最寄駅徒歩 | 7分 |
月額料金 | 17,700円 |
キャンペーン適用 | あり |
初期費用 | 17,906円 |
最寄駅徒歩7分の好立地物件。毎月の料金は、使用料15,500円と管理費2,200円で計17,700円。
キャンペーン内容は、①事務手数料無料+②3か月使用料半額と、かなりお得です。
初期費用17,906円には、申込当月と翌月の利用料が含まれます。これだけで少なくとも、翌月末まで利用可能。
初期費用としてはかなり安いので、気軽に利用をスタートできます。
加瀬のレンタルボックス
エリア | 東京都大田区 |
最寄駅徒歩 | 8分 |
月額料金 | 19,800円 |
キャンペーン適用 | あり |
初期費用 | 28,600円 |
こちらも最寄駅徒歩8分の好立地物件。管理費等の区分はなく、毎月の料金は19,800円。
キャンペーン内容は、3か月使用料半額です。
初期費用28,600円には、事務手数料と翌月の利用料が含まれます。これだけで少なくとも、翌月末まで利用可能。
ハローストレージと比べて初期費用が高いのは、キャンペーン内容に事務手数料無料が含まれないからです。
※月額料金はエリア・物件により異なります。ハローストレージの初期費用には初月日割使用料が含まれるため、申込日のタイミングにより金額が異なります
料金明細内訳
上記の初期費用の内訳について、さらに詳細な情報を紹介します。両社とも、初期費用・月額料金はクレジットカード払いが可能です。
ハローストレージ
事務手数料 | 15,500円 |
無料キャンペーン | -15,500円 |
日割使用料(初月) | 3,612円 |
半額キャンペーン | -1,806円 |
管理費(初月) | 2,200円 |
月額使用料(次月) | 15,500円 |
半額キャンペーン | -7,750円 |
管理費(次月) | 2,200円 |
安心保証パック | 550円 |
鍵買取料 | 4,400円 |
Web申込割引 | -1,000円 |
合計 | 17,906円 |
事務手数料は月額使用料の1か月分に相当。キャンペーン適用で事務手数料が実質0円に。
日割使用料は、利用を開始した当月25日~末日(7日間)の金額です。
3か月間の使用料半額キャンペーンは、管理費を除く月額利用料に適用されます。管理費はエリア・物件に関わらず、2,200円の均一料金。
安心保証パックは、トラブル対応が無料になったり解約時の室内清掃料が0円になったりするオプション。
鍵買取料は、前述した南京錠の鍵交換に相当。最後に-1,000円のWeb申込割引が適用され、初期費用は17,906円となります。
加瀬のレンタルボックス
事務手数料 | 19,800円 |
月額使用料(次月) | 19,800円 |
半額キャンペーン | -9,900円 |
Web申込割引 | -1,100円 |
合計 | 28,600円 |
事務手数料は月額使用料の1か月分に相当。これに対するキャンペーン適用は特になく、19,800円が計上されます。
日割計算はありません。加瀬のレンタルボックスの特徴として、申込日のタイミングに関わらず、初月の利用料が無料になります。
3か月の使用料半額キャンペーンで、次月使用料の19,800円が半額に。
最後に-1,100円のWeb申込割引が適用され、初期費用は28,600円となります。
短・中・長期の支払シミュレーション
上記の初期費用と月額使用料に基づき、一定期間内の総額支払料金を比較します。
短期(3か月)、中期(6か月)、長期(12か月)の支払シミュレーションを行いました。
ハローストレージ
短期(3か月) | 28,406円 |
中期(6か月) | 83,156円 |
長期(12か月) | 192,656円 |
3か月の半額キャンペーンが適用され、短期利用では28,406円と比較的安価に利用できます。
中期~長期利用では月額使用料が通常料金になるので、短期と比べて支払額が大きくなります。
加瀬のレンタルボックス
短期(3か月) | 38,500円 |
中期(6か月) | 97,900円 |
長期(12か月) | 216,700円 |
3か月の半額キャンペーンが適用され、短期利用では38,500円となります。
長期利用では総額216,700円と、ハローストレージと比べて24,044円高くなります。
月額利用料の差も関係しますが、初期費用における事務手数料の有無が大きく影響しています。
全体評価・レビュー
ここまで見てきた様々な比較情報に基づき、両社のバイクコンテナをそれぞれ総合評価します。実際に利用してみて感じた、個人的な感覚でのレビューです。
ハローストレージ
スロープに傾斜がなくフラットなため、出し入れのしやすさは抜群。シャッター開閉は手間いらずで、時間もかかりません。
専用の収納棚やフロアマットも付属し、利便性にも優れます。バイクガレージ専門メーカーの規格品をレンタルしているので、このあたりはさすがといった感じです。
多重ロックが最大4個まで可能で、防犯性も十分。
唯一気になるのは、開口部の幅が95cmで重量級バイクの出し入れには苦労しそうな点。
加瀬のレンタルボックス
スロープに傾斜があり、出し入れのしやすさはハローストレージに劣ります。左右ドアの開閉も、シャッターに比べると若干手間です。
見た目はまさにコンテナで単純な箱ですが、後付け収納棚やハンガー掛けをしっかり装備。バイク収容用に特化しているので、使い勝手は十分。
最大のメリットは、物理破壊に強く防犯性に優れるという点。これ以上ない鉄壁の守りです。
幅・奥行にゆとりがあるので、車種によっては250cc+原付など2台持ちできる可能性も魅力。
※評価は、筆者のレンタル物件に基づく
車種・状況別のおすすめは?
最後に、どんな場合にどちらのバイクコンテナが適しているのか、車種・状況別のおすすめを紹介します。
バイクコンテナ初心者におすすめなのは「ハロー」
スロープが平坦で出し入れしやすいハローストレージは、万人におすすめできます。
特に「バイクコンテナの利用は初めて」という初心者や、「小柄で力が弱いので出し入れが不安…」という人におすすめです。
物件選びの失敗リスクを最小限に低減してくれるので、間違いない選択が可能。
横幅が広い重量級バイクにおすすめなのは「加瀬」
小型~大型まで、ハローストレージでほとんどのバイクを収納できますが、横幅が広い車種だと少し注意が必要。
特にハーレー等の大型クルーザー、1000cc以上のビッグアドベンチャーなどの重量級バイクの場合、横幅にゆとりのある加瀬のレンタルボックスがおすすめです。
防犯性を重視したい場合におすすめなのは「加瀬」
防犯性を重視したい場合にも、鉄壁の守りで愛車を守れる加瀬のレンタルボックスがおすすめ。
特に「高級車なので防犯対策を徹底したい」という人や、「プレミア付きの旧車なので盗難が心配…」という人におすすめです。
ただ、ハローストレージと比べれば、出し入れや使い勝手に少々劣り、雨天時のスリップリスクも残ります。
まとめ
以上ここまで、「ハローストレージ」と「加瀬のレンタルボックス」のバイク専用コンテナについて、実際の使用感などをユーザー目線で比較してきました。
細かな点ではいろいろ違いますが、どちらも専用品として設計されているので、「バイクを安全に保管したい」という基本ニーズを確実に満たしてくれます。
それぞれの長所や短所を踏まえ、自分の状況や好みに応じて適切な選択をするのがよいでしょう。
バイクコンテナの利用を検討する場合、単純なコストだけを見てしまうと、比較的高いと感じるかもしれません。
しかし、大人の趣味としてバイクを楽しむことを考えると、趣味活動の生産性を上げ、生活を豊かにする価値ある投資になると思います。
公式サイト:ハローストレージ
公式サイト:【加瀬のレンタルボックス】