2020北海道ツーリング Day8:野付半島~別海~北太平洋シーサイドライン~厚岸~釧路湿原

北海道ツーリング2020-Day8

ふるけん

2020年夏、北海道の絶景をバイクツーリングで巡る9日間の旅に出ました。日本海に沿って延びる長大な絶景シーサイドライン、手つかずの大自然が残る道東を走る大展望ロードなど、ライダーなら一度は走りたい絶景ロードの数々を巡ることができました。そんな一生忘れられない感動の連続を、デジタル一眼で撮影した高精細な写真とともにレポートしていきます。ツーリング・ドライブの企画にお役立てください。

Day8では、野付半島、厚岸、釧路湿原などを巡りました。

野付半島で見たナラワラは、最果て感のある絶景でした。また、厚岸で食べたカキフライは、人生最高の美味しさでしたね

それでは、北海道を巡る絶景ツーリング紀行、Day8のはじまり はじまり

Day8の主な旅程

絶景道:野付半島

絶景道:北太平洋シーサイドライン

美食:厚岸カキ

景勝地:釧路湿原
宿泊地:上士幌航空公園キャンプ場(2回目)

朝の出発

北海道ツーリングもあっという間に8日目を迎えた。

天気は晴れ、今日も好天に恵まれる。

中標津から野付半島を経由して太平洋沿いの海岸道路を通りながら、釧路湿原、帯広方面を目指す。

中標津

朝目覚めると晴れていたので、再度展望台から周囲を見渡してみた。日の光に照らされて緑がまぶしく見える。

開陽台

ここからまずは野付半島を目指す。

ミルクロード

開陽台の近くにも走って楽しい道がある。ミルクロードだ。「牛乳を出荷するタンクローリーが走る一直線の道」からその名前がついた。

ミルクロード

なだらかなアップダウンがある道がまっすぐに伸びる快走路だ。

一直線のダート道

このミルクロードと交わるもう一つの直線路が「一直線のダート道」。

一直線のダート道

こちらは未舗装路のためスピードは出せない。道幅は狭く、ダンプカーも通行しているためオンロード車で奥までいくのは控えた方がよさそう。

野付半島

開陽台から約40分ほど走って野付半島に到着した。野付半島は、全長28kmにわたる細長い半島で、日本最大の砂嘴(さし)の半島。両脇を海で挟まれた道を走ることができ、独特の海岸ツーリングを楽しめる。

野付半島

野付半島・野付湾は、湿地の保全に関するラムサール条約に登録されている。

ナラワラ

観光名所のナラワラ。海水で浸食され、風化したミズナラなどの木々が立ち枯れたまま林をつくっていて、荒涼とした風景が広がる。

ナラワラ

枯れて朽ちていく植物。いずれは完全に消滅してしまうのだろう。ここでしか見られない独特の景色だ。

道道950号野付風蓮公園線

砂嘴と呼ばれるくちばし状の地形を貫く道が、道道950号野付風連公園線。道のすぐ両脇まで海が迫っていて、細長い野付半島の独特な形状が実感できる。

砂嘴を貫く海岸道路

道のすぐそばにある海がきらきら光って美しい。晴れの日に走るのが気持ちよい、素晴らしい海岸ロード。まさに絶景道だ。

ちなみに、道道950号野付風蓮公園線は「絶景ロード100選」に選出されている。道路情報やアクセス、見どころに関する詳細情報は以下で確認できる。

道道950号野付半島-バイクで巡る絶景道(日本百名道) 道道950号野付半島(絶景ロードNo.004)
道のすぐそばに海が迫る
光る海面

半島の奥まで走ると野付半島ネイチャーセンターがある。北側には国後島があり、晴れていれば島を見通せるよう。案内板には「近くて遠い島」のメッセージが刻まれている。これまであまり意識してこなかった、北方領土について考えさせられる。

別海

野付半島を後にして、北太平洋を目指す。

床丹橋

国道244号を南下している最中、床丹川に架かる床丹橋(とこたんばし)を通る。無造作に置かれていたホタテの貝殻が可愛らしく、目がついた。

床丹橋

標津線奥行臼駅跡

奥行臼駅(おくゆきうすえき)は、野付郡別海町奥行にかつて存在した、北海道旅客鉄道(JR北海道)標津線の駅。1989年に廃駅となった後も、駅舎は昭和初期の建築当時のままに現存している。

奥行臼駅跡

駅舎・詰所とホームは、別海町の有形文化財に指定されている。当時の面影をそのまま残す駅舎内には、往時の運賃表と古びた時刻表がそのま残されている。

往時の運賃表
古びた時刻表

文化財として手入れされているからか、廃墟感は一切ない。木造建築特有の温もりがあり、何とも言えない懐かしさを感じさせる。

道道988号

太平洋に向かって道道988号を進んでいくと途中、丘の上の牧草地帯がある。放牧中の牛たちが草を食む牧歌的な様子に心が和む。

牧草地帯

晴れの中進んできたが、進行方向の南側にはうっすらと霧が立ち込めているように見えた…。

北太平洋シーサイドライン

広尾町から根室市の納沙布岬まで、300km以上にもおよぶ海岸道路の総称が北太平洋シーサイドライン。特に釧路から根室までの道道142号線が、ツーリングルートとして人気がある。

道道142号に出ると、あたり一面の濃霧。いやな予感が当たってしまう。数十メートル先も見通せないほど視界が悪い。

濃霧の道道142号

実はこのあたりの地域は、特に夏の時期に霧が立ち込めやすい。太平洋沿岸部で発生する海霧が内陸部に流入してくるからだ。

羨古丹駐車公園

しばらく走っていると、突然霧が晴れてきた。濃霧に包まれていたのは海のすぐ近くだけだったようだ。高台にある羨古丹(うらやこたん)駐車公園は展望がよいスポット。

羨古丹駐車公園からの眺め

公園から浜中湾と太平洋を見下ろしながら、左には切り立った崖が見える。

羨古丹駐車公園付近

浜中湾に向かって伸びる道を走っていくと、広大な太平洋の絶景が目の前に広がる。

幌戸沼付近

タンチョウが降り立つこともある幌戸沼付近では、海に面した道が緩やかにカーブする。雄大な太平洋を望みながら、気持ちのよいシーサイドラインを駆けていく。

幌戸沼付近

厚岸

北太平洋シーサイドラインを進むと厚岸に至る。道の駅で遅めのランチを取ることにする。

道の駅厚岸グルメパーク

厚岸産の牡蠣を中心に、魚介市場やレストランで山海の美味を堪能できる、グルメな道の駅。施設の3階には展望塔があり、厚岸の街並みと厚岸湖を一望できる。

展望塔からの眺め

厚岸のミルク

厚岸産の牛乳を低温殺菌で仕上げた「あっけし極みるく」。濃厚なミルクの味わいが絶品。この旅の最中、各地で牛乳を飲んだが、これが最も美味しかった。

あっけし極みるく

厚岸のカキ

厚岸と言えばカキの名産地。淡水と海水が入り混じる天然の漁港、厚岸湖でとれるカキは特別に美味しい。厚岸産の肉厚カキフライをいただくことにした。

厚岸産カキフライ

味は言うまでもなく美味。金箔の乗ったタルタルのほか、塩、ソースの3種の味付けでいただいた。

釧路湿原

釧路平野に位置する日本最大の湿原が、釧路湿原。北海道東部を流れる釧路川とその支流を抱く湿原を取り囲む丘陵地から成る。全域が国立公園として指定・保護されていて、その面積は28,788ha。

細岡展望台

広大な湿原を展望するなら、細岡展望台がおすすめ。釧路湿原の東側に位置する展望台で、釧路川の大きな蛇行と湿原の広がり、阿寒の山々など大パノラマが広がる。

細岡展望台

展望台までの道は最後の2kmぐらいが砂利道となり走りづらい。オンロード車は結構気を遣う。

釧路川

湿原内をくねくねと蛇行する釧路川は、まさに自然がつくった奇跡の絶景。手つかずの広大な水平的景観がどこまでも続く、他では見られない特異な景色が素晴らしい。

湿原を蛇行する釧路川

そして帯広へ

釧路湿原を後にして、帯広方面を目指す。明日は最終日で苫小牧港へ向かうため、西に向かって移動しておきたいからだ。

本日の野営地は、初日にキャンプ泊した「上士幌航空公園キャンプ場」。夜遅くでもテントを張れるので、使い勝手がよい。

ほぼ日没と同時に到着し、急いでテント設営と夕食を済ませた。当然ここでも、連日連夜のセコマ飯だ。

次の写真中央、クッカーで調理する味付きジンギスカンが絶品だ。2日前にも食べたばかりだが、とても美味しかったので早くもリピートしてしまった。

ふるけん
ふるけん

ちなみにこのクッカーがかなり優秀で、キャンツーに行くときはいつもこれで調理しています。 信頼・安心の国内メーカー「snow peak」製の定番品で、コスパも最高ですよ。

snow peak コッへル・クッカーセット トレック 900ml
信頼の国内メーカー「スノーピーク」製の定番クッカー。使いやすさに徹底的にこだわって設計され、余計な装飾のないシンプルな作りです。これ一つで炊飯、パスタ、ラーメン、スープまで何でもこなせる万能品。コンパクトな円筒形なので、キャンプツーリングでもかさばらないのが嬉しく、まさにライダーにぴったりのキャンプ用品。

その後、ほどよい気温の中、心地よい一夜を過ごした。

Day8 の走行距離 : 393km


ツーリングマップル 北海道2021
北海道を訪れる全ライダー必携の書。ツーリングマップルがなければ、北海道ツーリングの楽しみは半減してしまうと言っても過言ではありません。あなたが走るべき道は、すべてここに載っています。北海道を走っていると、スマホの電波が入らない場所がありますが、これがあればそんな時でも安心してツーリングを楽しめます。

北海道キャンピングガイド2021
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