こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- バイクの寿命を縮めるNG行為・運転
- 危険度チェック!知らないうちにバイクの寿命を縮めている!?
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は、バイク歴10年超のライダーです。過去に原付バイクをノーメンテで乗り回した結果、廃車にした苦い経験があります。それから、バイクの寿命について徹底的に研究した結果、旧車(SRX400)をノートラブルで5.6万キロ以上走らせることに成功しました。
今回は、バイクの寿命を縮めるNG行為5つについて解説します。
僕には過去に、知らずにこのNG行為を4つもやり続けた結果、エンジンを壊して廃車にしてしまった実体験があります。
自分の無知でバイクを傷つけ寿命を縮めてしまったことが、何よりショックで悔しかったです・・・。いまだにこれは、僕のバイクライフの中で最も辛い体験です。
同じライダーとして、あなたにはそんな辛い体験をしてほしくありません。そう思って、僕はこの記事を書くことにしました。
NG行為にいくつ当てはまるかで危険度も診断できるので、自分が愛車の寿命を縮めていないか簡単にチェックできますよ!
知らないと本当に怖いNG行為についてまとめたので、しっかり最後まで読んで、最悪の結末を避けられるライダーになってくださいね。
バイクの寿命を縮めるNG行為・運転
無意識にやってしまいがちなNG行為・運転を5つ紹介していきます。
- エンジン始動後すぐに急加速・全開で走り出す
- 長期間バイクに乗らない
- 日常的に高回転域を使って運転している
- オイル交換など定期メンテナンスをしていない
- バイクカバーをかけずに屋外で保管している
これから一つずつ解説していきますね。
その①:エンジン始動後すぐに急加速・全開で走り出す
朝の通勤通学で忙しい時間など、エンジンを始動してすぐにバイクを走らせる、という人も多いと思います。
実際に、僕も通学用のスーパーカブ50で毎日これを繰り返していました。
しかし、これは代表的なNG行為の一つなのです。なぜかというと、エンジンに大きな負担・ダメージを与えてしまうからなのです。
始動直後は、まだエンジンが冷えていてオイルが温まっておらず、エンジン本来の性能を100%発揮できる状態にありません。
バイクも人間と同じで、ウォーミングアップが大切です。寝起きにいきなり100m全力疾走させられれば、誰だってケガしたり体にダメージが溜まったりしますよね。
バイクを大事にして寿命を延ばす人は、暖機運転を確実に行っています。ちなみに、始動直後の急加速の危険性については、バイクメーカーも公式に言及しています。
その②:長期間(概ね3か月以上)バイクに乗らず放置している
長期間(概ね3か月以上)乗らずに放置されたバイクは、エンジンのオイル下がりや錆の発生など悪いことが起きがちです。
やはりバイクも人間と同じで、日常的に動いていないと、車体の各部がなまってしまいます。長期間の車両放置はNG行為なのです。
また、カバー無しで青空駐車など保管状況が悪ければ、1か月程度の放置であっても劣化がどんどん進むので、注意が必要です。
長期間乗れない場合でも、定期的にエンジンをかけたり、近所をひと回り走ったりしましょう。また、冬眠等でしばらく走らない時には、バッテリー端子を外して対策しましょう。
「たまにエンジンを動かして10分間アイドリングする」という人もいますが、これはかえって逆効果。カーボンが溜まったり、オイルの乳化を促進したりするなど、エンジンにとって悪影響です。
エンジンをかけるときは、少なくとも30分程度は実走行してあげましょう。
もし、長期間放置していたりカーボンが溜まっていたりする場合は、以下のような添加剤を使ってエンジン内の汚れを除去することができます。
僕も実際に普段から愛用しています。フューエルワンは3000~4000kmごとに行うオイル交換前に、1本分を2回に分けてタンクに注ぎ使っています。
その③:日常的に高回転域を使って運転している
高回転まで回してエンジンの醍醐味を楽しむ、という人も多いと思います。そうでなくても、125cc以下の小排気量バイクでは、常にアクセル全開で高回転を多用しがち。
実際に僕も、通学用の原付では毎日アクセル全開でレッドゾーンまで回していました・・・。
しかし、これもNG行為の一つ。理由は言うまでもなく、エンジンにとって非常に大きな負担になるからです。
エンジンが高温になり、エンジンオイルも急速に劣化しますし、油膜切れで焼き付きの可能性も高まります。時には高回転まで回してあげるのもいいですが、日常的な多様はバイクの消耗を早めます。
その④:オイル交換など定期メンテナンスをしていない
知識不足や面倒だからという理由で、オイル交換など定期メンテナンスをしていない人がたまにいます。
実際に僕も、中古の原付を1回もオイル交換しないまま、1万キロ以上も乗り回していました…
もちろん、これもNG行為の一つ。バイクは消耗品のかたまりなので、パーツ交換など定期メンテナンスをしないでいると、車体がどんどん痛んでいきます。
オイル交換をせずに乗り続けると、高確率でエンジントラブルを引き起こしますよ。
オイル交換については以下の記事で詳しく解説していますよ。
その⑤:バイクカバーをかけずに屋外で保管している
屋内に置けないから屋外でバイクを保管せざるを得ないという人は多いです。
そして、「盗難されるようなバイクじゃないから」などと考えて、バイクカバーもかけずにむき出しのまま保管している人も多いはず。
しかし、これもよくあるNG行為の一つ。先ほど言ったとおり、バイクは消耗品のかたまりです。
直射日光によって各部ゴムパーツの劣化は急速に進行し、雨水や湿気によって金属はどんどん錆びていきます。
特に、雨ざらしで屋外保管されているバイクは、高確率でドライブチェーンやスプロケットに錆びが発生しています。雨で油も流れ落ちた状態で走っていると、著しくパーツ寿命を縮めます。
カバーをかけずに屋外で雨ざらしになっているバイクは、通常の2~3倍の速度で劣化が進んでいると思ってよいです。
僕も昔は、「中古の原付だからカバーなんて必要ない」と思い込み、むき出しのまま屋外保管していました…
バイクカバーの選び方ついては、次の記事が参考になります。
以上、NG行為5選を紹介しました。このうち、あなたはいくつ当てはまりましたか?
危険度チェック!知らないうちにバイクの寿命を縮めている!?
次に、先ほどの5項目にいくつ該当したかで愛車の状態を診断できる、危険度チェックについてお伝えします。
あなたの愛車の寿命の危険度が簡単にわかるので、チェックしてみましょう。
- エンジン始動後すぐに急加速・全開で走り出している
- 長期間(概ね3か月以上)バイクに乗っていない
- 日常的に高回転域を使って運転している
- オイル交換など定期メンテナンスをしていない
- バイクカバーをかけずに屋外で保管している
危険度0%:どれも当てはまらない
車体各部へ適切な注意が向けられ、愛車を大事に扱えています。一般的なバイクよりも、車体の痛みや劣化は緩やかに進行しているため、全体的な寿命は長くなります。
愛車との付き合いを大事にしていて、模範的なライダーと言えるでしょう。今後も、しっかりといまの取り組みを継続していきましょう。
危険度30%:1つでも当てはまる
1つでも当てはまった場合、あなたの愛車の危険度は30%です。
一般的なバイクと同程度のスピードで、車体の痛みや劣化が進行しているため、全体的な寿命は長くもなく短くもなく通常のものとなるでしょう。
ただ、愛車を大切に思う気持ちはあるようですが、肝心なところで配慮が少し及んでいません。該当のNG行為をすぐにやめるよう、対策を考えてください。
とは言え、あなたのこれまでの取り組みはまずまず評価できるものです。今まで以上に愛車の各部へ注意を向けることで、もう一つ上のレベルを目指してください。
危険度80%超:3つ以上当てはまる
3つ以上当てはまった場合、あなたの愛車の危険度は80%を超えています。
バイクを大事に扱えているとは決して言えません。車体の痛みや劣化が急速に進行しているため、全体的な寿命は短くなります。そう遠くない未来に、最悪の結末が待っているかもしれません・・・。
いまからでも遅くないので、すぐにNG行為をやめ改善に励んでください。すでに車体には大きなダメージが蓄積していると思われますが、これから少しでも寿命を延ばせるように、延命措置を取りましょう。
ちなみに昔の僕は、4つ該当していたので、かなり危険度の高い状態でした。そして実際に、最終的には焼き付きでエンジンを壊してしまい、スーパーカブ50を廃車にしてしまいました・・・。
ご存知の通り、カブは頑丈なバイクとして知られていて、10万キロ以上走る個体も珍しくありません。そんなタフなバイクを当時の僕は、たったの2万キロ程度で廃車にしてしまったのです。
いま考えればこれは、NG行為をやり続けて寿命を縮めてしまったことによる、当然の結果でした。
以上、簡単危険度チェックでした!
いかがだったでしょうか。あなたの危険度は何%でしたか?
まとめ:NG行為に注意して愛車の寿命を長くしよう!
以上ここまで、バイクの寿命を縮めるNG行為について解説してきました。
危険度が低かった人も高かった人も、今後NG行為をしないように注意しながら、愛車の寿命を長くしていきましょう!
バイクの一般的な寿命については、以下の記事が参考になります。危険度が高かった人は、必ずチェックしてくださいね。